触れる事、知る事でうまれた職

美容業で働く事を決め美容師からスタート。
ヘアメイク・着付師・着付師兼ヘアメイク….などと色んな肩書きを掲げて、経験を積んで来ました。

どの肩書きにもその時その時の信念を持ちながらお客様に触れて来ました。


美容を司る仕事で出会うお客様は色んなモチベーションの方がいます。
マンスリールーティンの方、少し背を伸ばしてご褒美メニューをされる方、初めての方、大事なご予定前のお手入れの方。


“綺麗になりたい””可愛くなりたい””イメージを変えたい”
少なくとも”今より良くなりたい”という共通項を抱いて今日の日を迎えられています。


自分のなりたい像を言葉で伝えてくれる方もいれば写真で伝えてくれる方も居ます。
担当者と相談して決めたい・お任せしたい等というオーダーの仕方もありますね。

それを受けて、理想へ向けて施術者は施術をしていく。これが基本的なフローです。


様々な美容サロンがある今の時代。
お客様は自分の理想へ向け、必要なサロンを梯子して、理想に仕上げていきます。

美容dayとして一日を過ごして仕上がった自分を見るのは幸せでその費やした時間全てが楽しいですよね。
私も実際に経験をして充実感に満たされた事を覚えています。


美容にはただ外見を綺麗にするだけじゃなく、心身ともに満たされる力もあるんです。

外見や細部にまで気持ちや手が届いていると、背筋も伸び、何もしてない自分より自信がつきます。


感情を動かしやすい美容。
だからこそ起こってほしく無い事お客様が感じる”こんな予定ではなかった”という事です。

例えば、
・髪の毛を染めたときは良かったけども、その後にアイサロンでの施術後。それぞれはいいんだけども合わさると思っていたのとは何か違う。

だったり、

・ネイルと髪の毛はうまく行ってるのに服を着てメイクをしてみたら全体的にちぐはぐして見える。

という「それぞれは良いんだけども、トータルバランスで見ると違和感を感じる」みたいな事を経験した事はありませんか?


色んなケースがありますが、考えられる事として「お客様が思うパズルのピースと施術者が思うパズルのピースが違う」という事。

施術者は技術に対してプロフェッショナルとして、それぞれの分野での技術を提供をしています。
ですが、お客様を施す全ての施術者とのコミュニケーションが無い為、ここに”ズレ”が生じてしまう事があります。

その些細な”ズレ”がお客様の仕上がりのズレにも繋がります。


もしそこに”仕上がる前から全部のバランスが見れる人”が居たらどうでしょうか。


美容は知識や座学だけ、練習だけでは得る事が出来ません。
現場経験や様々なお客様と触れてきてやっと身につき、更に磨く事が出来るのが美容です。

知識・経験がある上で、お客様が理想とする姿へ技術者とお客様の間に入り繋がっていく工程。


その工程がある事でお客様が仕上がる理想に1番近い形を作れるのでは無いかと思ってます。

橋渡しという要素が入る事は点と点を線で結んでいくという事。
お客様と施術者の間では伝えきれない細かな要素まで伝わるという事になります。


“お客様を彩る事はもちろん。
理想とした仕上がりの細部まで彩っていく。”


その思いから出来た職が”いろどりすと”です。


美容が自分の最適な仕事だと思い、今まで続けて来た中で産まれた新しい職業。

”いろどりすと”を作り出し、ここが私の最適な仕事と思った事について、また次回に書かせていただきます。

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