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Hunyuan3D-2を試してみた&比較【Pinokio】【ローカル環境3Dモデル生成AI】

Tencentより、Hunyuan3D-2が公開されました。
3Dモデル生成AIで、テキストor画像からテクスチャ付きの3Dモデルを生成できるようです。

通常版とLowVRAM版の2種類あったので、両方試して比較しました。



使い方

Pinokioを使うとワンクリックでインストールしてそのまま使えます。必要なライブラリなども全部入れてくれるので楽です。Cドライブを開けておきましょう。
動画生成AIのインストールでも便利だったツールです。

お試ししたい or PCスペックが低い方へ

Hugging FaceにあるDemoで試せます。


環境

私のPCのざっくりとした性能です。

GPU:RTX3080Ti 16GB
CPU:intel Core i7-12700
RAM:32GB


■猫を生成

Hunyuan3D-2

Hunyuan3D-2
生成時間:45分くらい
ポリゴン数:40000

UIはこんな感じ

テクスチャありorなしで生成ボタンを押します。
Inference Stepsは変更しても生成時間に差は見られませんでした。

Hunyuan3D-2-LowVRAM

Hunyuan3D-2-LowVRAM
生成時間:2分未満
ポリゴン数:40000

少しメッシュが荒い

ぱっと見、差異を感じない。

よく見ると横顔の猫らしさが若干違ったり、底面のむにっと感が無い。テクスチャの細かさも違う。

UV

UVは細かく分かれているが、そのまま使えなくもない。


■イラストから生成

此花いなり(https://x.com/KonohanaInari)さんに描いていただいたイラストから生成します。

陰影薄めですが、立体構造を想定できるのかどうか。

左がHunyuan3D-2、右がHunyuan3D-2-LowVRAM

生成時間は猫と変わらず。ポリゴン数は40000で固定のようです。

立体化できている。が、側面や後ろから見ると想像できていない部分が多々ある。しかし8割ほど立体化できているので、これがあればフィギュアなど3Dモデル制作の最初の工程を短縮できる。

UV


色々生成

髭のような細かい形状に引っ張られるようですが、ふっくらした形状、直線的な構造、彫刻、ハードサーフェス、すべて精度が高いです。

しかも生成時間は2分未満(!)


衣服の生成に最適

Hunyuan3D-2-LowVRAM

気に入った衣服が出るまで画像生成をして、3D化、不要な部分を削除して人型ボーンに自動でウェイトを付ければ、VRChatのアバターに着せたり、Vtuberや自作ゲームのキャラに使えます。

特に布の質感を作れるというのが利点です。
ちまちまとメッシュを張ったりスカルプトしたりクロスシミュレーションする手間が無くなる、というのが良いです。


まとめ

生成時間が45分2分未満であることを考えると、LowVRAMの方をおすすめします。

どんなに精度が高くてもまだ生成AIの3Dモデルは近くから見たら低品質なので、映像作品ゲームの背景アセット(カメラが接近できない位置)での使用がメインとなるでしょう。品質にこだわる理由が無いので、2分で生成できるLowVRAMを使うのが合理的です。

ローカル環境で生成できるということで、サーバーに上げたくない画像の使用や権利的な問題の解決が見込めます。


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