作家・クリエイター専門!はじめてのセールス
皆さんこんにちは。絵本作家「いろどりあつめ」のかずです。
今日は作家として「展示会やイベントでどうやって作品を販売するか」について、「セールス」に絞って書きたいと思います。
散々な作家デビュー
私の作家デビューは2021年、とある場所で1枚50円の絵ハガキを売ることでした。
結果は…
1枚も売れませんでした。
帰り道、自分自身に情けない気持ちで涙したのを覚えています。
そこから創作活動と並行してセールスを学び、マーケティングを学び、とにかく実践してきました。
挑戦と失敗を繰り返し、作家専門のセールスやマーケティングが必要だと痛感しました。
その後、ビジネスコンペで優勝したことでその思いはより確信に変わりました。
作品を販売することの難しさ
まず、生活必需品ではない「作品」を販売するにはしっかりとしたセールスが必要です。
例えば一般の方が額の絵をいつも買うかというと、コレクターでない限り、数年に1回若しくは一度も買ったこともない方も多いと思います。
高額になればなるほど難易度は高くなります。
例として、私が額の絵を販売した時の話です。
展示会で私の絵を気に入ってくれたお客様がいました。
デジタルアートなので金額は4万円ほどですが、「絵を買う」習慣のない方にとっては大きな金額です。
その方も当然迷われていていました。「部屋にこの絵を飾りたいけど…」
私はお客様に話しました。
「この絵がお客様の部屋に飾られたらきっとこんな日常が待ってますよ」
と絵がある日常の未来を話しました。
そうすると、悩んでいたお客様は購入を決意してくれたのです。
お客様視点に立ったセールス
この例で販売できたポイントがあります。
それは、お客様視点に立ったセールスができたこと。
お客様は、「商品」が欲しいのではありません。その商品を買ったことで得られる「未来」の為に商品を購入します。
今回の例で言うと、お客様の理想のライフスタイルの仮説を立てて、お客様がこの絵を部屋に飾ったら得られるであろう未来をご提案したのです。
商品の良さを説明することも大切ですが
「この作品は〇〇の技法を用いて〇〇で描きました」
「この作品を完成させるのに半年かかりました」
どちらも主語が「自分の作品」であり、お客様視点ではありません。
購入に繋げるのであれば、お客様視点に立ったセールスも意識するのが重要です。
皆さんの作家活動のお役に立てましたら幸いです。
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