本日のつぶやき「オバさん、ブルーライト文芸という言葉を知る」
なるほど。
世間じゃ“ブルーライト文芸”なるものが流行ってるらしい。
物凄く雑な言い方をすると、死に別れ系の感動モノ、って感じなんだろうか。
(必ずしも死に別れではないかもしれないが)
わかる。
わかるよ。
こういうの、定期的に流行るのよ。
人生が100年からまだ半分も生きてないけどさ。
悲しいかな流行り廃りは人の寿命よりも短いからさ。
それなりに何度か遭遇してしまう“流行り”なのよ。
「昔も流行ったー」とか言いたくないけどさ。
年取ってる感がすごいし(負け惜しみ)。
ザッと説明を読んだ限りだと。
村上春樹もこんな感じじゃない?
ノーベル賞の発表とかがあると定期的に話題になる村上春樹。
私、村上春樹を読んだことがない、という人にはいつも
「働いてる感じもないのに、特に困ってるわけてまもなさそうな村上春樹の自己投影をしたような“僕”が、何らかの不思議な出来事に巻き込まれて、途中、突然現れた女性と良い感じになるんだけど、揉めるでもなく責めるでもなく女性が姿を消す話」
と、説明しているんだけど(笑)。
いや、読んでるの! 村上春樹は『スプートニクの恋人』か『海辺のカフカ』あたりより前の作品はほぼ読んでるの!
「何だよ好きなんじゃねーか」って言われたら否定出来ないくらいには読んでるの(笑)!
ブルーライト文芸の道の先には村上春樹がいるような気がするけど、どうだろう。
正直、私はこの感動系の作品は好みではなくて。優劣の話ではなく、本当に単純に好みの話ね。
単純な感動系の作品よりは、単純なハッピーエンドものが好きなワケよ。
しんみりするのよりは、コメディの方が好きだし。
だから、おそらく、このブルーライト文芸なるものを自ら読むことはほぼ、ないんだけど。
こればっかりは好みだから。
「いーや、これは名作だから好き嫌いに関わらず読んでおけ」ってものがあれば読んでみたいです。
あと、どんなことであれ人気のジャンルが出てくることは良い作家さんが生まれる可能性が高まるので。
流行りのものが例え好みじゃなかったとしても、じゃんじゃん流行ってほしいな、と思います。
そこから良い作家さんが生まれたら、もしかしたら大好きな作品に出会えるかもしれないし。
かつてのBLブームがなかったら、西炯子、水城せとな、よしながふみとかもいなかったかもしれないからねぇ。
出版界を支えるくらいのブーム、来てほしいわねぇ。