やりたいこと一つ目「こだわりをつめこんだ部屋づくり」って何?

今日の記事はやりたいこと1つ目、
「こだわりをつめこんだ部屋づくり」について。

「部屋づくり」を「私のやりたいことだ!」と思ったきっかけについての自分語りはまた後日別の形で。

今回は「こだわりをつめこんだ部屋づくり」ってどんなものかをお話しします。

ちょっと長い記事になると思うので、休憩をはさみながらお付き合いいただけると嬉しいです。
友達の家に来たくらいの気軽さでのんびり読んでくださいね。

人それぞれの「部屋づくり」


さて、「こだわりをつめこんだ部屋づくり」
みなさんのこだわりってなんでしょうか?

  • シンプルで物が少ない部屋?

  • 家族みんながゆっくりくつろげる部屋?

  • 大好きなものがあちこちにたくさんある部屋?

どれも素敵だし、正解だと思います。
そのどれもが
「自分に自信をくれたり、ホッとくつろげたり、活力をくれる居心地のいい場所」だったらとっても素敵なんじゃないかなと思います。

先ほど「正解だと思う」と書いておいてなんですが、本来「部屋づくり」って正解がないものだと私は思っています。
少なくとも「数学」の方程式のように「はい。これが100パーセント正しい正解ですよ」といったものがない。

物が少なかろうが、多かろうが、その人にとってプラスになる大好きな場所として認識できればいいのではと思うのです。

私が目指したいもの


じゃあなんでそんな正解のない「部屋づくり」の話がしたいのか。

私には好きな物がたくさんあります。

アニメが好きだし、紙の本が好きだし、絵を描くのが楽しくってしょうがないので、画材や文房具が大好きです。
最近おしゃれをするのもどんどん楽しくなっていっているからお洋服も大好きです。
どれも大事にしたいし、こだわって使っていきたい、集めていきたいと思う大切な宝物。
そんな大好きなものに囲まれて生活するって考えるとなんだかワクワクしませんか?

私は前途した3つのお部屋なら「大好きなものがあちこちにたくさんある部屋」が落ち着く性分です。
外国のお部屋みたいにカラフルで「好き」とかその部屋の主の「こだわり」「個性」を詰め込んだ唯一無二の部屋がおしゃれでたまらなく目指したいものです。
その人の「表現したいものであふれた空間」は見ているだけで楽しいので、そんな部屋の写真を眺めるのもとても好きです。

現実って厳しい


じゃあそんな素敵な部屋、どうやって作るんだろう? っていつも思っています。

大好きなものは無限大!
でも残念ながら私の部屋は無限大ではないのです。

私の部屋は八畳に押し入れのついた元和室。
押し入れの天袋と上下に分かれた部分の4分の1が家族の物で埋まっていました。
実家を学生時代に出ていた一時、障子と畳だけ洋室仕様にリフォームが入ったため、それ以外はほぼ和室のまま。
出戻ってきてみればチグハグながらも「あ、畳じゃなくなってる」なんて思ったり。
砂壁風のザラっとした、凹凸のある壁紙と天井、押し入れと襖はがっつり和室のまま。
建物自体も古いんだとか。

お察しだと思われるのですが、まぁ、部屋に対して物が多い。
何度も散らかる。落ち着かない。
ついでに「シンプル」「和室」とはだいぶ異なった好みをしています。

「何度も散らかる」と書いたとおり「お片付け」「整理」は何度か挑戦しているわけです。
物も徐々にですが、それなりに手放しました。
なんだったら、ただただ「整頓」することは割とできたりします。

地道にやってきたためでしょうか。
「自分の好み」「置いておきたいもの」「手放したいもの」
こういった片づけの基礎? も、だんだんと分かってきました。
素人ながらに自分の好みの部屋を思い浮かべては現実と見比べてがっかりな日々を経験しつつも、手は動かしてきました。

「少ないもので暮らす」が一種の王道になっている

そんな中でずっとモヤモヤしていたことがあります。

「本が好きなら一部を残して電子書籍に」
「少ないもので暮らすとスッキリします」
「“いつか”は来ないので大丈夫」

この手の話、片づけの話が出た時にはだいたい出てきませんか?
そういった本を読んだことがある人は一回は目にしたことがあると思います。

「物が少ない、シンプルな部屋」というのが今の王道なのだと思います。
片付けの本を手にするとたいていは「物が少ない」「シンプル」「ミニマリスト」といった方向性の本ばかり。
「捨てる」「手放す」ことを推奨していることが多いんですね。

言いたいことはとても分かります。
だいたいのミニマリストと呼ばれる人は、物が少ないから身軽で、すっきりしていて清潔で、思考もクリアになる。
確かに素敵な、一つの生き方として憧れになるのもわかる暮らしぶりです。

実際、物が少ない方が掃除のはかどり方や、手入れの有無などを考えてもとても効率的です。
多かった物が徐々に減っていった際、その分思考が減ったことも実感済み。

憧れる人が多いのか、その暮らしぶりに合わせたかのようにミニマリスト向けの本や方法論がたくさん出回っている今日この頃。
困ったことに私の求める「部屋づくり」とはあまりに結びつきません。

私はミニマリストになりたいと憧れたことがありません。
「なれる、なれない」以上になろうと思ったことがありません。
どうしてか。
単純に「ミニマリストの部屋」として紹介されている物が少ないシンプルな部屋に自分が魅力を感じないからです。
いや「綺麗だな」とは思うんですが、私自身の好みとして「住みたい」って思わないんですね。

前途の通り、私の目指すものは「大好きなものがあちこちにたくさんある部屋」です。
幼いころから惹かれるイメージは海外にあるようなカラフルで「その人の“個性”や”好き”がギュッとつまったおもちゃ箱のような空間」です。
自分の表現したいものを目一杯表現して、好きな物を飾った「その人を表す空間」です。
物があっても不思議と調和していて楽しくなる。そんな部屋が好きです。

実際、好きな物が多い私にとってはそういった部屋の方が楽しいし、落ち着きます。

だけど世の中、私みたいなのは少数派なんですかね?
多いものを如何に楽しみながら理想のスタイルの部屋を作るかを指南した片づけの本がまぁ、少ない。

「部屋が狭くて物が多い人」のために書かれた本に飛びつけば実際は「全然狭くない」
「制約が多い人」のために書かれた本に飛びつけば実際は「いや、こんな制約ゆるゆるな賃貸ごろごろ転がってるはずがない」
「収納に特化した」と書かれた本に飛びつけば実際は「まずはこれだけ捨てることから……」

とはいえありがたい「お片付けマスター」達の知恵。
取り入れることができそうなところ、参考になりそうなところをチョイスしながら私にとって「正解の部屋づくり」を行っていました。

ここまで書いておいてなんですが、この時点での私は
「興味があるから、楽しんで部屋作りをしている」ではなく

  • 部屋が片付いてなくておちつかない

  • 正直居心地が悪い

  • イライラすることも多い

だから「もっとなんとかしたい」という気持ちで片付けています。
前途のとおり「少ない物で暮らす部屋」を推奨する本に触れすぎて気持ちがくさくさしていた部分もあったり。

日々試行錯誤しながら仕事の合間に片づけたり、挫折したりを繰り返していた私ですが、ちょっとした転機というか、方向性が定まった時がありました。

方向性を決めたのはまさかの「アレ」

片付けに追われていた私の中で一つの方向性が決まりました。
結論から言えば「好きな物を活かすための空間づくり」です。

どういうことか。
きっかけをお話しします。

私はとにかくアニメや漫画が大好きです。ハマったジャンルは数知れず。
ここ数年、今までになく一等ハマってしまったジャンルがありました。

がっつりハマりやすく、かつ“一人のキャラクターを中心に箱推し”する傾向にあり、収集癖があるのがアニメオタクとしての私です。
これ、同じような方ならわかってくれると思うんですが、めちゃくちゃ物が増えるタイプのオタクなんです。

そんな私なりにも一応ルールがありました。
「本」「CD」「DVD」は買う
「グッズ」は「クリアファイル」「ポストカード」のみ
「ブラインド商品」には手を出さない。

こういった自分ルールを設けていました。
というのもだいぶ前にハマったジャンルでグッズを買いまくっていたけど、
あんまり大事にできなくて、自己嫌悪に陥ったことがあったからです。
「愛でてあげられないくらいなら買わん!」と、それ以来結構長いことこのルールは破られることはなかったのですが……

出会ってしまったジャンルの沼が深かった!!!

今ハマったアニメは私にこの自分ルールを破らせグッズ沼に落としただけでなく、
「フィギュア」を買わせるまでに至った!!!! しかも複数体(箱推しだからね)

いや、ちょっと言わせていただくとこのジャンルより一つ前に見ていたアニメでフィギュアを買ってしまったは買ってしまったんです。それがフィギュアデビューです。
フィギュアとしての造形美に惚れこんで。多分彫刻好きの人が彫刻を買うようなイメージで。
この時買ったものは「うーん、この棚が空いたら飾れるからそれまで湿気対策をしながら保管しておこう」とそんな微妙な言い訳をしつつ保管しておりました。

ですが、今回ハマったアニメは規模が違いました。
フィギュア複数体を一気に買わせた。増えた量が半端なかった。
アニメオタクと名乗って多分20年くらいたつんですが、ここまで熱をあげてフィギュアを買ったことなかったんです。
前ジャンルの買ったフィギュアも併せて

飾りたいし、愛でたいし、なんならちょっと映えさせたい!!!!!!

要は何を言いたいかと言えば、
狭い私の部屋に「繊細で手入れが必要な“立体物”」が増えたのです。
しかもしまいこまずに飾ること前提の“立体物”が。

フィギュアについて全くど素人の私は調べて頭を抱えました。
愛でたくて購入したキャラクターフィギュアはその「めっちゃ強い!」というキャラクターの設定に反し

  • 埃に弱い

  • 紫外線に弱い

  • 湿気に弱い

  • 光に弱い

  • 手入れを怠ったり間違うとすぐ塗装が剥がれたりべたべたになる

という繊細ちゃんだったのです。

かといってしまいこんで飾らないなんてもったいないことをするくらいならフィギュアに興味なかった人間が手を出したりはしません。
じゃあ普段からこまめにいろいろできるかと言えば適当が合言葉の私には厳しい。
フィギュアを守って飾って、手入れがしやすい空間を作ることに今までの乏しい経験と、愛をフル稼働させることを決意しました。
理想はあれど、片づけが好きなわけではない。そんな私のこの時の原動力はまぎれもなくフィギュアを愛でるためです。

折よく、結婚を機に兄が実家を出たことで前途した押入れの中が完全に私の物になったことも決め手です。
嬉々として改造に取り組んだ結果、どうにかこうにか私にとっての聖域を作り上げることに成功しました。

そうしてどうにかこうにか納得のいく空間を作り上げた私は、そこでようやく自分の「部屋との付き合い方」がわかりました。

最初にお伝えしたように、部屋に対して圧倒的に物の多い私ですが「整頓」に頭を働かせるのは苦手じゃないんですね。
なので理想のフィギュアを置くスペースを実現することができました。

  • 湿気対策兼埃対策ができている

  • パッと見てすぐ愛でることができる

  • 光や紫外線が当たりにくい

  • 手入れがしやすい動線

これらを網羅した空間を押入れの一角に構築することができました。
で、気が付いたらあれだけ悩んでいた他の物の置き場所なども自然と決められていったんですね。

つまり私は「部屋を片付けて居心地よくする空間づくり」をメインに考えるから、物が多くてわからなくなるのであって、
「好きな物を活かすための空間づくり」=「好きな物をメインに据える動線から考える」ことを年頭に置けば自然とどうしたいかはっきりするタイプだったんですね。
あたりまえのようにできる人からしたら今更? と思うかもしれませんが、この「捨てるもの」でも「残すもの」でもなく

「魅せたいもの」をメインに考えることは私からしたらかなりの衝撃でした。

活路を見だしたので後は実践あるのみ

ここから華々しく「こだわりを詰めこんだ部屋づくり」ができました!
と、言えたら格好いいんですが、現状フィギュアまわりがいい感じにまとまっただけです。
まだまだ「私のこだわりを表現した部屋づくり」「いい感じに部屋をかわいくおしゃれにする」どっちもぜんぜん満たせてません。

これからちょっとずつ、部屋作りを楽しんでいこうかなって思います。
同じように「私もシンプルより自分の“個性”や“こだわり”を表現した部屋が好き!」という方がいたら応援していただけたらうれしいです。
いい方法を見つけたらシェアしていければと思います。

自分の部屋を実験材料にいろいろやっていこうと考えているので、私のトライ&エラーをのんびりながめていただけたら幸いです。
こんな方法があるよ! というのがあったら教えてください。

今回は私にとって「こだわりをつめこんだ部屋づくり」ってどんなものかをお話ししました。
これが「やりたいことの一つだ!」と思ったきっかけはまた別の機会に。
みなさんの「やりたいこと」はなんでしょうか? 次の記事は私の「やりたいこと2つ目」についてのお話になるかと思います。
あくまで予定なんでシレっと違う記事になっているかもしれませんが、またゆるっと覗いてもらえたら嬉しいです。

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