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真摯に、誠実に

先日、仕事中と仕事帰りの電車でのできごとから、思うことがあったので記録する。



同じ土俵に立たない

副業先の職場で、本業での同僚に
「職場で副業をバラされた。でもそのバラした同僚も副業をしている。」
と愚痴ってる女の子がいた。
その本業先は副業禁止らしく、謹慎を命じられたそう。

副業を禁止する会社自体どうかと思うけど
ルールはルールだからねぇ・・・と思いつつ
「バラした同僚も副業をしている」と聞いて思わず
「だからって同じことしちゃダメだよ。同等になることはだめ」
という様なことを伝えながら「嫌な人と同じ土俵には立たない」と
改めて自分に言い聞かせた。


自分の行いは良くも悪くも意外と人に見られている

そしてその副業先からの帰りの電車で起こったことが
副業先での出来事と重ねて
ベッドに入っても眠れないくらいいろいろと考える出来事だった。

終電間近の電車内。
私の目の前に座っている女の子が、とても酔っている様子で
携帯と財布の様なものを床に落とした。
すぐそばに立っていた人は何もしない。
拾って、思わず女の子のバッグに無理やり突っ込んだ。

若い女性が酩酊しているとどうしても心配になるお節介。

バッグに突っ込んだあと、私の隣にいた男性が
こちらに顔を向けていたが、周囲の音はほぼわからないくらいの音量で
音楽を聴いていた私は「何か言ってるな」としか思わず、無視してしまった。

「無視してしまった」と書いたのは、後の会話で申し訳なく思ったからだ。

しばらくして、その男性が降りる駅だったようで
再びこちらに顔を向けて、何か言っている。
(なんなんだ・・・)と少し疎ましく思っていた私はイヤホンを外し
「ナンスカ?」と低めの声で反応すると
「さっきの行動見てました。素敵でした。」と。


(えっ・・・最初無視してごめん・・・)
と心の中では思っていたが、戸惑ってしまって
「あ、はぁ」と、これまた無愛想に返してしまった。

もしこのnoteをこの時の男性が見ていたら伝えたい。
渋谷方面に向かう終電間近の銀座線に乗っていた
記憶が正しければ眼鏡をかけていた貴方。
あの時はごめん。
褒められたくてやったことではないけど
「素敵だ」と思っても、見知らぬ他人に
なかなか声に出して伝えられる人なんてそういないよ。
あの時の貴方こそ素敵でした。

そして酩酊していた女の子は、私と同じく終点まで乗っていて
ちょっと心配だったので横目で車両から降りたのを確認した。
ホームで何か話しかけられたが、この時も音楽を聴いてたので
「大丈夫?」とだけ声をかけて、足早に帰路へついた。


真夜中の考え事

この2つの出来事で、いろいろ考えた。

1「報いを受ける覚悟の有無」

ルールを破ったのは自分。
ルールを破っていることを自覚し、その報いを受ける覚悟があるかどうか。
その覚悟の有無で、不満を口に出すか、何も言わず受け入れるかが
変わるのだなぁなどと考えたりしていた。


2「因果応報」

について。

普段何かしら努力して頑張っていても
誰にも褒められなかったり、努力が結果に伴わなかったりするし
電車での行動も、誰かに見てほしくてやったわけではなく
お節介からくる咄嗟の判断だった。
だけど「見てくれている人はいる」そして「ちゃんと伝えられる人もいる」
というのを久しぶりに感じた出来事だった。


2つの出来事を思い出しながら
日頃からよく嘘をつく人のことを考えていた。
嘘をつく、またはつかれても何も感じないのか
嘘をつくのはその報いを受ける覚悟があってのことだろうか。
嘘には相手を傷つけないための優しい嘘も存在すると思うので
「報いを受ける」というのは、相手を貶める様な嘘の場合。


私はとにかく
自分にも相手にも真摯に、向き合いたい
という結論に至った、という記録のためのnoteでした。

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