服づくり現場の教科書 005 / 絵型を描こう
絵型について詳しくご説明したい理由のひとつとして、企業デザイナーになって最初にぶち当たる壁は「学校で学んできたデザイン画では、パターンの依頼が出来ない」という残念な理由があります。
左のようなデザイン画(スタイル画)はあくまでも雰囲気・イメージを伝えるもの。学校では上手に描けたことを評価してもらっていたとしても、商業的には絵型(平絵・ハンガーイラストなどとも呼びます)がスムーズに希望の仕様やシルエットを伝えるものとされています。
もちろん企業によってはデザイン画の雰囲気でしっかり読み取ってくれるパタンナーさんが居る場合もありますが、大多数は絵型です。
社内外のコミュニケーションでとても重要な役割を果たしている絵型ですので、デザインを伝えるためにも描いたことが無い方にもポイントを押えて描いていただけるようにお伝えします。
絵型の用途
どんな時に絵型が使われているかというと、5つに分類できます。
1)MAP作成
MAP作成の詳しい作成方法については下記をご覧ください。
(無料公開しております。)
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