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気持ちとの距離感
今日の仕事での出来事。
仕事で話し合いをしているときに業務の手を止めない後輩さんにイラっとしてしまった。
業務を分担し、なるべく二人で仕事を進めている私と後輩さん。時に話し合いが必要になる業務もあり、これまでもよく相談や議論をとおして業務を進めてきた。
後輩さんは話しかけても自分の手を止めなかったり、相手の目を見て話さなかったり、比較的簡単な業務ばかりしたり…。うーん。以前からもやっとすることもよくあったが、あくまで仕事だし、些細なもの(ということに私の中で腹落ちしていたので)だったので、特に大きな問題もなく、むしろ仲良く仕事をしていた。まあ、先輩後輩だし、やむを得ない部分があるよなあ。そんな風に自分を納得させていたし、私にも至らぬ点が多いので、お互い様。助け合いの気持ちで頑張っていこう~なんて思っていた。
そんな私の気持ちが今日、少し決壊した。
何故だか今日の議論で、私はどうしても引くことができなかった。内容的なことを考えれば、後輩さんの意見も私の意見も間違ってなくて、対立するような話ではない。業務について議論できるくらい、お互いに仕事に向き合っている証拠とも思えるような議論だった。決壊の原因は内容というよりむしろ、議論最中の後輩さんの態度。目に余る(と私が思ってしまった)姿勢が私をムッとさせただけだと思う。こんな些細な出来事でムッとしてしまう時、つくづく自分って心が小さいなあとか、余裕のない人間だなあと反省する。話し合いは途中辞めになり、普段は明るい雰囲気で仕事をしている私たちも、ぴたりと話をやめ、黙々と自分たちの業務に戻った。雰囲気は、あまりいいとは言えなかったと思う。もちろん業務的な言葉は交わすけれど、明らかにいつもとは違う雰囲気。あーあ。
どうしてこんなことが起きてしまったのか。
たぶん一晩寝たら忘れてしまうような些細な事。仕事ごとき(ごときとか言ってごめんなさい。ただ、生活の手段としての仕事という意味で今回は使っています。)で気持ちをすり減らすなんてあほらしい~~。
とまあ、こんな後悔やら、自分の中での自問自答を繰り返すうちに30分も経てば気持ちも復活してきて、いつも通りの雰囲気に戻る私たち(切り替えが早い!)。気づけばいつものようにたわいのない話をしながら仕事をする雰囲気に戻っていた。(黙々と仕事をしている時間は、きっと不機嫌な奴だなあなんて思われていたかもしれないけれど。)
仕事でも友人でも、もちろん自分の気持ちとも、思考回路がショート寸前なときは一定の距離感を持つことが大切。時間や物理的距離を取って、気持ちのショートブレイクをはさむ。「頭を冷やす」という表現は、本当にうまく言ったもので冷静になってみれば、気持ちは沈静化していく。どんな状況でも当てはまるよね。良い気分の時も悪い気分の時も、そっとその場を離れて俯瞰で見てあげる。「気持ちとの程よい距離感を保つ」ことで頭の回路が切り替わるように、スンっと視界が開ける。所謂「落ち着いた人」とか「やさしい人」はこういうスキルが高いのかもしれない。
今回のお話は当たり前すぎて、読んだ人にそんなこと知っているよ、だなんていわれてしまいそうなことばかり。私ってばいつも似たようなことばかりを書いてしまう。でもたぶん、何度も書くってことはきっと私の中で最重要事項なのかもしれないなあ、と書いていて思った。何度書いたってなかなかできていないから、いっそ自分の心にタトゥーを刻んであげたいくらいだ。
後輩さんとのエピソードは普段の日記にもたくさん登場している。読み返すたびに、後輩さんとの距離感も、その瞬間に感じる自分の気持ちとの距離感もコントロールしていかなくちゃな、と思う。人間関係って、他人との距離感だけじゃなくて、自分の気持ちとの距離感でもあるなあ。親しき仲にも礼儀あり、自分の中にも距離感あり、なんてね。
上手い距離感でやっていこう〜。
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