ドラマ「眠れる森」を観て
4月になって突然再放送されたドラマ「眠れる森」。
98年(25年前…!)に放送されたドラマで
絶対にリアタイで観ていた程だった。
主題歌の竹内まりやさん「カムフラージュ」の歌詞が
とてもとても良くて、カラオケでは何回も歌った。
理由はよくわからないけど放送後一度も再放送されなかったが
令和の今、再放送された。
月9「風間公親 教場0」が始まるからそれの宣伝も兼ねてだろうけど。
「眠れる森」はその後の考察系、伏線回収系ドラマの
走りだったんじゃないだろうか。
オープニングに流れる「森」でのシーンは
登場人物達の「最後」を表現していると、当時も話題だった。
最終回はとにかく切ないし苦しい。
上記の説明には、ネタバレを防いで詳細は書いてないけど
>交通事故で家族を失い
とあるが実際はある人物によって殺されている。
その人物というのが、結婚を控えた婚約者とは気づかずに
自分の結婚式で真実を知る(というかフラッシュバックで思い出しちゃう)
ことになるんだけどそのシーンがただただ辛かった。
陣内孝則さん演じる国府の「実那子ちゃんを傷つけるつもりはなかった」は
国府の根っこに残っていた優しさが垣間見えた(泣)し
木村拓哉さん演じる直季の「全部悪い夢だから」は
本当にそうだったら良かったのにねええええええ!!!!(号泣)だし
電車を降りないまま眠りについた直季が映るとこでの
実那子の「あなたと生きたい」にはもう
体中の水分が抜けそうなくらい泣ける。
このドラマは1話から全部観たらわかると思うが
全っ・・・・・・・・∞・・・・・・・・っ然ハッピーエンドじゃない。
登場人物半分くらい亡くなっちゃうし。
しかも病気とか事故じゃなく。
なのに今久しぶりに観ても楽しめたのは脚本が良かったのは勿論だけど
中山美穂さんの美しさだったり
(結婚式のドレス姿なんて、残酷なシーンなのに女神と見紛う)
「カムフラージュ」の歌詞が40代の今聴いてもすごく切なかったからかも。ずっと好きだったけど言えなくて、でも今なら言える。
そんな気持ちあったなー、みたいな。
またこの「カムフラージュ」の歌詞が、ドラマの内容とリンクし過ぎてて
オープニング、またはエンディングで流れる度に
深みを増していき、最終回なんて2番の
「ずっと近くにいてくれたのに欺いてきた私を許して」
ってとこが流れたもんだからそりゃもう大号泣だったよね。
「直季は許さないなんて思ってないからぁぁぁ!!泣」なんて
勝手に直季の気持ち代弁するくらい、当時も再放送中も泣いた。
ドラマ後半あたりからOPもEDも流れるタイミングが変わるのも
また良い演出だったし
さらに、当時の最終回放送日が
ドラマ上で実那子と輝一郎が結婚式をする日と同じ12月24日てのも
素晴らしい演出だったと思う。
再放送してくれてありがとうございました。