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シフォンは ここにいます 変わらず 貴方のそばに|漫画『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第3巻


これまでの感想はこちら。

人間の姿に戻ったマリー。

「私と 結婚してくださいっ!!」

『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第2巻

勇気を振り絞って叫んだ。

結婚の予定が出来れば、ゴロー島の赴任を辞退できる。公爵がやりたかった陶器作りをすることが出来る。

なにより――

「マリー きみは私を怖がっていたんじゃないか ?」

『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第3巻

確かにそうだった。

でも、それはマリーが公爵を知る前のこと。――シフォンとして一緒に過ごしてからは。

「私が実際に接した元帥は ちっとも怖い人なんかじゃありませんでした ここに私といてほしいから言っているんです!」

『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第3巻

そして、晴れて2人は名実ともに婚約者となった。

マリーを猫に変えた呪術の謎を解きたかったが、マリーの実家であるディラミン子爵家へは物的証拠が揃うまで踏み込まないことが決まった。

そこでマリーは久しぶりに穏やかな日々を過ごす。

公爵邸の居心地がいいからといって このままふわふわ流されちゃだめだわ ディラミン家に戻って 彼女と向き合わなければ…

『ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です』第3巻

そうして、マリーはディラミン子爵家に赴く決意をした。

エミリアが呪術師である証拠を見つける為。
そして、彼女と向き合う為に。


作品を通してマリーはとても強くなった!

ついに完結!

結構、ライトノベルのコミカライズってメインの問題が片付いたらサクッと終わっちゃうことが多いんだけれども。

本作は満足のできる終わり方でした。
この余韻をたっぷり楽しみたいのよー。

なんか最終巻は始終、公爵がウキウキしてたなって感じ(笑)

最初の頃の怖そうな印象はもうなかったよね。

印象が変わったと言えば、マリーもかなり印象が変わった。
確かにエミリアはひどかったんだけれども、このことがあったからマリーは自分で道を切り開く力を持てたんだと思う。

特に、父親と交渉(?)をする時のマリーはカッコよかった。

「お父様は“私の言葉”だけで耳を傾けてくれましたか?」というセリフはすごい皮肉だったわね!

ぶっちゃけ、このまま決裂でも良かったような気がするんだけれども。

父親とも、エミリアとも、そうは終わらなかったのがマリーの良いところなんだろうなぁ。

今まで、いつ猫がマリーだってことがバレちゃうの?! って、ずっとワクワクしながら読んでいた作品だったので、終わっちゃうのはとても残念ですが。

コミカライズを担当したオオトリさんは作画も綺麗だし、ストーリーの構成もすごく良かったので、次の作品もまた読んでみたい作家さんになりました!


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かおり
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