草薙理解と湊大瀬
カリスマに沼りました。元々はTwitter由来の「納品した絵がポリゴンになった」「乳首と股間からビーム」「クソデカアクスタ」ぐらいの情報でしか認知してなかったのですが、YouTubeショートに地獄のように流れてくるカリスマインダハウスが離れなくなり、〝ちょっとだけ覗いてみた〟めちゃめちゃカリスマの「すみません、すみません、ごめんなさい死にます→はっじめましって性のカリッスマ天堂天彦ですーはぁーん」が授業中ずっと脳内で流れてて、タイトルが思い出せなくてカリスマ全曲聞いて、何故か理解お兄さんの紹介ビデオ↓
で興味が湧きドラマ全話見ました。
寝ずにセカンドシーズンまで三日で全話です。
最高でした。
理解お兄さんはカリスマインダハウスの〝Don’t resist 法令遵守〟の歯切れのいい歌い方で堕ちました。
ハキハキした喋り方、みんなの頼れるお兄さん、最高→#5 内罰を視聴………
？？？？？？
なにこれ
先ほども述べた通り私は草薙理解の歯切れのいい話し方、ハキハキとした竹を割ったような性格が好きなんですね。
そしてこの回はまさにその理解を象徴するようなエピソード。どうせクソ吉だからと死のうとする大瀬に対して迷いなく導く草薙理解がまるで本当に人類のリーダーのように見えました。
そしてこの後の国民栄誉賞回で、大瀬が草薙理解に尊敬の念を持っていることが明らかになり、ややこしそうな同担拒否後方腕組み狂信者面、かわいい。このふみやに敵対意識を持っている感じで「じゃあ理解さんのいいところを言ってみて下さい」ってちょっと拗ねたように言うのがかわいい。
ふみやと大瀬と理解の3人を個人的には国民栄誉賞組と呼んでいます……。遊ぼう回も好きです。
国民栄誉賞回はちっちゃい大瀬とふみやの手を引っ張る少し年齢が上の理解お兄さん。大瀬がお兄さんを取られないようにふみやを睨みつけてるイメージ。
遊ぼう回はYouTubeのコメント欄にあったけど連れ子と親睦を深めようとする理解お父さんっていうイメージが強い。
個人的に前者みたいな絡み方が好き。
その後のエピソードも大瀬が他のハウスの人たちが理解で笑っている時も真顔でいたり、モラルで耐えたり（ダメだったけど）、殿上人とか、若旦那とか称えて二人の仲は、というか信頼関係が高まったように見えた中での#97 希望！！！！
初見の時、混乱しすぎてパソコン閉じて深呼吸した記憶。
コメント欄で理解お兄さん初めてのNTRに脳が破壊とか言われてて笑ってしまった。
頑張れ、ディーティ。
いえそんなことはいいんです。（よくないけど）
この時の大瀬のセリフがいいんです。
嬉しいですよ、嬉しいに決まっています。
こんなクソを気にかけてくださるんですから。
でも、このクソはきっと、その期待に応えられませんから。
すごく響いた言葉でした。
草薙理解を尊敬の対象として慕ってきた彼は、それでも自分のことはいまだに好きになれていなくて、理解との壁に苦しんでいるように見える。根本的に秩序と内罰というものは噛み合わないんじゃないの？と思わされた。
秩序は〝決められたルールを遂行する〟→〝そしてそのルールが守られたことで自己肯定感を高める〟
内罰は〝自身をひたすら責め続ける〟→〝自己肯定感を下げることでアイデンティティを手に入れる〟
各カリスマ性としての概念的にはこんなイメージを抱いています。どうあがいても自己肯定感を下げることでアイデンティティを築いた内罰は自身の自己肯定感を高めることでアイデンティティを確立してる秩序にはなれない。憧れても本質的なところからダメ。
例えば大瀬はよく死のうとする。もちろんそれは大瀬のことを大切に思っている人たちはやめてほしいと思うけど、本人には心の底から生きてて辛い、そして自身にとっての最善の策が〝死ぬこと〟であるならそれは彼にとっては救いである。
それを「死なないで」と止められてしまったら？
自分が最も尊敬する人から自分にとっての逃げ道を否定されたら？
確かに誰かから必要とされて、まだ生きててもいいんだと認めてもらえるのは嬉しい、けれどもどこかで逃げようとした自分が否定されてしまう。嬉しいけど、悲しい。
そしてその考えの違いが苦しくもあるんじゃないかなと。
しかし、この両者のギャップがいい。
理解と大瀬の距離が近づく度に大瀬は自身が嫌になっていたのかなと。でもこの歪な関係性によって大瀬が少しずつ周りを見れるようになってきたのも確か。
そこにやってきました。
伊藤ふみや君（19）
正邪は〝ダメ？なんで？〟のメンタルだから自己肯定感という概念はない。ただあるものはあるものとして適当に受け止めていく。
大瀬にとってはギャップを気にしなくていいから楽な人間ではあると思う。だから他の人よりも素直に自分の死生観について語れるし、厳しくも出れる。
理解になくて、ふみやにあるもの。
それは何……？
それを明確な言葉で表そうとした瞬間始まった〝ふみやと大瀬のデスゲーム〟。
返して、私の語彙力。
全部持ってかれた。
ごめんなさい、大好きです。
この大瀬の「死に損なったのはあなたのせいだ」という〝あなた〟は理解なのかふみやなのか、それともハウスのみんななのかはたまた自分自身に対してなのか……。正解はまだ私の中で出せてません。死に方を歌い上げる時の大瀬が嬉しそうで凡人も嬉しいんだけどたまに聴くと悲しくなってしまう。
そしてこれを目撃した草薙理解の台詞も好き。
oh瀬くん……！
どうしてっ、そんな歌を……っ
もう死ぬなんて言わないと、
分かってくれたと思ったのに……っ
すみません、oh瀬くんは聞いたままです。理解さんの「大瀬」の発音のoがクセになる。
結果論として大瀬は嘘をついてまで避けようとした〝理解を傷つける〟ということをやってしまったんですよ。辛い。
リビングでこの曲を聴いてたら身内から「歌詞物騒すぎない？またあれ？あの、変なやつ？」って言われるぐらいにはびっくり歌詞。
笑ってる……、君、そんな素敵な笑顔が出来たんだね……、私の前では一度も……！
少女漫画はじまりましたか？ってレベルで女々しい人類のリーダー、理解お兄さん。
いやこれで初めて大瀬の一方的な理解への信仰から、理解からの大瀬への感情が読めるようになったんですよ。
これまでの理解は猿川といい、依央利といい、〝秩序を守る行動をした人〟には等しく「偉い！」といい、褒めたり頭を撫でたりしてたんですよ。だから国民栄誉賞の時の「私はっ君の頭をんっ撫でるぅ！」は大瀬だけのものではなくおそらく猿川とか他の住人にもやっていたんですよ。だから理解が大瀬だけに見せる〝特別〟というものは無かった。そこへ初めてのこれです。これが25年間大切に拗らせ保管してきた愛ですか？
重い。
この後の大瀬の笑い方が本当にかわいい。心の底からケタケタ笑っている、楽しかったんだろうな……。これは#64 さようならの時みたいなハイになったときのものじゃなくてデス会議の時みたいな身内ノリというかいつもの空気で会話をして面白くなったんだろうなーと感じさせられる。ここで理解も入ればいいのに出来なかった。
なぜか？
正しくないから
死ぬことは正しくない。
正しくないことをすれば秩序が乱れる
ならば死ぬことは止めなくていけない
しかし、止めてしまえば大瀬が苦しむ
↑最後の部分が今回の理解が気づいてしまったこと。
そして初めて理解の方が認識した秩序と内罰の間にある壁。
だから逃げ出してしまった。
ちなみにこれ以降一切この話題はないです。
#98はふみやとのまるでホテルに入るかのような問答と最後の猿川のありえんぐらい元気いっぱいの「おはよう！」でカリスマチャージに成功した理解が魔法少女になって終わった。ん？
あれ？
大瀬と理解は……どうなったの？
ええ、当時の自分も思いました。
こういうところです。
カリスマって。
凡人にはよくわからないと思いますが、これはカリスマたちの物語です。
興味を持たれた方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか。何もわからずに終わってしまう可能性がありますが……。
おすすめの曲を貼っておきます。
①めちゃめちゃカリスマ
自己紹介をしてくれます。問題の内罰→性の繋ぎもあります。人の前ではみない方がいい。
②混乱を招く理解お兄さんの二個目のソロ
③静かな時に聞きたい大瀬の一つ目のソロ曲
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