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本日のつぶやき「価値観の違う作品を読んでみよう」


KindleUnlimitedでたまたま見かけて。

自分と全然違う人生の本というのも面白いかも。と、ふと思って読んでみました。

『実家モヤモヤ女子 応援コミックエッセイ そろそろ実家を離れたい』著者の曽根愛さんの体験を元に描いたコミックエッセイ。
と、言っても主人公は木下まみ、という30歳の実家暮らしの女性。事実を元に描いた、けど、デフォルメはされてるのかも。

今となっては私も立派なオバさんなので、オバさんの友達はオバさんなワケで。
最早、実家暮らしと行っても介護とかそんなんが絡む話になるから自立云々とかそんな話題じゃなくなるんだけど。

若い頃は、実家暮らしの女性だと、特に都会だと身につけるものや、行ける場所に明らかに金銭的な差が出るので羨ましいとか思ったなー、というのもあって。

じゃあ、実家にいれば良かったじゃん、ってなるかもだけど。
それはそれで私の人生の選択肢にはなかったんだよなー。

ザッと考えると、

  1. 自分の学力に合う大学が地元にはなかった

  2. 大学を選ぶ際に一人暮らしをする事を親が許してくれた

  3. 自分が欲しいものが地元にはなかった

かな。

大学は地方あるあるで、国立大学か、かなりランクが下の大学しかなかったし。
東京ディズニーランドの近くに行きたかったのと、本を発売日に欲しかった、もっと沢山本があるところに行きたかった私には、地元よりも東京に行きたかった。

で、本を読み進めてみると。

当時の私が、「実家の子は、可愛い服買えたり、色んなとこへ行けたりして良いなぁ」と、思っていたけど。

主人公のまみは、一緒に買い物をしていた一人暮らしの友達が生活必需品を買ってるのに対して、嗜好品しか買ってない自分を振り返って

好きなものを買えて嬉しいってより
同い年なのに なんかちょっと情けないかな…

『実家モヤモヤ女子 応援コミックエッセイ そろそろ実家を離れたい』

とか思ってるんですよね。
「もっと良いもの欲しいなー」って思ってた私にはその発想はなかった。

家族とのやりとり…というか、親とのやりとりも、読みながら「しんどそう…」と思うことも、まみは(肯定的なわけではなくても)受け入れていたし。

逆に、まみが一人暮らしを想像して、お気に入りのマンガとツマミとお酒を部屋で1人楽しむ姿を思い描いた時に、私は「それ天国じゃん!」と思ったのに対して「めっちゃ寂しい…」って考えてて。
「え?!」って。すっげー楽しいじゃん!って。

うん。

受け入れられるものと、苦手なものが違いすぎる(笑)。

現在は、著者の曽根愛さんも実家を出て一人暮らしをしているそうですが。

色んな価値観の人がいるなー、と。
改めて実感しました。

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かおり
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