[研究計画書,小論文付き]東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系 合格体験記【東大 院試, 東大 ロンダ】
[2024/06/01]【25部突破しました!ありがとうございます】
1.はじめに
私は、2023年夏に東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム系に合格しました。この記事では、東京大学大学院総合文化研究広域科学専攻広域システム系の受験検討している方と、他研究科や他大学を志望しているが研究計画書の書き方について知りたい人を対象にしています。
今回は、実際に私が書いた研究計画書と小論文の内容も公開します。小論文の方は、英語の論文3編、合計約50ページの英語の文章の内容に基づいたものです。合計8編程度の英語論文の内容を確認して、その中から最も適していると考えた3編を選びこの小論文を作成しました。
院試全般についてはこちらの記事で書いたので、ぜひ併せてご覧ください。
2.総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系について
公式ホームページ(URL:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/academics/grad/mds/gss/)によると、広域システム科学系は、自然界から人間社会にいたるさまざまな具体的問題をシステムとして捉え、その構造、機能、動態、進化、さらには管理を対象とします。システム論、情報科学、図形科学、宇宙地球科学、原子分子物理学、地球化学、生態生物学、人文地理学、科学技術計画学などさまざまな領域を専門とする教員が在籍していて、学際的、分野横断的な研究をしている人が多いのが特徴的です。実際、私自身も情報工学を経済や医療などの他分野に応用するような学際的な研究を行いたいと考えてこの研究科を選びました。同様の理由から東大の学際情報学府(URL: https://www.iii.u-tokyo.ac.jp)も受験を検討していましたが、試験日程の関係で総合文化研究科を選びました。
3.倍率など
出願者数:約110人(受験番号からの推測値)→口述試験対象者:58人→最終合格者:40人で倍率は約2.75倍でした。
4.受験方式
私が受験した2023年夏の試験では、まず研究計画書、小論文、TOEICや TOEFLなどの英語のスコアなどの書類で審査が行われ、その後35分程度の口述試験が行われるという形でした。口述試験では、はじめの5分程度で自分の研究計画を説明(パワーポイントなどは使わず口頭のみで)→5分程度で研究計画についての質疑応答→5分程度で事前に提出した小論文についての質疑応答→残り時間で専門科目についての口頭試問という流れでした。
はじめの研究計画の説明は、5分でおさまるように研究計画書を再構成し、暗記して説明できるように繰り返し練習しました。文字数は約1200文字でした。
研究計画書も後ほど載せますが、以下が面接のために再構成した、研究計画の説明用の原稿です。
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