『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』を観てきました
会社のお姉様にお誘い頂き、『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』を観てきました!
場所は帝国劇場。
インペリアルスカラーならぬ、インペリアルシアターよ、奥さん。
私来たことあったっけか……大野くんの『アマツカゼ』の時は……あれは青山劇場だ。
来たことあると思いこんでいたけど、来たことがあるのはお隣の出光美術館で、帝国劇場は初めてです。
中が豪華。いや、中も豪華。
さすが、帝国劇場。
豪華絢爛。
そして、天井には出演者の方のパネルが飾ってある。
今回の舞台、古川雄大さん演じるアルセーヌ・ルパンが主役で、おそらく『奇巌城』をベースに『カリオストロ伯爵夫人』とかをミックスした作品……だと思われる。
思われる、というのは、私、アルセーヌ・ルパンのシリーズは未読でほぼわからないから。
シャーロック・ホームズは隈なく読んだんだけど。
脚本・歌詞・演出は小池修一郎
音楽はドーヴ・アチア
基本的に、宝塚歌劇団の方が主体で作っているミュージカル。
だから、随所に宝塚らしさがてんこ盛り。
劇団四季が演るような、ブロードウェイ感のあるミュージカルと違って、和製ミュージカルっぽさが楽しい。
今回、舞台美術が素晴らしく、常にルパンのマントのような幕(?)があって、緞帳のような上下の動きではなく、丸が伸縮するような動きをしていて、場面の切り替えが面白かった。
しかも、マントの裏地(?)にあたる部分が、多分照明で色が変わるように演出されていて、場面によって色が変わっていたのも良い。
また、生オケ!生オケは問答無用で良いわよね。
それだけでミュージカルの価値が上がる。
舞台の使い方は、ザ・宝塚。
数回しか宝塚の舞台を観たことがない私でも、「この舞台の使い方観たことあるー!」という感じでした。
ストーリーは、『奇巌城』もこんなストーリーなの?ってくらいてんこ盛り。ホームズ出てくるし、高校生探偵は出てくるし、男装のカリオストロ伯爵夫人は出てくるし。
ルパンが主人公のストーリーなので、ホームズがコミカルになってしまうのはファンにとしては複雑だけど、コナン・ドイルの書いてるホームズじゃないしね! まあ、そこは仕方ない。ワトスン君がいないのは寂しいけど。まあ、それも仕方ない。
兎にも角にも、20世紀初頭のパリが舞台なので、女性のドレスとかが素敵でテンション上がるの。
そこへ、ルパン役の古川雄大さんがマントを翻して出てくると、もう「タキシード仮面様ー!!!」って感じなの。
カッコいい。
群舞が多かったのも良かった。
人が多い、それだけで華やかよね。
やっぱり生オケといい、こういうのはいくら技術が上がっても代わることが出来ない。
特に舞踏会のシーンは、衣装は古風なんだけど、動きがコミカルでスピーディーですごく楽しかった。
カリオストロ伯爵夫人の真風涼帆さんも、女性役、とはいえ男装の伯爵夫人だったので、これまたハマってた。
男装でのダンスシーンとか、やっぱり本物の男性がいると見劣りするのかしら……とか思ってたけど、全くそんなことなかった。
カッコいいものは、カッコいいのね。
予備知識なしで観に行ったミュージカルだったので、新鮮な気持ちで楽しめました!
やっぱり舞台は良いわね!