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赤裸々版|《京都》2022年12月17日(土) 推し本披露会(読書会)レポート

2022年12月17日、京都駅近くにある会場で読書会を開催しました。お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。

「読書会って何?参加したことないんだけど……」という方はホームページ版をチェックしてみてください。読書会についてや、当読書会の目的、当日の流れなどを詳しく記載しております。

▶《京都》2022年12月17日(土) 推し本披露会(読書会)レポート

こちらの<赤裸々版>は当読書会に参加経験があることを前提に書いてます。初心者向けの説明は省略してますので、あらかじめご了承くださいませ。

では、読書会レポート、スタートです!



推し本披露会

今回ご紹介いただいた推し本はこちらです。


推し本タイトル一覧

★むらさきのスカートの女

★ザリガニの鳴くところ

★幕末不戦派軍記

★麦本三歩の好きなもの

★汝、星のごとく

★月と六ペンス

★たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集

★チラシ大全集

では一冊一冊見ていきましょう!



『むらさきのスカートの女』
わたくしのーさんの推し本です。
帯にはTikTokで話題だと書かれていましたが、私が初めて知ったのは読書会で紹介された時でした。この表紙に不気味さを覚えていたので記憶に強く残っていました。手に取るのに時間はかかりましたが、読んでみたら非常に面白かったです!!今村夏子さんの作品は他にも読んでみたいなと思ってます。

物語は「むらさきのスカートの女」と友達になりたい<わたし>視点で描かれています。「むらさきのスカートの女」は黒髪のロングヘアでぼさぼさ。若いかと思いきやそうでもなく顔にはシミがある。近所では知らないものはいないほど有名で、公園には専用シートまである。<わたし>視点の調査によると今仕事はしていない様子。

仲良くなりたい<わたし>は自分の勤める職場に入ってもらおうと画策します。そうすれば仲良くなるタイミングがきっとあると考えたからです。専用シートに求人誌を置いて、「むらさきのスカートの女」が<わたし>の勤める職場に面接にやってくるよう誘導をします。

この時点で一瞬「ん?」と思う方もいるでしょう。「直接話かけたら良いのに……」と。しかし<わたし>の言い分を聞くと「まあそうだな」となります。その後も「ん?」と思う部分が徐々に増えていきます。あれ……?これって、<わたし>の方がやばい人なんじゃ……?となっていきます。この違和感が楽しいです。ぜひ読んでみてください!



『ザリガニの鳴くところ』
前回『京都インクライン物語』を紹介してくださった方の推し本。
著者のディーリア・オーエンズさんは動物学者で、アフリカの野生生物の行動生態学に関する研究を各専門雑誌に発表されています。この本は69歳のときに初めて書かれた小説とのことです。
最近映画化されていたので私も予告を見てタイトルは知っていましたが、ぜひ原作の方を読んでほしいとのことでした。動物や自然の描写が丁寧に描かれているとのことで、紹介してくださった方の蛍の話が特に印象に残りました。
素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)



『幕末不戦派軍記』
前回『ぼけますから、よろしくお願いします。』を紹介してくださった方の推し本。
以前は司馬遼太郎などの描くヒーローが活躍するような作品が好きだったけど、この作品で描かれる弥次郎・喜多八・筒なし・関兵衛のようにそうでない人たちが出てくる作品も面白いと感じるようになられたとのことです。
階段を転がり落ちるかのようにあれよあれよと戦いに巻き込まれて逃げ続ける様は、お話を聞いているだけでも面白かったです。
読書会で紹介するのをきっかけに再読したところ「負けるには負ける理由がある、といいたいんかな?」と思われたとのことでした。
素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)



『麦本三歩の好きなもの』
初参加の方からの推し本。
『君の膵臓をたべたい』は漫画で読んだことがありましたが、住野よるさんの作品はこれまでまだあまり触れてこれませんでした。印象に残ったフレーズを教えてくださったので引用します。

今日の戦いにもきっと三歩は勝利する。辛勝かもしれないが、きっと勝利する。
そうして自分を誇らしく思う。
勝った散歩に与えられるのは自分自身からの祝福だけではない。
嫌なこともしんどいことも問題にならないほど大切な、世界からのご褒美が贈られる。
それは、数えきれないほどの、好きなもの。

麦本三歩の好きなもの

良い!これ良い!!と思いました。
素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)



『汝、星のごとく』
初参加の方からの推し本。
ここが書店だったらすぐさまレジへゴー!!と思ったくらい、お話を聞いていて私好みの本だなと感じました。実際買おうと思いました。しかし出たばかりの単行本はお値段がやはり良いお値段します。うーん、凪良ゆうさんの他の作品から読むか?いや、でも私が読みたいと思ったのはこの『汝、星のごとく』だしな……。文庫化待ってたら数年かかるしな……。
どうしようか迷っている時、私の中に棲むチュートリアル徳井さんの名言「買いたいときが買い替えどき」が囁きました。そう、つまり「読みたいときが買い時!!」
買いました。年末年始に読もうと思います!!
素敵な推し本を紹介して頂き、ありがとうございました!(^^)



『月と六ペンス』
前回は『ロゼッタストーン解読』を紹介してくださった方の推し本。読書会のお手伝いもしてくださってます。いつもありがとうございます。
つい最近東京会場で課題本にしたこともあり、「おお!」と思いながらお話を聞いていました。ストリックランドの人物像はやはり理解できないし周囲に破滅を招く存在だと分かってはいつつも、どこか一方でそんな風に他人を気にせず振る舞いたいと思う自分に刺さってきますね。
素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)



『たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集』
コロナ禍となる前にはよく参加してくださっていた方からの推し本。読書会を再開してからは初めてでしたが、お久しぶりの参加ありがとうございました!
帯に書かれている短歌も良いですし、Twitterで開かれたコンテストに出されたものが掲載されているので色んな人の作った短歌を詠むことが出来ます。文庫化に伴い、この表紙に描かれている男女二人の物語も収録されているとのことです。
素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)



『チラシ大全集』
コロナ禍となる前にはよく参加してくださっていた方からの推し本。読書会を再開してからは初めてでしたが、お久しぶりの参加ありがとうございました!
紹介された方は映画が好きでチラシを集めてらっしゃたようなのですが、年月が経つと印刷が薄くなってしまったり触るとかゆみが出てくるようになってしまってなくなく処分することに。そんな時にこのチラシ大全集を発見されて購入されたとのことでした。年代毎にまとめられていて、残念なのはチラシの表側しか、まとめられておらず、裏側の文が載っていないということ。確かに裏側の文章とかつい読んじゃいますし、写真とか見てどんな展開でこのシーンが出てくるのか想像するのも楽しかったりしますよね。
素敵な推し本の紹介、ありがとうございました(^^)



推し本は以上です!!



スピンオフ企画ランチ会

読書会終了後、スピンオフ企画としてランチ会を開きました。参加してくださったのは6名。私を含めて7名!ありがとうございます。

10月の時と同様、会場から歩いて5分のところの京都タワーサンドにしました。地下一階にフードコートがあるので各々好きなものが注文できるし混み具合もちょうど良いんですよね。もう京都の時はここに決定ですね。前回宣言したように17店舗制覇して京都タワーサンド王という称号を得なければなりませんし。うん、もう決定です。

今回は迷わず到着。フードコート内をさらっと一周してみたら全員で座れるところがありました。色んなお店があるので、それぞれ自分の好きなものを注文しにいきます。

私が注文したのはこちら!!






はい撮り忘れましたー!!(既視感)

またやっちまいました。だっておいしそうだったんですもの。

代わりにNo imageの画像を貼っておきましたので、あとはご想像にて脳内補完をお願いします。

いえ、ホームページから少しお借りして貼っておきましょ。


食べたのは魏飯吉堂の油淋鶏セットです。

油淋鶏と、焼売2個とごはんと味噌汁っていう豪華なランチでした。

しかし私食べたあとに気づきました。

いや、注文したあとにはもう気づいてました。

焼売……。

これ食べたら。

なかなかの臭いがしますよね、ええ。





このあとも読書会やりますけど!?(既視感)





先々月に餃子をくって「餃子くさい主催=くさ主催」という異名を持ってしまったのに、またやってしまいました。いえ、今回は反省を活かして油淋鶏にしたんですよ。油淋鶏なら大丈夫だって、ね。まさか焼売がついてくるなんて思わないじゃないですか。

今からキャンセルして別のメニューに変えてもらうか……?

でもおいしそうだしな……。

ま、いいか!(この間1秒)

食べました。

おいしかったです。にんにくもりもりでした。

あっという間に14時近くになり、会はお開き。そして私はくさ主催もとい焼売王となったことで自信とにんにく臭を身につけ、新快速で大阪へと向かったのでした。

フードコートには17店舗ありますので、毎月違う店舗を利用していけばあとたったの15ヶ月で制覇できます。京都タワーサンド王という称号を得るべく精進してまいります。



赤裸々に

私には4つの形態があります(唐突に)

・家でくつろぎモード
・仕事モード
・育児パパモード
・読書会主催者モード

この約4つの形態であります。このモードは場所によって随時切り替わります。我が子といるときは常に育児パパモードですし、家にいる時かつ子どもが寝ている時のみ家でくつろぎモード。職場では仕事モード、読書会では読書会主催者モード。仕事が残っている時なんかは家で仕事モードにならざるをえないときもありますが、基本的には特定の場所によってモードが決まります。

読書会の準備は家でするのですが、場所が家なだけに読書会主催者モードは入りません。かといって我が子が起きている時には準備が出来ないので、育児パパモードと読書会主催者モードは相反するモードといってよいでしょう。必然的に家でくつろぎモードの時に読書会の準備をすることになるのですが、当然ながらくつろぎモードなのでくつろいでます。印刷とか諸々の準備は「あとでやれば良っか!」という心理が働きます。

結果、前日に準備をすることに!

しかし今回は前の週に東京で読書会をやっていたので、ある程度準備は出来てました。23時頃には全て終わり、あとは自分の推し本を決めてメッセージカードを書くだけ。

うん、寝よう。

睡眠時間は大切です。

京都&大阪の場合は朝早く出発する必要はないので、寝坊の心配もありません。ただし!読書会準備から家を出発するまでに一度モードの切り替えが発生します。そう育児パパモードです。ここからの切り替えをいかに早く、いかにキリっと出来るかが当日の読書会に影響してきます。

東京の場合には徹夜してそのまま家を出るパターンなので、夜中の間に読書会主催者モードに入れます。メンタル的には京都&大阪のときよりも一番モードは入っている感じです。身体的には京都&大阪のときの方が一番良い感じですけども。一長一短って感じですかね。いずれにせよ100%の力を発揮できないのがもどかしいところ。まあ100%出しても空回りするだけですのでね、それで良いのかもしれません。

さて、今回も彩ふ読書会+開設に伴い、ご紹介いただいた本一冊一冊に少しだけコメントを書かせていただきました。

以前は毎回やっていた書き方なんですが、グループ分けをしているとどうしても自分のいなかった方のグループのコメントが薄くなってしまう傾向が顕著になってしまいまして、参加者の方のメッセージカードの力に頼る方法へと切り替えました。

けれど、やっぱりコメントを入れたい!参加してくださった方には読書会が終わってからも楽しんでいただきたいなー、次に参加していただいた時に話題が一つでも増えていると良いなーという思いもずっとありまして、今回彩ふ読書会+開設を機に復活させてみた次第です。

お楽しみいただけましたら幸いです。

今回も非常に楽しい会でした。

毎月やっていきますので、またお会いしましょう!

ありがとうございました!良いお年を〜!

ここまでお読みいただきありがとうございます。宜しければご支援よろしくお願いいたします!