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スプラトゥーンシリーズのTA・RTAを始めるすべての人へ

ようこそ、スプラトゥーンシリーズのTA・RTAの世界へ。ここではスプラトゥーンシリーズに挑戦を始める、あるいは始めようと思っているすべての人に知っておいてもらいたいことを綴っていこうと思う。


筆者の自己紹介

名前:いろは
スプラトゥーン2,3のヒーローモードTAを専門に走っています
スプラ2 ステージ別TA 23ステージでWRを保持(世界1位タイ)
スプラ3 ステージ別TA 25ステージでWRを保持(世界3位)
スプラ2 Hero Mode NG+ 日本1位


0.TAとRTAの違い(知らなくてもOK)

さて、自己紹介にてあえて「TA勢」であることを強調したが、TAとRTAには1つ大きな違いがある。
TAとは、「ゲーム内タイマー」を使用し記録とするもので、
RTAとは、「ゲーム外タイマー」を使用し記録とするものである。スプラトゥーンシリーズにおいては、以下の通りである。

スプラ1……RTA
スプラ2……ヒーローモード
     カテゴリークリア→RTA
     ステージクリア →TA
     オクト・エキスパンション→RTA
スプラ3……ヒーローモード
     カテゴリークリア→RTA
     ステージクリア →TA
     サイド・オーダー
     カテゴリークリア→RTA
     秩序の塔クリア →TA


1.RTAを始める人へ

RTAを始めるあなたは、タイム計測用アプリケーションと録画機材が必須になる。
タイム計測には、Livesplit(Windows)Splitter(macOS)をオススメしている。スマホやPC標準搭載のストップウォッチでも問題はないが、これらのアプリケーションはあった方がよい。どちらも無料なので安心して欲しい。
DLはこちらから↓
Livesplit

Splitter

続いて録画機材について。
一般的にはキャプチャーボードと呼ばれるものを使用しているが、SwitchLiteを使用していたり、PCがなかったり…という人はビデオカメラで直撮りしても問題ない。
筆者はAvermedia GC550 PLUSというキャプチャーボードを使用している。
キャプチャーボードについては、下のリンクから調べてみて欲しい。

2.TAを始める人へ

TAに必要なのは録画機材のみ。機材については、「1.RTAを始める人へ」を見て欲しい。すぐに始められるしハードルも低いことはTAのいいところだ。

3.どちらにも共通してした方がいいこと

記録申請のための準備をしていこう。やることは3つ

  1. Speedrun.comのアカウントを作る

  2. カテゴリーごとのルールをしっかり読む

  3. 申請用の動画を投稿するプラットフォームを決める

まず、Speedrun.comのアカウントを作らないことには始まらない。メールアドレスさえあれば作れるのですぐ作成できる。(このノートでは以降srcと表記します)
srcはこちらから↓

アカウント名には半角大小の英数字と「_(アンダーバー)」を使用することが出来る。既存のユーザー名は設定出来ない。
(srcには凄まじい量の広告が貼られているため、スマホで見るにはあまり向いていない。PCで見るのがいいだろう)
アカウントを作って初期設定が終われば、カテゴリーごとのルールを参照する必要がある。
このルールは英語で書かれているため、Deepl翻訳などの翻訳サービスを駆使しつつ、分からないところは先駆者兄貴達に聞くと優しく教えてくれる。
(スプラ3のステージ別はカテゴリールールの直訳を載せている、筆者が載せて欲しいと頼んだので)
申請するための動画のアップロードに関してだが、基本的にYoutubeかTwitchをオススメしている。Youtubeは解説などをあげたり、配信はしないがTA・RTAを楽しみたい人向け、Twitchは特に配信でRTAやTAをやりたい人向けである。なお、Twitchに永続アーカイブはないため、切り抜く必要があることは注意すべき点である。

4.記録申請の方法について

記録申請の方法について書いていく。必要なものはsrcのアカウントと申請用の動画のリンクの2つ。

スプラ3 ヒーローモードAny%を例に解説していく。
まず、下のリンクからsrcに飛ぼう。

そしたら、「記録を投稿する」という黄色いボタンを押す

すると、次のような画面に飛ぶので、必要な情報を入力していく。(長いため3枚)

  • フルゲームか、個別レベルランか→フルゲーム

  • カテゴリー→今回はAny%

  • Glitch Category→用語は後述、今回は仮にNo Patched Glitchesとする

  • プレイヤー→最初から設定されているため変える必要なし

  • タイム→hは時間、mは分、sは秒。たまにms(小数点以下)を要求されるカテゴリーもあるが、気にしなくてよい。

  • ビデオのURL→Youtube、Twitch、Google Drive、BiliBiliが使用可能

  • Ver→プレイしたバージョンを選択

  • 日付→記録を出した日を選択

  • 地域→「JPN/NSTC」を選択

  • プラットフォーム→Switch / SwitchLite / SwitchOLED(有機EL)から選択

  • コメント→書きたかったら書こう、特段必要なし

  • Split.ioのURL→書かなくてよし!

→書き終わったら、最下部の「送信する」ボタンを押す

これで申請は完了。かなりやること多いように見えるが、そうでもないのでどんどん走ってどんどん申請しよう。
申請後について、申請に抜けがなくルール上問題なければ、2週間以内に通知で「Your record has been Verified.」(あなたの記録は承認されました)というメッセージが届きます。
逆に何かしら問題があった場合は「Your record has been Rejected. Reason:~」(あなたの記録は棄却されました。理由は~)というメッセージが届きます。Reason以降の文をしっかり読み、再申請しましょう。

5.他の走者とコミュニケーションをとる方法

スプラトゥーンシリーズのRTAコミュニティでは、日本語と英語、2つのDiscordサーバーが用意されている
日本語→発言や情報が少ないが、日本語で交流できるという大きなメリットがある
英語→発言、情報も多いが、英語なので難しいのがデメリットである

筆者はどちらも入ることを基本的に推奨している。交流も情報収集も、この界隈ではかなり重要であるためだ。招待リンクを下に記すので、Discordアカウントを持っている人は積極的に参加して欲しい。
日本語→https://discord.gg/yHnTqKh7Qa
英語→https://discord.gg/GuSyHF8NT5


6.覚えておいた方がいい用語・カテゴリー名集

・GL,GG→それぞれGood Luck,Good Gameの略。走り始めにGL,走り終わったらGGでコメントしよう。
・Speedrun(ning)→TA・RTAの総称。
・ILs→Individual Levelsの略。ステージ別と訳される、ヒーローモードの各ステージを攻略するタイムを競うカテゴリーのこと。
・Any%→何がなんでもゲームクリアすればいいカテゴリー。スプラ3では修正されたグリッチを制限して区分けしている。
・All Missions→全ステージのクリアを目指すカテゴリー。
・All Collectables→ミステリーファイル、イリコニウムのように、集められるアイテムを全て回収するカテゴリー。
・Category Extensions→CEと略される、拡張カテゴリーのことで、なんでもあり。思いつきでやったRTAが採用されてブームになることもある。
・S1~3,OE,SO→それぞれSplatoon1,2,3、Octo Expansion,Side Orderの略。海外鯖でよく使われている。

おわりに

一緒にスプラトゥーンのSpeedrun楽しんでいきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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