「月経カップ」って知ってますか? 007性教育アドバイザーあやの独り言
こんにちは✨ 彩-irodori-保健室、あやです。
今日は、私の性教育のセミナーに来て下さった方にはお伝えしている、「月経カップ」について書いてみようと思います。
月経カップ(生理カップ)とは、紙ナプキン、タンポン、布ナプキン
に続く次世代の生理用品。
使い方は、膣内に折り畳んだカップを挿入して経血を溜め、いっぱいになったらトイレ等に捨てて再度挿入します。
1日1回石鹸で洗う必要はあるものの、昼間は水洗いまたはウェットティッシュで拭くだけで良いし、多い日を過ぎてしまえば最大12時間の装着が可能。
だからお出かけ先で毎回トイレに行く度に、生理用品を入れたポーチを持って行かなくて済むので、うっかり生理だということを忘れてしまう位楽チンなんです。
素材は大体が医療用シリコンで出来ていて、1個3000円~5000円しますが、一度買ってしまえば約10年は使用可能なので、コストパフォーマンス抜群!
地球に優しいエコ商品として、欧米ではとてもポピュラーに使われているそうです。
私は去年の夏にこの存在を知り、ネットで調べたところ、その種類の多さにまずびっくりしました。
大きさや柔らかさ、素材、形、膣に入れた後の広がりやすさ、漏れにくさ・・・それぞれ特徴的で、どれが自分に合うのか全く検討もつかずで。
めちゃくちゃ悩んだあげく、結局、諸々のバランスが良さそうな、エヴァカップというものを買ってみました。
それから約1年近く。(【2023/12/16追記】2023年12月時点で4年半使用してますが、変わらず快適に使えてます!)毎月とても便利に使えているので、私の思うメリット・デメリットをまとめてみました。
〈メリット〉
・繰り返し使えて経済的
・捨てる時に血液量が見えるので、貧血等の健康管理がしやすい
・2日目以外は、朝入れたら夜のお風呂まで入れっぱなしで生理のことを忘れていられる
・生理開始日が遅れている時、念のために入れておいても不快感がない
・紐に尿が付いてしまうタンポンの様にトイレの度に取り替える必要がないし、紙ナプキンの様に蒸れたりしないからかゆみ・かぶれがなく臭わない
・布ナプキンの洗濯の大変さが軽減される
・旅行の際、荷物が減る
〈デメリット〉
・使い方のコツ(挿入方法・位置)を掴むまで練習が必要
・出し入れの際、膣の中に手を入れる為血で汚れる
・お風呂場で入れ替えする場合、血の海になる(パートナーやパートナーや子どもへの説明が必要)
・多い日は外出先のトイレで洗う必要があり、面倒(気にならなければウェットティッシュでさっと拭くだけでも良い様です)
・挿入後に膣内できちんと開かないと漏れる
・使用前、使用後は煮沸消毒が必要
私は基本的にタンポン派だったので、挿入するのにそこまで抵抗はなかったけれど、ナプキン派の方は畳み方や挿入の仕方、出し方が最初は難しいかなと思います。
【入れ方いろいろ】
私は挿入よりも中で開くのが大変で苦戦していましたが、挿入後に出産の“いきみ”と同じく、少し押し出すように力を入れると開きやすいことを発見して楽になりました。
出す時も、私の場合奥に入りこんでしまってることが多いので、同じ様に少しいきむようにして手前に押し出してから、一部を指で凹ませて空気を入れ、挿入した時と同じ形にしてから引っ張っています。
(開いたままの形で出そうとするとめちゃくちゃ痛いので要注意!)
ちなみに「存在を忘れていてカップが満タンになっちゃったらどうなるの?!」と心配する方がいるかもしれませんが、カップ上部には小さな穴が開いていて、満タンになると少しずつ外に漏れる仕組みになっています。
と、いうより開きがうまくいかなかったり、位置が悪かったり、動きによっては少しずつ漏れるので、多い日はやっぱり保険として、紙ナプキンなり布ナプキンなりおりものシートを敷いておくのが安心だと思います。
エコにこだわるなら、布ナプキン+月経カップの組み合わせが最強ですね。
長時間使ってもトキシックショックにならないということで、欧米では、頻繁に取り替えることの難しいドクター達にまず広まったんだそう。
挿入さえ慣れてしまえば、運動中やプール、温泉等でも気兼ねなく使えるので、次世代の女子達にも選択肢の1つになればいいかなと思います。
毎月やってくる生理。自分が心地よいと感じられるツールで、少しでも快適に過ごすことができたらいいですよね。
性教育セミナーに来て頂ければ、現物お見せ出来ます。挿入姿勢や方法も詳しくお伝えできますので、お気軽にご相談くださいね。
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