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【星紡夜話】明転遭逢 2025/1/13
運命の輪
私を見て「この人は良い人だ」と言ってくれる人がいる。
ただし、
良い人だからといって、「良い人」を助けてくれる人はほぼ存在しない。
「この人は良い人だ。だから利用しよう」となって、私に近づき、私の人の良さを少し馬鹿にして叩いたら、私が言うことを聞くと思っている人間が、人間全体のほぼ100パーセントを占めている。
「良い人」でいても、何も得はしない。
それでも、「良い人」を辞められない理由は、
今ここで「良い人」を辞めてしまったら、
私が何億もの長い時間積み重ねてきた、私の実績が、
全て水泡に帰してしまうからだ。
私は、
私が何十億個も積み上げてきた実績を守る為だけに、
私が「良い人」で在り続ける事を、
完全に強制されている人間である。
そこにもはや義務はなく、
ただ、自分を失わない為だけに、
私は天にとっての「良い人」で在り続けなければならない。
義務ではない。
天命でもない。
これが本当の、
運命の輪だ。
2025/01/13 03:09
天国の沙汰は何次第
逃れられないのだ。
この善意の輪の中から、
逃げられないのだ。
2025/01/13 03:29
地獄の沙汰も金次第。
なら、
天国の沙汰は何次第?
何次第だと思う?
『あなたの慈悲は誰を救ったのかしら。』
『見ものだわね。』
『誰もあなたに感謝など、しておりませんよ。』
『あなたは自分ひとり、救えないのですか?』
2025/01/13 03:31
そのうち、感謝など要らなくなってくる。
感謝など上辺の挨拶程度にしか感じられなくなる。
私が欲しいのは感謝などではないと分かってくるのだ。
ああ、この人は口が上手い。感謝の言葉だけで上手く世渡りしてきたのだな。と分かってくるのだ。
私が欲しいものは簡単だ。
ただし誰にも分からない。
こんな簡単なことが、
人間は死んでも理解できないのだ。
それこそがただ
天国を渡るための、
唯一の方法であると知らずに。
今日も人は人を嘲り、利用し合う。
ただ幸せに生きる為に、人を不遇へと陥れていく。
2025/01/13 03:53
記憶と魂の境界線
私が先の文章を書こうと思ったのは、「この人は良い人だ、衛承に誤魔化されているとも知らずに」といった女がいたからなのだが、それはさておき。
何故私が、衛承のリアルな日常を文章化しないのかというと、私は衛承のリアルな日常に、一切関わりたくないからである。
私と衛承は全くの無関係だ。
衛承がこれまでの30年間、私の夢や無意識に常に干渉し、私に関わり続けてきたとしても、私は衛承とは一切関わりがない人間だ。
私は、衛承が今後どんな運命を辿ろうが、私には一切関係がない。
それだけは覚えておいていただきたい。
この夢の中にも、衛承は一切出てこなかった。特に前半部分が、たとえ衛承が仕掛けた夢だったとしても、私自身は衛承と一切関わっていない。
私と衛承は全くの無関係である。
さて。。「紅いエリクシル」を飲んだ後、私に近づけなくなった「おばさん占い師」はいったい何者なのか。
いま地上で生きている人の思念なのか、衛承の女性性なのか、それとも。
私の魂が、そのおばさんとやり取りしていて気づいたことが数点あった。
・このおばさん占い師は、私の過去生の記憶から引き出された、いわば「私の記憶」である。
・このおばさんは、私のことを「ジュリア」と呼んだ。そしてこのおばさんの名前は「クリステル」である。
この「おばさん占い師」は、私の過去生の記憶から引き出された、伯母の記憶であった。「おばさんの魂」ではない、「私が覚えているおばさんの記憶」なのである。そこに、おばさんの実体はない。
私の魂であるマーシアは、このおばさんに向かって言ったのだ。
「あなたは役に立ったわ。ありがとう」
そしておばさんはマーシアに搾り取られ、「青いエリクシル」と化したのである。
記憶とは何か。魂とは何か。
記憶では済まされないものが魂。
魂という実態を持たない思念体が記憶。
エリクシルを搾り取られたおばさんは、中身を失い、皮だけになって地に落ちた。一つだけコロンと取り残された石があった。おばさんに仕掛けられていた、衛承の石ころだった。
衛承は私の過去生からおばさんの記憶を引き出し、私を虐めるのに使用していた。
そう、このおばさんは、最初から、私の過去生の一部。衛承の石ころに操られていた、私の過去の記憶。
「あなたは役に立つわ」
と、マーシアは青い液体に言った。
左道魔術師が引き出せるのは人の魂ではない。
人の姿をした、誰かの遠い記憶のみ。
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