新たな一歩。

残暑が厳しい季節になってきました。

皆様いかがお過ごしですか?

自粛という言葉から完全に解放されない世の中ではありますが、少しずつお仕事は戻ってきました。

久しぶりにお振袖の相談をお受けして、成人式に向けてのお嬢様の話を聞いてやはりこの仕事はいい物だなと感じる今日この頃です。

さて、お仕事は動きはじめてはいますが、俗に言うおうち時間を数多くの人が体験しましたが、私はひたすらにひたすらに本を読んでいました。

小中学生の夏休み課題図書以上に読んでました。笑

その名残もあり、空いた時間さえあれば読書をする様になり、気付けば家の本数が増えていく日々です。。。

読んでる本の系統は最初は哲学書から始まり、心理学系、自己啓発、お金系とその辺りをうろちょろとしております。

ブックオフで色んな本を手に取り少し読みを繰り返してピンと来た本だったり、友人に勧められた本であったりと様々ですが、全てしっかり読了。

本ってこんなに面白いんだなと毎回感じながら読んでおります。

特に、経営とお金。

個人で仕事をしてる私にとっては切っても切れないモノ。というか、むしろちゃんと勉強するべきモノなんですよね。この2分野。

さて、前置きが長くなりましたが今日書きたかったのはこの経営とお金について。

彩というブランドはまだ駆け出し。
固定のお客様も居なければ、色んな意味でもまだ赤ちゃん同然。

正直、経営や起業やお金の本を読んでみたらやってる事やってない事、考えた事も無かった事と沢山見る事ばかりです。

知らない事を知るにつれて、一つ気持ちとして出て来た事がありました。


「彩の店舗が欲しい!!」

、、、え?

ってなりますよね。私も思ったけども、それがきっと正解なんですよ。ぶっちゃけ。笑

「でも、彩の売りとして、訪問美容って言ってたじゃん。そんなの店舗構える必要性なく無い?お金の無駄だし、このご時世そんなのが生きる訳がない。」

と、もう1人の私に言われました。(、、誰)

それはもうもちろんそうです。
訪問美容はもちろん継続します。
ただ、このまま継続をする上でも店舗があるといい事が沢山あるんじゃないかと。
そう思いました。

簡単に思いをまとめると。

店舗を構える上でのメリット

・訪問美容という形が取れない人達に対してすぐ提案できるスペースがある。
・お着物の打ち合わせや試着が出来る。
・ヘアセットだけでの利用としても提案がすぐできる
・彩としての場所が出来て、今後のビジネス展開の可能性が拡がる。
・どっかにいるんじゃなくて必ずそこに居るという場所ができる。
・お店から生まれる出会いが出来る。

簡単にまとめられていない気もしますが()。
業務的な話をするとしたら、上記の事を思ってとなります。

今の世の中では時間貸しのレンタルスペースという便利な場所があります。

利便性や、効率が必要とされる分野に関してはそういった場所は必要です。とても。

彩が大切にしてる事は1人1人にしっかり向き合える事、関わる人達の特別な時間を大切にする事です。

関わる方の1日を彩のある1日にしたい。

そんな思いが彩の源泉です。

どんな社会情勢になろうが、人には人の温かみが大切だと思います。

アナログで利便性には欠けるかもしれませんが、そういう形や空間があってもいいんじゃないのかなと。

そういう気持ちで思いついたのが彩の店舗を構える事。

主軸とする事は着付けとヘアセットと考えておりますが、一つの空間があるだけで出来る事は沢山になります。

幸せな事に私の周りに裏方として活躍するスタイリストやデザイナーやクリエイターや写真家。
表に出て活躍される方がいらっしゃいます。
広くはないですが、そういった若手の方へ向けた展示スペースを設けたり。

お着物とかとは関係なく、誰が来ても団欒できる様な場所を作ったり。

着付け教室をしてみたり、ちょっとした撮影のスペースとしても使用を可能としたり。

店舗があればもっともっと未来が明るく拓ける。

そういう思いがどんどん湧き上がって来たら、もう店舗を構えない理由がそんなに無いなら構えようじゃないかと。


、、、とはいいつつ。
店舗を持つという事は何から手をつければいいか。というか、お金がどれだけかかるかも分からなくて、本を見てみたり、検索してみたりと。

想像を遥かに超す金額に内心諦めようかなと思いながらも店舗検索アプリを使い、ざっくりとしたエリア間で検索をかけ、一つピンと来る場所を見つけてしまいました。

内見をしようがすごく迷った末に
「、、、一回その前まで行ってみようかな、、?」

と謎の下見行動をしてみた所、シャッターは閉まっていたものの、土地的にはもうかなりドンピシャで。

即管理会社に内見できますかと問い合わせた所。

「早ければ明日かそれ以降でしたら平日でしたらいいですよ」

「、、、明日お願いできますか? 」

これは完全に波が来たかもしれない、、!

気持ちのままに内見をお願いし、検索してから2日後に内見させていただきました。(ちなみにこれはこの文を書いてる午前中の話です。)

まさか2日連続でここに来るとは思わなかったと思い、案内してくれる方がいらっしゃったので、いざ。内見。


シャッターが開けて、初めて図面ではない店舗と対面。

率直な感想。

これはもうここしか無い。

居抜きでは無いため、1から作り上げる様なシステムの店舗。

想像力だけは長けてる私の脳内でパズルのピースがぶわーーってハマる感覚で脳内店舗はもう既に完成。

「ここなら全てが叶う」

根拠は私の脳内店舗と彩への自信のみではありますが、そう感じました。

内見をしながら不動産の方とお話しをしていくに連れてどんどん未来が見えていきました。

が、やはりそう簡単にはいかないのが仕事。(当たり前)

「お金面ではどんな感じでお考えですか?」

ここまでを想定してなかったので、わからない事だらけ。
嘘ついても仕方ないので

「本当に何も分からず勢いで内見をお願いしてしまってまして、、、。ぶっちゃけざっくりと計算してどのくらいになりますか?」

と正直に聞いてみた所、ご丁寧に説明をしてくださいました。

店舗の初期費用+内装費+オープンしてからの軌道に乗るまでの大まかな維持費

というのは準備してからの方がいいという事で。

金額でいうと大体は500〜600万円ですかね。


、、、ですよねー。。。。

と内心絶句をしていました。無理だよなー。無理か。諦めるか。まぁお金無いのに動いてるのがいけない。またきっと見つかるよ。どっかで、、、、

そんな若干諦めを考えていた時に、そこの場所の前を数多くの学生が通り過ぎていくのを見て、

“どんな一等地に位置する場所じゃなくてこういった場所なんじゃないのか、、、。”

通り過ぎていく学生達が何年後かに成人式をという形になった時にここにお店があったらどんだけいいかなと、また新たに気持ちが生まれてしまい、

とにかくここじゃなくちゃなんかダメな気がするっと思いました。

そんな気持ちを持ちながら未来の話を不動産の方とお話ししてたら

「若いっていいですね〜」
とふと言葉を漏らしてて。

少し気になって、話してみたら
「実は30歳の時に時間が出来たタイミングがあって英語出来ないのにワーホリ行ったんですよ。その時に準備が出来てなくても行動してみるもんだなって、意外とどうにかなりますよ」

なんて素敵な方なんだろうと思いました。

見る限り40〜50代の男性の方でお話し聞くと、結婚もされていました。
ただ、その経験を話してる時は本当に楽しそうで、、、、。
もう、正直めちゃくちゃそれに背中を押されてしまい、、、。


なんとしてでもこの場所のこのお店で私は一生働きたいなと。

とはいえ、お金はもちろん湧いて出て来ません。

お金の本の中の世界では、融資を受ける事は何も悪い事では無い(それで自己破産なんてしない)や、お店を出そうとしたらお金が集まったとか出資をしてくれる人が現れた等と、シンデレラストーリーが沢山書かれています。

そんなに世の中は甘く無い事は知ってます。(さすがにね。)

ただ、現実的にお金を貯めていたらあの素敵な店舗は誰かの物になってしまうかもしれません。

それだけは、それだけは避けたい。。。

今ぱっと思いつく資金調達方法は

支援者を募るサイトでの掲載、出資、融資、、、。

色んな形を使ってでもあの店舗で構えたいです。
今はその気持ちしかありません。

お金がないまま店舗を構える気持ちだけで動いてるのはあまりにも無責任かもしれませんが、行動してみなくちゃわからない世界、とりあえずやってみないとわかんないじゃないですか。正直。

人との出会いも物件との出会いも場所との出会いも全て奇跡的に出会えた物。

どうしても逃したくないです。

これからやるべき事は沢山ある未来が出てきて、掲載する記事等も作っていこうと考えております。

ここに書いてしまった以上現実の物にする以外無いと思っております。

決意表明とでもいうかもしれませんが、彩の未来を明るい物にするべく。動きます。


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