締切に追われないのんびり原稿合宿 in THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA
はじめに
長らく私は作業をするなら自室派でした。だって作業環境は整っているし、何も気を使わなくても良いし、眠たくなったらすぐに寝られるから。でも、最近友人とカフェで作業をする機会があるようになって、普段とは違う環境で作業をする楽しみを知りました! 普段とは違う環境、美味しいご飯と飲み物、心地よい喧騒……そんな非日常感が楽しい。
違う場所で作業をする楽しみを知った今、この熱量で、友人を誘い二次創作字書き2人で作業会をしてきました。宿は、原稿執筆パックで有名なTHE RYOKAN TOKYO YUGAWARAさんです。
https://www.chillnn.com/170bda89f74304/plan/1712fe3c48c10
あまりにわくわくしすぎて、ネットで原稿合宿のレポを読み漁ってから挑みました。楽しかった〜!
ちなみにただ作業がしたかっただけなので、私たちを追い立てる締切はありません。
1日目
寄り道
せっかく関東方面に行くということで、ちょっと足を伸ばして東京へ。万年筆と文房具の専門店のancoraさんへお邪魔してきました。
我々は文房具が大好き……ということで、お目当てはMy万年筆。パーツの色を自由に組み合わせてオリジナル万年筆を作ることができるサービスです。
私は最近推しが増えたので推しイメージの万年筆を作りました。かたや友人は好きな色中心で作成。カスタマイズ系は個性が出て面白いね。
いざ湯河原へ
万年筆でひとしきりはしゃいだ私たちはようやく湯河原へ向かいます。東京から電車に揺られて1時間30分ほど、JR湯河原駅に到着。なお、早くもはしゃぎ疲れた我々は電車で爆睡でした。
湯河原駅から旅館までは送迎バスが迎えにきてくれます。約束の時間より少し前に駅に着いたので、駅前のNewdaysや、駅から徒歩5分のところにある「ちぼりスイーツファクトリー湯河原本店」さんでお菓子やお水を買い出し。ちぼりスイーツファクトリーさんのミルフィーユショコラがめっちゃ美味しいのでおすすめです!
ど真っ平の平野でずっと生きてきたので、湯河原の傾斜にびっくり。うちの地元は川を渡るときくらいしか坂はないので…… 送迎バスもすごい坂を上がっていきます。これはみんながレポで口を揃えて「荷物が多い人は徒歩で宿に向かうのは無理」と言うわけだ……
バスからの眺めに恐れ慄いている間に、THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA 到着です!
かわいい瓶がたくさん並んだおしゃれな棚に釘付けになりながらチェックイン。ここで夜、朝、昼の食事の時間を決めます。事前に電話で、ご飯についていろいろ相談させてもらっていたのですが、すごく丁寧に対応いただけて大変感謝でした。ありがとうございました!
お部屋
ちょっと開けるのにコツがいる(覚えれば簡単!)ドアに苦戦しつつも、お楽しみのお部屋へ。満月みたいでかわいいライトとYogiboが出迎えてくれます。
スリッパを脱いで畳に上がると、畳の部屋にローテーブル、Yogibo、布団、テレビがあります。奥の広縁には洗面台と冷蔵庫がありました。不思議な配置だ……でも結構便利でした!
THE RYOKAN TOKYO YUGAWARAさんは貸出アイテムが本当に豊富! HPに記載があるので詳しくは書きませんが、変わったところだとチェキもありました。部屋の照明がやわらかな暖色系で眠くなりそうだったので、私たちはデスクライトと延長コード(部屋にもあります)を借りてきました。
大きなローテーブルも、荷物多すぎモンスターの私たちにかかればご覧の通り、物でいっぱい。むしろ、こんなに机の上にものを広げることができて幸せまでありました。
夕食の時間を19時にしていたので、2時間ほど作業を進めます。
私はプロットを書くつもりでしたが、なぜか途中から好きなソシャゲの最高ストーリーの最高台詞を写経して遊んでいました。思い通りにいかないのが原稿合宿なのかもしれない(?)。
夜ごはん
おまちかねの夕食!
ラウンジに部屋番号の札が置いてある席があるので、そこに向かうと宿の方が食事を用意してくれます。ご飯がボリューミーだという事前情報を得ていたので、少しお米の量を減らしてもらいました。めちゃめちゃ美味しかった!!! フライ(なんの魚か説明がありましたが、美味しすぎて全部忘れました、多分真ん中がアジ)がふわふわさくさくで幸せです。
飲み物もどうですか、と案内があったのでみかんジュースも注文。みかんのジューシーな味わいがあって最高でした……!
夕食後
さて、原稿合宿ということで食後も作業を頑張ります。ラウンジにコーヒーや紅茶、軽くつまめるお菓子があるのでお供にしました。お菓子セレクトがナッツとチョコレートなの、あまりにも作業向けで助かる……
私はssを書き進める傍ら、また万年筆で遊んでいたのでそんなに進みませんでした笑 でも楽しかったのでオールオーケー。12時ごろまで作業をしたり、遊んだりして就寝しました。
2日目
朝ごはん
朝食です! 8時に用意してもらっていたので、頑張って早起きしてラウンジへ向かいました。意外とお腹がぺこぺこだったので、自分の胃袋に可能性を感じます。
普段朝食で和食を食べないので、新鮮で美味しかった! おばんざいひとつひとつに歓声をあげ、アジのふわふわさに感激していました。また、お出汁と湯葉(たぶん)が入った小鍋に宿の方が火をつけてくれるので、その中に溶いた卵とご飯を入れてわくわくしていました。が、おっちょこちょいなことに定評がある私は、中身を突っつこうとして小鍋をひっくり返してしまいました(馬鹿)。宿の方、たいへんご迷惑をおかけしました……みなさんはお気をつけて!
午前中作業
チェックアウトが10時のため、フロントでみかんジュースの精算をすませてカフェラウンジへ移動。半個室の和室を利用してみました。ここがとても居心地がよく、旅館を出るまでここで過ごしました。三角のクッションが、Yogiboとはまた違った弾力で気持ちよかった……
あと荷物も多かったので、広々スペースがありとてもありがたかったです。
昼ごはん
最後のご飯は出汁茶漬け定食。お肉からお魚まで幅広く揃っていて最高でした! 夕食も朝食もボリューミーだったので、出汁茶漬けのさっぱり感が本当にちょうどよかったです。出汁の配分が下手すぎて最後めちゃめちゃ余らせてしまったのが心残りです。次はうまくやってみせる。
少しだらっとした後、タクシーで旅館を後にしました。ありがとー! THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA!
持って行ってよかったもの
・Bluetoothスピーカー
お部屋での作業中BGMを流すのに使っていました。お互いの好きな曲の布教にもなり、作業も捗り、まさに一石二鳥。
・カルディのクリーミーシュガーパウダー
私は酸味が苦手でコーヒーが少し苦手なんですが、これが入っていると好きな味がする! ということで持参。コーヒー飲みながら作業、かっこいいからやりたくて……という私の憧れを叶えてくれました。
・1リットルくらいの水のペットボトル
カフェラウンジにウォーターサーバーがありますが、利用が20時までなのでそれ以降は補充がされなくなります。実際21時ごろには水が無くなっていたので、お湯を沸かすのに使いました。
・ぬい
ぬいは私たちの原稿合宿に最高の潤いを与えてくれる。
備忘録
・廊下がとっても冷える
廊下には空調パワーが届かないようで、冬だったのもあり廊下がとっても冷え冷えでした。寒がりな人は上着がしっかりあった方が良いかも? あと個人的に廊下の灯り、とっても風情があって好きでした。
・大抵のものはある
もうちょっと荷物減らせたな……と思うくらいアメニティや貸出アイテムのラインナップが良かったです。個人的には部屋にタオルがたくさんあったのがありがたかった。
・売店は「原稿合宿特化」
アメニティとかで大抵のものは揃っているので、よっぽど困ることはないかもしれませんが、売店には軽食系とか生活雑貨系の販売はありません。必要なものとかがあれば、旅館に行く前にコンビニで調達しておくのがおすすめです。
ちなみに売店には、アデリアレトロのグッズとか、イラスト集系の本とか、ノートとかが売っていて眺めるだけでとても楽しかったです。
原稿合宿楽しかった!
朝も昼も夜も作業に集中できる環境が整えられているという贅沢を噛みしめてきました。とても良かった……
次は絶対二泊三日で行くぞー!!