「夏休み自由研究チャレンジ」第4回レポート
8月5日(木)
irodori Study Labの夏休み企画「夏休み自由研究チャレンジ」
第4回「実は〇〇も最先端?!SDGsを学ぼう!」
を開催しました。
今回は過去最高の8名の児童生徒、そして大学生スタッフも加えた12名のみんなとともに時間を過ごしました。
個人的には今回が山場だと思って企画を作りました。
内容はSDGsについて。
ゴール設定として、
1. SDGsってなに?と聞かれたら自分なりに答えられるようになる
2. 自分でさらに調べられるようになる
3. 今日からできる「マイSDGsアクション」に取り組む
これらをゴールにプログラムを作成しました。
正直、僕がいきなり「SDGs!!!!!」と小中学生の時に言われてもピンと来ない自信しかなかったので、SDGsという言葉がどうしたらスンと入っていくかを想像しました。
今回は、世界にある問題や社会課題をはじめに取り上げるところからスタート。
・世界には学校に通いたくても通えない子どもたちがいること
・学校に通うことができなかったらどうなるのか
・お金が足りないとどんなことが起こるのか
・児童労働について
・なんで地球と環境に優しくする必要があるのか
・差別を受けている人たちがどんな思いをしているのか
これらをはじめとして、世界中にある問題をいくつか紹介した後、自分たちで他にどんな問題が起きているのか調べてもらうことに。
・食品ロス問題
・児童婚
・都市化が進むことによる自然への影響
などさまざまな問題をみんなと共有。
これらの問題を共有したとしても、日本のことじゃないし、行ったことのない国の話をされてもピンと来ないはず。
日常を見つめ直し、ジブンゴト化できないかと考えました。
すると、
「食べ残し」
「プラスチックの廃棄物」
「車から出るCO2」
「水の使いすぎ」などなど
そして、それらの問題を大きく17個にわけたものが「SDGs」だよと伝えるとなんとなく理解してくれた様子。
SDGsがあるのは、このように世界に問題が存在するから、人々が地球や環境、人間に対してよくないことをしてるから。
人々や地球ともっとなかよく生きていくための手段がSDGsなんだよ。と伝えさせていただきました。
さいごには、今日からできる「マイSDGsアクション」を発表してもらい、プログラムは終了。SDGsに関連して、国の重要無形文化財である「久留米かすり」についても紹介しました。
「SDGsに貢献してる自分がかっこいい」「人に見せびらかすためのもの」ではなく、あくまでも地球や人々によりやさしくするための手段だと伝え、アクションを起こすだけでなく、アクションを起こした先に本当に問題解決につながるのか、どんなことが起こるのかを考えることが一番大切だよと言いました。自戒を込めて。。。
実は自分自身、SDGsをきちんと勉強したのは今回が初めてだったので、子どもたちが調べてくれたことが自分も初めて聞くことだったり、自分も知ったかぶりをせず、ともに学ぶことができていい時間となりました。今回の反省点としては、事例紹介で取り上げたテーマが「貧困」「教育」「労働」だったので、「自然」「動物」「食べ物」など子どもたちがより親しみやすい事例にすべきだったなと、大学生が指摘してくれました。ありがたい。。。
残りのプログラムについてですが、福岡県の緊急事態宣言要請が出たため、正式に発令された場合は、以降のプログラムは開催しないことにしました。せっかく企画した初めてのプログラムだったので最後までやり切れたら一番よかったのですがこればっかりは仕方ない。。。
4回やったからこそ気づけた課題、改善点を大学生スタッフと見直し、さらにいい場となるよう努めていきます!