横並びでいると決める

人間関係でありがちなのが、支配・服従の関係性です。
夫婦関係、親子関係、友人関係など、お客様のお話しの中によく出て来るのがこの関係。私自身の経験にもこれがありました。
あなたは相手とどんな関係を望んでいますか?

支配・服従の関係は育った環境にも見られます

あなたが育った家は夫婦関係、親子関係がどんな関係でしたか?
親がすべてを決めて、それに従う家で育った方は、自分自身が親になった時にその関係性を自分の新しくできた家族の中でもやりがちなんですよね。

その関係性しか知らないので、それが至って普通の事。
それに違和感を感じて、自分は親との関係性とは違う関係を作りたいと思う方ももちろんいらっしゃいますが、子どもの頃から見て来たものに違和感を感じない方も多い気がします。

うまくいかない夫婦関係、親子関係のお話しを聴いていると、それが実際の育った環境と同じになっているお話がとても多いのです。

今自分で決められる

その関係性はあなたが望んでいる関係性ですか?

私がどれだけ相手に変わって欲しいと願ったとしても、相手は自分で気づかない限り変わることはありません。
残念ですが…事実なんです。

コントロールできるのは自分の事だけ。

相手に変わって欲しいと望むのであれば、自分がどんな関係性でいたいかを見せ続けるほかないのです。

あなたが望む関係で居続ける。
それを見せ続ける。

相手の気持ちはわからないのです

相手の気持ちはわからないが傾聴の基本にあります。
わからないから、相手をわかろうと傾聴を使って聴いていくのです。

わからない相手の気持ちがあり、それなのに相手に変わって欲しいなんて。
なかなか難しいのが伝わりますでしょうか。

もちろん、相手にもあなたの気持ちはわからないのです。
だから、わかって欲しい相手には見せ続けるしかないのです。
だから、私とあなたは対等だということを私の心で、態度で見せ続ける。

わかって欲しい相手に、ご自身が出来ることはそれしかないのです。
「私はあなたと主従関係にはなりたくない!横並びの関係でいたいの。」

私が私でいる!ということを決めて見せ続ける。
そして、あなたはあなたでいていいということを見せ続ける。

見せるってどうやるの?

それは私が私でいることです。
自分自身でセルフ傾聴をして、自分の気持ちを確認してください。
自分で自分の気持ちをしっかりと聴き、認めてあげてください。
頭で考えるのではなく、心で感じる気持ちです。

そして相手に対する態度は、あなたはあなたでいていいです。
支配・服従の関係にあなたはなりたいかも知れない。
今まではそうして来たけど、今の私はそんな関係にはなりたくない。

だから、私は私でいる。あなたはあなたでいてください。

これが出来るようになると、関係性は少しずつ変わってきます。

私が私でいること。それだけを決めて私は今生活しています。

まとめ

横並びでいると決める。
相手は自分の願ったようには変わりません。
育った環境によっても、それぞれが普通と思う関係性は違いますから。

自分がどんな関係性を相手との間に作りたいか。
それを自分自身が実践していく。
それを関係を良くしたい相手に見せ続けていくこと。

あなたがあなたでいること。私が私でいること。
支配・服従の関係性より、ずっと心地いいと私は感じています。



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「あなたがあなたでいること、私が私でいること」をサポートするための活動に使わせていただきます。 自分を大切にする傾聴を全国に広めていきたいです。