恋愛は戦略的に攻略する ~計画はSWOT分析で考える~
理想の恋人が欲しい。
その為にまずすることは、理想の恋人の定義を明確にすること。
そしてその理想の恋人を得ることはどのくらい難しいことなのか。
越えなければいけないハードルはどのくらいあるのか?それを知る必要がある。
その為には、自分を知らなければいけない。
理想の恋人を手に入れるというゴールが今の自分からどのくらい遠いものなのかを知る必要がある。
大阪の天保山に上るくらい容易なことなのか、エベレスト登頂くらい果てしないものなのか。
登る山によって準備は全く変わるのだ。
天保山に上るのに、1週間分の食糧難かいらないだろう。
準備するのに時間がかかり期を逸する。
※考え方をくわしく知りたいという人は下部リンク先の「幸せを得るために最初にやらなきゃいけないこと」を読んでほしい
では、自分というのはどうやって知ることができるのか?
SWOT分析をすればよい。
中小企業診断士では基本のフレームワークだ。
成長戦略を立てる際に重要となる分析手法だ。
SWOT分析とは
SWOT分析とは
・S:強み
・W:弱み
・O:機会(チャンス)
・T:脅威
それぞれの英語表記の頭文字を取ったものになる。
SWOT分析を使えばどのように戦略を組み、どのように行動を作っていけばいいのか、戦略のアイデアがたくさん出てくる。つまり、理想の恋人を口説き落とすための方法・アイデアがわんさかわいてくるのだ。
経営コンサルティングでSWOT分析を行う際は、客観的な視点と主観的な視点の両方から取り組む。
まずは自分でやってみてほしい。
短所となる部分は極力各品が、長所をアピールポイントにし、脅威(ピンチ)を避けつつ、機会(チャンス)にコミュニケーションをとる。といった形になる人が多いだろう。
それも一つの戦略なのだが、使い方をもう少し工夫する。
SWOT分析の使い方
上記ではSWOTすべてを使って文脈を考えるという事提示したが、そのやり方だと質も量も足りず全く見当はずれな戦略となってしまう可能性がある。
そこでまずやってほしいのは、まずは自分で考えられるだけS(強み、長所)をテキストに書き出してほしい。
最低10個は考えてほしい。
それが終わったら次はW(弱み、短所)を10個。その次はO(機械、チャンス)、その次はT(脅威、ピンチ)と続けてほしい。
やってみたら分かると思うが、これが結構難しい。
弱みは比較的出てきやすいが、強みとなるとめっぽう難しくなる。
それでも絞り出すように書き出してほしい。
自分ひとりで考えても出なければ、友人・知人・家族に聞くと良いだろう。自分の気づいていない長所、短所が見えてくると思う。第三者意見は非常に大事である。是非やってみてほしい。
SWOTをそれぞれ10個ずつかけたら、次は下記の画像を参考に黄色のシートに、そのSWOTのすべてを書き写してほしい(図には仮にそれぞれ一つずつSWOTを入れている)。
書けたら次は①のスペースに「自分に来ているチャンス(O)にどうやって強み(S)を使うか」を。
②のスペースに「弱み(W)を克服し、自分に来ているチャンス(O)を掴むか」を
③のスペースに「強み(S)を使い、どうやってピンチ(T)を克服するか」を
を書いてほしい。
④は空欄で良い。
例えば
①「事前に練習をし、二人でバッティングセンターに行きカッコイイところを見せる」「一緒にキャッチボールをしてみる」
②「相手と付き合うために努力して野球好きになり(演技でもよい)、プロ野球トークで盛り上がる」「野球のことが良くわからないから、是非教えてほしいと伝える」
③「相手の家の近くのスポーツジムに一緒に通う」「終電で相手を家まで送り、帰りは走って帰る」
などだ。
こうしてみてもらうとわかると思うが、SWOT分析ができてしまうと相手とのコミュニケーション手段をいくつでも考えることができるようになるのだ(SWOT1個ずつの掛け合わせでこの数である。10個ずつ書き出していたなら、手段はいくらでも考えられるだろう)。
実行手段の優先順位をつける方法
色々考えられる手段だが、すべてをやることは時間、お金、体力の問題から難しいだろう。
そこでだ。優先順位をつけ方を伝授する。
簡単だ。
①の手段を最優先に。次いで②か③のどちらかやりやすく、効果が高そうなものを選んでやるのだ。
更に言うと、チャンス(O)の中で最も大きなチャンスだと感じるものを中心に考えればよい。
なぜならば相手が困っている事、相手が求めていること(ニーズ)を満たすために、自分が得意としていることを充てることができる手段はもっとも早く、簡単に実現でいるからだ。
余裕があれば②と③をやればいい。
なければとにかく①を考えたくさん実行するのだ。
最後に
SWOT分析は戦略、施策を考える際非常に有効な手段であり、経営コンサルタントの現場でも今もなお、常套手段として数多く使用される。
顧客ニーズに応える、自分の強みを生かした商品・サービスを探し売り上げを拡大する為の戦略とはこういう風に作られるのだ。
ただし、やってみたらわかると思うが、SもWもOもTも、それ自体を書き出すのが難しいのだ!!
もちろんそれを書き出す方法にもフレームワークがある。
SとWを書き出す方法(内部分析という)、OとTを書き出す方法(外部分析)については別の記事でより詳しく書こうと思う。