雑記#13 続けるために

ひとつ、日記的な使い方をしていくこと。

電話が嫌いだ。

親しくない人、とくに初めて電話する人や場所は妙に緊張する。そもそもあんまり人付き合いが上手ではないので仕方ないのだけど、これまた社会人経験で培ってきた「電話筋」は、退職した途端にみるみるとおとろえ、ガリガリになってしまった。

誰かが人の時間を強制的に奪う電話をしてくるやつとは仕事しない的な話をしていたような気がするけど、その気持ちは逆によくわかる。いま、相手は電話に出れる状況だろうか？電話するとしたら、10時？ちょっと早いかな。11時半？もうお昼時でそわそわしている頃かも？1時？食事が終わってまだ頭が回っていないか、少し遅い昼食をとっているかも。じゃあ2時半か。みたいな感じで、電話するまでのハードルを自分でめちゃくちゃ上げてしまう。

しかもその間に、何をどの順番で話そうか？どんなふうに自己紹介しようか？不審に思われやしないだろうか？時間があればあるほど、しょうもないことをシュミレーションして、結局電話口でモゴモゴしてしまう。

ただ、今日の電話は、とても好意的に応対してくれる方で、電話口で感じがいい人に出会えると救われた気持ちになる。大げさではなくて、けっこう本気でそう思う。本当にありがとうございます。

だからこそ、自分も電話口ではせめて感じよくありたいと思うし、だからこそ、自分が電話を受ける側であるときもちょっと疲れてしまうところがある。

それはどうでもよくて、ただいい電話ができた、というだけの話。