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かの有名なレモンパイを食べる

食べたことないけど憧れている食べ物のひとつにレモンパイがある。

角がしっかり立ったメレンゲの下に、黄色いレモンジュレが入っていて、見た目が非常に良いのが理想。

幼い時期からいいなと思っていたが、今はもう好き嫌いがはっきりした大人だから食べずともわかることもある。
味覚で言えばメレンゲに似てるマシュマロはそもそも好きではないから多分好みの味ではない。見た目だってフルーツがたくさんのったパイの方が美味しそうだ。

でも子供から気になっているモノって、こういった理屈では解決しない。
冷静になれない子供の部分では、まだレモンパイの存在にあこがれを感じている。

一度地元にできたタルト専門店で、理想に近いメレンゲレモンタルトを発見したことがある。星形のホイップ型で絞られたメレンゲが全体を覆っていて、香ばしく焼き色がついたタルト。


味も想像通りで感動はなかった。

ずっとあこがれ続けたレモンパイの味が想像通りなのは納得できない。名店の味を食べるべく、浅草周辺にある洋菓子レモンパイに行ってきた。

理想のレモンパイを追い続けている、子供のころの私に終止符が打てるかも。

田原町駅から店舗方面に歩いていると、曲がり角からケーキ箱を持った外国人が歩いてきた。その角を曲がれば、黄色と白のレトロな店構えが現れた。

わくわくしながら扉を開けると、優しそうなお姉様方が出迎えてくれた。


土日はメインのレモンパイが昼過ぎに売り切れることもあるらしいが、金曜の14時に到着した時点ではまだ置いてあった。

こちらの店内で食事はできないが、周辺のカフェで購入したケーキを持ち込み、食べられる場所もあるらしい。とても親切。

看板メニューはレモンパイだが、ここのチョコケーキも密かに人気らしいのでどちらも購入。チョコレートは溶けやすいケーキだから、キンキンに冷えたケーキを入れておきますねと対応してくれた。やっぱり親切。

その後、お買い物したり色々立ち寄ったりと、持ち帰るまでに5時間ほどかかってしまったが、きれいに梱包してくれていたおかげか、どちらもきれいに持ち帰ることができた。

レモンパイはメレンゲの層がぶ厚くこんもりとのっている。焼き色はそこまでなく、カリカリよりもふわふわめ。口に入れるとシュワーっと溶けて消える甘さは控えめのメレンゲだ。

レモンクリームは甘めだと思うが、しっかりレモンの酸っぱさもある。

パイの部分は持ち帰り時間が長かったからなのか、ちょっとだけしっとりしていた。

大部分がメレンゲなので、シュワーっと消えるようになくなる。カットの大きさが選べたので、4分の1カットでも美味しく食べられる量だと思う。

47エンド レモン味が大好き

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