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リモート採用はどんなところに気をつければいい?
入江シンゴです。MENTAというプログラミングのメンターサービスをつくっています。
動画版はこちら↓
僕はこれまでに30人近くのエンジニアやデザイナーさんとやりとりして、そのうち何人かをリモートで採用してきました。
リモート採用のポイント
— 入江シンゴ 🚀 自分のサービスで生きていく (@iritec_jp) January 13, 2020
・試用期間をつくる
・レスが早いかどうか
・自分より専門スキルがあるか
・依頼しやすい雰囲気をつくってるか
・報告、相談が多いか
・提案があるかどうか
・質問が多すぎないか(自己判断力)
仕事ができるかどうかって、こういう基準かなと思います!
今回の記事を読むとリモート採用の仕方から、どんな人を選べばいいのか、その指針がわかるようになります。
リモートで採用した人の5つの特徴
①レスが早い
遅くとも3-4時間以内には何かしら返事があります。
一方、雇用者視点で気をつけることは即レスを期待しないこと。質問してる間は別の案件をすすめるとか。
返事が早いに越したことはありませんが、おおよそ作業時間帯を押さえておけば、コミュニケーションはとりやすいです。夜型の人なら夜までに投げておいて朝返事を確認するなど。
②自分より専門スキルがある
これは絶対に必要なことです。ちょっとしたつまづきで質問をされると、それを教えるための時間が奪われてしまいます。これはでかい。
お金を払って依頼する以上は、その専門分野においては自分以上に経験や実力をもった人にお願いするべきです。
③依頼しやすい雰囲気がある
デザイナーなら、デザイン修正をだしたときにニコニコ応えてくれるか。リモートなので顔は見えないですが、返ってくる返事の雰囲気でわかるものです。
エンジニアでも、質問したことだけしか答えてくれないとか、「はい」「いいえ」しか言わないとか・・・。
お互いに気持ちよく仕事ができるな、と思う人は絵文字使ったり、さきまわりして質問してきたりするので、気持ちよく仕事ができています。
④報告、相談が多い
こちらが気づいていないポイントを先に指摘してくれます。作業する前に、これは聞いておかないとムダなことをやってしまう、とか。
なにも連絡がないと不安になるもの。そういえばあの人から報告ないなーと思う時点でマインドシェアが奪われます。そういう心配をしなくても、定期的にいまなにをやっていて、どこで詰まってるとか、こまめに報告してくれると安心します。
作業スピードの速さではなく、進捗を知っておきたいので。できない人は、いつもこちらから聞かないと報告があがってきません。
⑤質問ではなく提案をしてくる
ひとつの依頼をした時に、10個くらい質問を投げてくる人がいます。質問に答えてるばかりで一向に仕事が進まない。こういう人は、相手の時間を奪っているということを、考えない人なので要注意です。
できる人は、想像して「こういう風にしようと思いますがいいですか?」の提案の形で確認をとってきます。
まず試用期間でためす
ある程度、ポートフォリオや履歴書をみて書類選考したら、あとは小さな仕事をしてみることで実力がわかります。1つ2つ案件をお願いしてみるとか、1ヶ月だけお願いしてみるとかで一緒に仕事をしてみます。そこで上で書いたようなポイントを中心に、仕事をみています。
金額はどうする?時給制?
僕が依頼する時は毎月固定にしています。時給計算にすると、毎月、時間で計算しなきゃいけなくて手間だからです。
最初から月●時間で計算しておいて、その中でできるかぎり、という条件で依頼をしています。こうすると、余計な計算をする手間がありません。
あとは実績や予算が増えてきたら、増額してどんどんコミットしていってもらいます。受ける方も毎月固定の方が安定しますし(今月は仕事あったけど、来月は減るかも…というような不安がない)、収入計算がやりやすくなります。
コミュニケーションは?
Slackを使っています。やりとりをマンツーマンでやっていたときは、チャットワークでしたが、いまはチームになっているのでSlackが使いやすいです。
チャンネルわけたり。あとは分報を採用していて、これでどんな作業をしているのか、どこで詰まっているのかなどを見れるのでサポートもしやすくなってやりやすくなりました。
リモートで顔が見えないコミュニケーションだからこそ、絵文字やスタンプをつかって和やかな雰囲気をつくるのが大切。チーム内に1人はスタンプ職人がいると場が盛り上がります 笑
タスク管理はどうしてる?
trelloでやったりしてましたが、いまはgithubのprojectに落ち着きました。カンバン風に使えるのでわかりやすいです。
To doにいれているものから選んでタスクをすすめてもらいます。上にある方が優先度が高いもの。作業中になったらIn progress、終わったらUnder Review...へ。僕は定期的にこのタスクリストの見直しをしています。
ちなみに、タスクを作る時には「タスク内容」「なぜ、それをやるのか」「もとめる結果」を書くようにしています。なぜその作業をやるのか?を理解していたほうが、つくりやすいからです。
管理しすぎないこと
カメラアプリで撮影してサボってないことを確認するようなアプリもありますが、あーいうものは本当にやめたほうがいいと思います。テンションを下げるだけ。それは、信頼してないよ、ということを伝えるものだからです。
リモート採用はシンプル。価格を決めて仕事をお願いする。上がってくる仕事が満足いくものでなれば、契約を中止する、それだけで十分です。
そもそも、どうやって探せばいい?
いまだったらTwitterだけでもかなり人は集まります。bosyuとか使ってもいいですし。ただ2020年時点、エンジニア、デザイナーさんは引っ張りだこになっている状況で、なかなか募集をかけても応募があるわけじゃありません。
普段から社長自身がどんなことをやっているのかを発信した方がいいです。どんな社風なのか、何をやっているのかを知っている方が募集しやすいからです。そんな関係ができていれば、いざ募集をかけた時にタイミングがよければフォロワーさんからの応募があると思います。
リモート採用を成功させるコツ
まずは普段からSNSなどで社風ややっていることを発信する。そして必要になった時に募集する。募集したらまずはテスト採用。小さな仕事をこなしていって、継続して一緒に仕事ができそうかどうかを判断する。という流れになります。
なかなか社風にあって、スキルレベルもちょうどよくて、金額感もあって...という人は少ないかも知れないですが、根気強く仲間をさがしつづければいい仲間が見つかると思います。
ということで、僕の体験談をもとにリモート採用についてはまとめてみました。参考になれば幸いです!
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