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ビール『梅雨のエキゾチック』は季節感と手作り感で差別化してる

お酒を飲む人なら『グランドキリン』のボトルを見たことがあると思います。

『グランドキリン』というブランドが優れているなと思うのは、ビール会社の大手KIRINでありながら「手作りのビール」など大量生産されるビールと対比して語られるクラフトビールをつくり、その手作り感を活かしているところ。(厳密にクラフトビールと呼べるのかわからないんだけどね!)

『グランドキリン』の新しい商品である『梅雨のエキゾチック』というビールのデザインが素晴らしかったので、細かく見てみよう!

そもそも『梅雨のエキゾチック』っていうネーミングからして興味をそそられますね。他のビールでこんな風に季節を全面に押し出したものはありません。


梅雨のモチーフとしてパッと目につくのは「キ」の縦棒に使われている傘と濁点の水滴。そもそも季節推しのビールがないため、梅雨を連想させるロゴだけでも他の商品との差別化ができています。

また、「エキゾチック」の文字が若干上下しているのがわかりますか?あえてバラつかせることでかっちりせず、楽しげな雰囲気をつくりたいというような意図でしょう。


梅雨をイメージさせる要素はロゴだけではありません。ロゴの左右に配置された紫陽花や、裏面の注意書きのあたりにカタツムリがいたりします。こういった要素を積み重ねることで梅雨のイメージが強化されています。

一般的には梅雨といったらマイナスのイメージがあります。暗くてジメジメしてるし、雨降ってるから外にも出たくない...。その負の印象を払拭するために、ラベル全体で使われている色は明るく、キラキラと光沢のある素材が使われています。色が明るいから、楽しい梅雨のイメージが湧いてくる!


『梅雨のエキゾチック』は『グランドキリン』というクラフトビールのブランドの一商品です。単に光沢のあるラベルにしてしまうと、あたかも工場でつくったかのような人工的な印象が強くなってしまう。(もちろん工場でつくってはいるんだけど)

クラフトビールのブランドのイメージを損ねないために、背景をステンドグラス風にすることで手作り感を演出しているんですね〜

・梅雨の季節感
・手作り感
が組み合わさったとてもいいデザインだなあ、と見とれてしまいました。

あっ、こんなところにも傘が!

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