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【2021年度の活動振り返りを簡潔に書きます】

設立背景

広川町出身者である代表井上が、国内外にて様々な経験をしたことから、地域間で「情報格差」や進路選択における「選択格差」があることを痛感した。子どもたちがそれぞれ持っている個性を最大限発揮できる場所をつくるため「居場所」・「個別最適な学び」・「ロールモデル」との接点/機会を提供することでこれらの課題を解決するとともに、子どもの自己肯定感を高められる場所をつくりたいと思った。

何をしているの?

10歳からの社会教育をテーマに掲げ、「アウトプット学習」+「対話」+「テクノロジー」に重点を置き、PBL(Projecet Based Learning)を通して自分が好きなことにとことん熱中する「没頭体験」を通して世界を広げます。他にも、オンライン学習教材を活用し、個人のレベルに合わせた学習支援も行っています。これまで知ることができなかった興味関心を広げたり、世界とつながるきっかけを提供することで、自分と社会をより深く知り、自分で考え、自ら人生を切り拓いていく力を育むことが当教室の目指す姿です。

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活動方法

小学4年生から高校3年生を対象に、平日週3回(火〜木)の放課後教室開校に加え、月に1〜2回、オンラインにて全国各地(現在11ヶ所)の寺子屋を繋いだ特別授業が行われています。また、夏休みなどの長期休みにはプログラミングやSDGs、英語プログラムや地域産業について学ぶための特別講座が開催されており、広川町にいながらもさまざまなきっかけと出会える機会を提供しています。

活動内容・成果

夏休み中の子どもたちを対象に、プログラミングやSDGs を体験するイベントを開催。コロナ禍で小規模な開催となりましたが、町内外から延べ16 人の小中学生が参加しました。なかには、イベントで作ったゲームに自ら新しい機能を追加した小学生もおり、子どもたちの「学びたい」「出来るようになりたい」という気持ちを強く実感する機会となりました。今年度の活動は、拠点も生徒もいない中、全くゼロからのスタートでしたが、さまざまな方々のご協力のお陰で、2021年10月からは町施設を活用した実証実験、さらに2022年の1月からは正式な拠点が見つかり、町内の空き家を活用して本格的に事業をスタートさせることができました。現在は3名の子どもたちがレギュラー会員として通ってくれています。

保護者の声

過去イベント参加者、レギュラー会員の保護者様から以下の感想をいただきました。

・ 個人を尊重してくれて、個人に合った対応をしてくれている。また、どうすればいいのかを親の想いを尊重しながら子どもにとってのベストを考えてくれている。

・前は、パソコンはゲームか音楽を聴く道具であったが、今はわからない事や知りたい事を調べる道具にもなっている。

・日常生活では経験出来ない人と触れ合う事が出来たり、先生の子供や親に対する姿勢に感謝しています。

今後の展開・展望

今後は、なんらかの事情から学校で学びづらさを抱えている子どもたち(不登校・ギフテッド・発達障害など)にとって「第三の居場所」となるべく、教室運営に取り組みます。また、2021年時点で19万人の不登校の小中学生がいる中、フリースクール等に通学できているのは、ほんの3%というデータがあります。自宅からでも保護者や子どもたちに寄り添うことができるよう、オンライン体制も整えます。そして、子どもたちにより良い学習機会を届けるために、地域企業をはじめとした外部のステークホルダーの皆様と共創するための仕組みづくりを強化し、irodori Study Labに関わる全ての人が「安心して学び続けられる場所」となるよう取り組みを推進させていきます。

ようやく活動の土壌が出来上がった今年度。来年度はさらに加速させるべくさまざまな方に頼らせていただきながら、子どもたち、広川町のためにがんばります!



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