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#推しポケモンでランクマ をやったワケ 〜苦節25シーズンを振り返る〜



【ご挨拶】

おはこんいりチャオ!
どもっす、いりぼうです!
普段は、ゲーム音楽専門の吹奏楽団で
指揮者やって、たまにホルン吹きます。
所属楽団HP:https://playerswindhiroshima.online/


初めての構築記事、
皆さんはもう読んでいただけましたでしょうか?
まだだよって方は、リンク置いておきますので、
ぜひご覧くださいね!

【ポケモンSV ランクマS25】好きなポケモンで勝ちたい!チーム「キミに決めた!!」【R1938 最終389位】:https://note.com/irivo_horn27/n/n842d0cfffb45


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はてさて、それではそろそろ、
皆さんが気になっているであろう、
【なぜ、推しポケ縛りでランクマしてたのか】
ということを、お話したいな、と思います。

……察しがよろしいですね。
そうです、自分語りです。
いい歳こいて、恥ずかしいよね。
しかもたぶん長いし。

でも、このお話が、ほんの少しでも
「それなら、自分もポケモン対戦やってみたい……!」
……という気持ちに繋がったらいいな、
と思っています。
自分もそうだったように。


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【Ⅰ. Introduction】

① ポケモン対戦との【ホントの】出逢い

自分がポケモンに出逢ったのは初代赤緑から。
発売当初がちょうど少年時代で、
はじめて買ってもらったゲームもポケモンでした。
はじめはゼニガメを選んで、
タマムシシティについて、ゲーセンにならぶ
【ミニリュウ】という単語を見つけ、
「リュウってことは、ドラゴンだよなぁ……!」
……ってわくわくしながら、コインを貯めて、
攻撃手段が乏しいから、みずタイプでもないのに
【なみのり】を覚えさせて、地道にレベル上げ。

そうして、レベル55に到達して、
今の相棒のカイリューに出逢った思い出は、
オトナになった今もなお、鮮烈に覚えてます。
しかも強い!子供心は鷲掴みでした。
一緒に育ててたサンダースも、
今も連れ添う古くからの大好きな子です。

でもこの頃は対戦なんてテキトーで、
【はかいこうせん】を撃ってたら強い、
みたいな程度のもんです。

その後、RSEで3値の事を知って、
ある程度、真似事でガチ構成っぽいポケモンを
育ててみたりもしましたが、
弟やお友達とバトルする程度のもんで、
ガチ対戦なんて
微塵も興味がなかったのを覚えています。


そんな自分が、ガチ対戦に興味が湧いたのは
ホントについ数年前の話。
とある有名なポケモン実況者さんが、
YouTubeのオススメに上がってきたことでした。

皆さんご存知、日本が誇るマイナー王こと、
インゲンさんです。
※知らない方のために、チャンネルのリンクも貼っておきます:https://youtube.com/@ingenlife?si=tAEeqqW_Lxogu8Cs

その時知ったのはYouTubeショートで、
【このポケモン使ってみたら強かった】シリーズの
ショート動画を上げられてて、
たしかモンメンのショートだった、と思います。
「え!?ガチの対戦でモンメン強かったん!?」
……と衝撃が走りました。
でも、噂では確かに、
レベル1ココドラが強かったり、
ホルビーがミュウツーをしばいたり、
……と、おもろい噂はたくさん聞いていて、
見た目や個体での強さを覆す面白さが
そこに広がってる、ということを再認識し、
インゲンさんの動画を漁ってみることに。

そしたらどうです、数々の生き生きとした
マイナーポケモンたちの活躍!
インゲンさんの穏やかな語り口も相まって、
それまで認知していながらも、
ポケモンガチ界隈や配信者に対して抱いていた
ちょっと治安悪いなぁ、という偏見は
すっかりと取れており、

自分も対戦、のめり込んでみたい……!
こうやって、好きなポケモン輝かせてみたい……!
と、思うようになっていました。


② ランクマ、デビュー

とはいえ、もうその頃は剣盾も
禁止伝説2匹環境になりますよ、ってタイミング。
それに、ガチ対戦用のポケモンを用意する、って、

・個体値、性格の厳選
・努力値の調整
・型およびわざの選定
・それに伴う特性の厳選

……を、最低6匹分は繰り返さないといけない。
しかも、禁止伝説とかの厳選って、
ものすごく大変……!
なんなら、そんな事を考えてないから、
普通に捕まえたし。

ただ、この頃にはすでに、
ミントで性格補正は変えられたり、
特性もアイテムで変えられたり、
個体値も高めるアイテムが出たり、
かなり育成がしやすくなっていました。
とはいえ、これらのアイテムも
入手が簡単なものではなかったため、
やっぱり新参者が首を突っ込める世界では
ないかぁ……と、半ば諦めてました。
まぁ、楽団にフレ戦するお友達はいるし、
ひとりの時もバトルタワーがあるし、
動画で見たり、自分なりに調整したポケモンを
活躍させる場はなんだかんだあったので、
それでいいかな、というラフな気持ちでした。

結局、剣盾でのガチ対戦デビューは
実現することなく、時は流れてSV発売。
PVにてカイリューがテラレイドで出ており、
当時夜勤の休憩中に動画を観た時には、
嬉しさのあまり、職場であることを忘れて、
声を出して感情を【だいばくはつ】させてたのも
記憶に新しいです。

物語を進めていくと、
ハッコウシティのショップにて、
剣盾の時に画期的だけど、集めきれなかった
ミントや王冠が普通に買えるようになってる!?
ということに気づき……

あれ、これひょっとして、タイミングここじゃね?

ということで、物語クリア後は、
夜勤の間に自動金策を動かし、
レイドバトルで地道にテラピースを集め、
相棒のカイリューを筆頭に、
相性とかを考えて、まだまだ足りない知識を
振り絞りつつ、
インゲンさんのパーティ作成動画を参考に、
なんとかパーティを完成!
※作成動画、マジでオススメです!
剣盾版とSV版と、両方リンク置いときますね!

https://youtu.be/5dd4wwbOChg?si=uEb-A86xxGwHseEq

https://youtu.be/bc2ky9Sc6Hc?si=wWrRtfD5TfCtuaee


……まぁ、もちろん結果は散々ですが、
それでもなんとかシーズン終わるまでには
マスターボール級には上がれて、
とりあえずデビューはできたな……!
と、ホッと肩をなで下ろした次第でした。


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【Ⅱ. Commitment】

① 気づき

さて、無事にガチ対戦にデビューはしました。
……が、とはいえ、そんなんでいきなり勝てるほど、
対戦の世界って、甘くはないんですよ。
デビューしたシーズン1は、ギリギリマスボ昇格。
次のシーズンも、とりあえずこだわりは、
カイリューを入れるだけで、
他は特にな〜んにも考えずに、
サザンドラとか、サーフゴーとか、
その時オススメされてたポケモンを並べてみた!
……って感じのパーティでした。
おもろい性能してるから、って事で、
ハラバリーとかは入れてたかな。
もはや、電気やゴーストが被るから、って理由で、
好きだけど、サンダースやミミッキュを
外してたまであった気がする。
順位はギリギリ4桁に入る事ができましたが、
これはもう、SVのシステムとカイリューが
バチバチに噛み合ってた、ってだけの話。

そりゃ、そうなんですよ。
ポケモンって、歴史が長いし、
初代の頃から対戦に対して
本気で取り組んでた人も一定数いる上に、
オンラインが普及して、
現在のようなレーティングバトルが
確立されてからやってる人と比べても、
バトルにおける練度の差は明らか。

こんなん、普通にやってても
コテンパンにされるだけだし、
なんか勝っても負けてもおもろい事したいなぁ……。

そうだ!
好きなポケモンだけで対戦してみるのはどうだ!?
童心に帰れるし、さながら気分はサトシくん!

思い立ったが吉日。
すぐにパーティに、当時SVにいて
好きなポケモントップ6にいた、
サンダースとミミッキュを入れるために、
型や調整を考案しました。

楽しさってのは、やっぱり原動力ですね。
そこから、ホントに徐々にではありますが、
少しずつ勝率や順位も上がっていき、
気づいた頃には、4桁は普通に維持してました。


② 野望

パラドックス環境、準伝説環境と、
厳しい戦いの世界を経験しながら、
時は流れDLC【ゼロの秘宝】が解禁。
推し御三家のエンペルトや、
アローラキュウコンといった、
推しトップ6の面々が解禁されていき、
いよいよ、推しパ完成も間近。

実はこの1個前のシーズンで初めて
3桁順位も経験し、レートも初の1900。
対戦にも慣れてきていました。

推しパが完成の兆しがあり、
対戦経験も順調。
そこでひとつ、夢というか、
【野望】みたいなものが生まれます。

推しパでレート2000を達成して、
もっとポケモン対戦をライトに楽しいと
思える人を増やしたい……!!

レート2000。
それはガチ対戦の最上位の指標のひとつ。
生半可な構築、練度、プレイングでは、
辿り着くことすら許されない、頂の景色。

そこに自分が、好きなポケモンだけで達成したら、
胸を張って色んなポケモン好きな人に、
「対戦もおもろいよ!
別にガチポケモンじゃなくても、
楽しく戦えるようになるよ!」
って、言ってあげられる。
ポケモンバトルの楽しさを普及できる。

ワクワクしてきた。
……この先の地獄を知らなければ。


③ ここが地獄の一丁目

推し5匹+1パーティはすごく順調でした。
環境トップのハバタクカミに強かったエンペルト。
雪の仕様変更で予想以上に展開できるキュウコン。
ミミッキュはなんでもできるし、
サンダースも調整さえなんとかすれば、
難しいけど使えなくもない。
カイリューは、もはや言わずもがな。
SV対戦の化身。

……そう、4桁までは。
3桁から、世界がガラッと変わり、
今まで通用してきたプレイングは、
まっっっっったく通用しなくなりました。
すぐに4桁に突き返され、なかなか結果は出ない。
レートもだいたい1700〜1800ぐらいを
行き来してたと思います。

なんとか最終1900まで行くことはあっても、
壁は厚く、そこを突破できない日々が続きました。

そうこうしているうちに、
オーガポンやガチグマなどが参戦。
いよいよ推しポケモンたちだけでは、
パワーが足りなくなってきており、
限界かと思っていました。


④ それは、偽物

ラスト、ワンピース。
選ばれたのは、オーガポンでした。
このポケモンはバケモンです。

今までカイリューの天敵として君臨し、
自分が初めて【嫌いなポケモン】と認定した、
あの憎きヘイラッシャを、
いとも簡単に【かたやぶり】で粉砕。
あの小さな身体のどこからあのパワーが出るんだ、
と、仰天しながらも助けられました。

そして、念願の……

レート2000、達成!!
ここでキープしとけばいいものを、
操作ミスでもぐってしまい、 負け。
その後、取り戻そうとして溶かしに溶かして、
いつも通りぐらいの順位に落ちちゃったんですが、
それでも達成した瞬間は
めちゃくちゃ嬉しかったです!

でも、これはトゥルーエンドじゃないよな、と。
最終2000ではなかった(自分の操作ミスのせい)。
しかも、推しパが完成してるわけじゃない。

この達成は、まだ偽物。
本当に好きな6匹が並ぶ、ラストピースがハマって、
初めて、自分の叶えたい事だよな、と。

あえて修羅の道を選ぶの、もはやただのドMです。


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【Ⅲ. LOVE & Favorite】

① キミに決めた!

DLC第2弾【藍の円盤】。
ここで奇跡の出逢いを果たします。

ブリジュラス。
剣盾で登場したドラゴン、
ジュラルドンの進化系として追加されたポケモン。
ジュラルドンが好きだったので、
進化すると聞いた時に、身体を電気が走りました。

「キミに決めた!」

これですべてのピースが揃った。
見た目的にも大好物。
しかも好きなドラゴンタイプが2匹いる。
SVからのポケモンがいる、という、
新たな力を得た感も、童心をくすぐる。
マジでブリジュラスが、最後の一匹でした。

こうして、推しパが完成。
あとは、勝つだけ。


② 最後の希望、レギュレーションH

しかし、SVの対戦システムに慣れ、
追加されたポケモンや
解禁された過去の準伝説などの開拓など、
どんどんトレーナーの練度は上がり、
逆に厳しいと感じたトレーナーは
どんどんランクマの戦線からリタイア。

一戦一戦の厳しさはどんどん増し、
1900にいけるかいけないか、みたいなところを
低空飛行し続けていました。

そして、はじまるレギュレーションG。
禁止伝説ポケモンたちが、ついに参戦。
そうなると、こっちはもうお手上げ。
こっちも禁止伝説を入れないと
太刀打ちできない以上、推しパは解体必須。

もう、さすがに無理か……。

そう思った矢先に飛び込んできた、一筋の光。

ポケモンSV ランクバトル レギュレーションH 開幕。
パラドックスポケモン、準伝説、禁止伝説が
それぞれ出られない、所謂一般ポケモン縛り。

このルールしかない……!!
サムネイルもカイリュー……!!
やるしかないッッッッ!!!!

このレギュレーションが終われば、
再び禁止伝説のレギュレーションに戻ることも
公式発表されているため、
ホントのホントにラストチャンス。

決まってからは、試行錯誤の日々でした。


③ ありがとう、愛してるぜ。

レギュレーションHの期間は、3ヶ月の3シーズン。
とにかく、3期間のどこかで2000を……!
と、息巻いたはいいものの……。

全然、勝てない!!
こっちのやりたいことは全然できないし、
基本的に完敗する毎日でした。

どうにもこうにもいかないので、
有識者の方々に、相談したり、模擬戦したり、
弱音吐き出させてもらったり、
ホントにたくさんの助けをお借りしました。
改めて、本当にありがとうございました!

それでも、やっぱり結果は伴わず、
気づいたら2シーズンを棒に振ることに。
これはいよいよ終わったか、と思ってました。


12月1日、レギュレーションH 最終期、開始。
このシーズンは、なぜか最序盤から好調。
やりたいことがバンバン通り、神がかり的。

その時の立役者は、実はエンペルトでした。

当時使ってた、帯じめんテラス型
先発でよく見るブリジュラスに奇襲をかけていた。

このエンペルトでの奇襲が面白いように決まり、
バンバン上昇していくレートと順位。

ただし、その勢いもずっとは続きません。
特にこのエンペルトを使っていると、
初手にテラスタルを使ってしまうので、
最終局面で、相手に安定行動を握らせてしまう
という弱みがありました。
使用感はよく、エンペルトをこのレギュHで
活躍させられる型を見いだせたのは良かったけど、

捨てる勇気!!
今こそ、殻を破れッ!!

……ということで、ほぼパーティ全員の
構成やステータスを思い切って変更。
変えなかったのは、キュウコンぐらいかな。
※シーズン25最初期から、悪い女型使ってました。

そして、12月下旬にはすでにいい位置につけ、
大晦日、年の瀬ギリギリで1900に到達!
最終300位以内に入れば、
某ゲーム攻略サイトに構築載せてもらえるらしく、
キリのいい試合数まではがんばりまして……



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【Epilogue】

正直なことを言うと、
レート2000を目標にしていたので、
とても悔しいです。
目標は達成できてませんからね。

それでも、
自分の好きな子たちは、どうやったら輝くか。
どうやったら、勝たせてあげられるか。
……って考えた結果でここまできて、

自分の中では、十二分に、
「好きなポケモンでも、
ガチの対戦で戦えるし、結果も残せる。」
と言っていい成績を収めた、と言ってあげたい。

「好きなポケモンって言ったって、
SVで強いカイリューじゃん……!」とか
「結局、レート2000はいけてないんだろ?
じゃ、弱いじゃん。」とか
雑音は聞こえてきそうですが、

今の自分には、そんなん聴こえません。
自分が愛した子たちで、最後まで戦って、
ちゃんと誇れる結果をこの子たちに
勲章として残せてあげられた。

それがめちゃくちゃに嬉しいです。


改めて、皆さんに伝えたい。

ポケモンは、対戦も楽しいぞ!!
好きなポケモンで並べても、楽しめるぞ!!
みんなも、怖がらずやってみよう!!!
楽しさは、その一歩先にあるかもしれないぞ!

【好きこそものの上手なれ】


ご清聴、ありがとうございました!

ではまたいつか、ば〜い!

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