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イリスとの出会いで、吹奏楽人生が変わった【Iris Wind Orchestra運営インタビュー⑤】SNS・衛生責任者鷲崎

皆さん、こんにちは!Iris Wind Orchestraの浅野です。

現在連載中のIris Wind Orchestraの運営のインタビュー。今回は、Twitterを中心とするSNSと衛生関連を担当しているサックスパートのわっしーこと鷲崎のインタビューをお届けします。

Twitterや入団時の窓口といった対外的な業務で多忙な傍ら、演奏では艷やかなSaxの音色を響かせる鷲崎。彼の内面に迫りました。

「吹奏楽をやらないか」―イリス運営との出会いによって変わった吹奏楽人生―

――わっしーさんは、高校から吹奏楽を始められたんですよね。吹奏楽を始めたのってきっかけって何ですか?

高校入学して音楽系の部活も良いなと思ったことです。吹奏楽が人数も多く賑やかだったので楽器体験会に行きました。

バレーボールやバスケットボール、陸上競技も入部候補だったのですが、サックスとの出会いに特別なものを感じたので吹奏楽部に入部しました。

――高校を卒業されてからはいかがでしたか?

大学入学してすぐの頃は、望んだ楽団に入ることが出来ずに市民吹奏楽団を転々としていました。その後の大学在学中には吹奏楽から離れ、ソロで吹いていた時期もあります。

それでも今吹奏楽を続けられているのは、運営の青木(今回は不参加メンバー、立ち上げより参加)と団長の神林との出会いによるものだと思います。

Sophia Wind Orchestra(イリスの前身)の第3回演奏会のときに、職場の同僚だった青木に「吹奏楽をやらないか」と声をかけられたんです。そのままトントン拍子に団長の神林を紹介され、新宿三丁目のルノアールで意気投合しました。

当時は、社会人になり大変な思いをした時期でしたが、イリスでは、練習する場所と演奏会という本番の場、「吹奏楽っていいね」と純粋に音楽を楽しめる居場所が与えられました。

今では、私にとって大切な楽団です。

140文字で届けるイリスの魅力

ー現在は、イリス運営としてTwitter担当や新規参加者への案内といった「楽団の顔」を担当されていますよね。普段ツイートの際に心がけていることはありますか。

イリスの参加者には口コミだけでなく、Twitterや InstagramといったSNSでの投稿を目にして応募いただくケースも多々見られます。

何気なく日々投稿するツイートの中の何れかを目にして興味を持ってもらうにはどうしたら良いか。

ただ単にフォローされたからフォローバックしてそれっきりの関係では何も生まれません。「ちょっと参加してみたいけど、話しかけるのにハードルが高い」感じの投稿だとイリスに飛び込んできてくれる方も減ってしまいます。

「募集してるよ!」と声をかけるのと同時に、ツイートする時の日本語の柔らかさや丁寧さ、顔文字をどう配置すれば良いのか、何より「今この話題がTL(タイムライン)に飛び込んできたらどう感じるか」は常に自分なりに試行錯誤しています。

――リアルタイムで届くTwitterならではの悩みですね。

例えば、大きな災害や事件があったときにTwitterの個人アカウントで情報をいち早く収集しようとする方も多いかと思います。わざわざそんなタイミングで演奏会の告知をしたとしたらどうでしょうか。

ツイートを見てもらえる数は普段より多いかもしれませんが、いま人々が必要とする情報ではありません。

宣伝や告知は行いますが、皆さんのTLのスペースをお借りしているということを意識し、出来るだけフォロワーの皆様のノイズにならないよう考えながら運用しています。

楽団を幅広く経験したからこそわかる「大人の吹奏楽」の魅力とは

――わっしーさんは楽団を幅広く経験されているので、普段の運営会議でもすごく参考になっています。いろいろご経験された立場から、社会人ならではの吹奏楽の魅力ややりがいを教えて下さい。

これまで、吹奏楽団を4団体ほど経験しました。

市民吹奏楽団が部活動と違うところと言えば、自分の担当するパートに対する取り組み方や人間関係の違いです。特に社会人は人間関係がライトで個人的にはやり易いですね(笑)

また、社会人は次の合奏までの時間が1週間ありますから飽きを感じずに練習できると思います。言ってしまえば、曲の完成度の問題は、自分の課題さえクリア出来ていれば…みたいなところはありますよね(笑)

その代わり、自分が出来ない問題は自分で解決しなければなりません。
それも私にとっては魅力として写りますね。

また、団としての方向性や求められるレベルは、全日本吹奏楽コンクール常連の楽団からチューニングすらなかなか合わない楽団までバラバラな訳ですが、社会人になって自分からお金を払って吹奏楽やる人は音楽に真剣に向き合う覚悟がある方々なんだなぁとは思います。

どんな技術レベルであろうと、そうやって何かに真剣に取り組む人は輝いて見えますから、社会人になってみてそう言う努力をする人たちの中に居るのはとても気分がいいと感じます。

人としてカッコいいと思いますし、自分もそうでありたいと思います。

――大人の青春、とでも言うのでしょうか。全力で取り組める事があるのは確かに素敵なことですね。それでは、わっしーさんの考えるイリスならではの魅力って何でしょうか。

企画吹奏楽団でありつつ、中身は真摯に音楽と向き合う落ち着いた楽団というところでしょうか。企画ならではの派手さや奇抜さは無いですが、真面目に曲に向き合いたい人なら向いていると思います。

リハーサルでも全力で楽しむ。

いわゆる市民吹奏楽団は、コンサートバンドであっても年2回ほどの定期演奏会を軸に活動しています。私は、欲張りな性格なので1年間ずっと土日のどちらかの時間を費やし続けるのも…他にやりたい事があると週末の時間の奪い合いになります。

そんな自分にとっては3〜4ヶ月の合奏練習で1つ本番を完成させるイリスでの吹奏楽との向き合い方は性に合っているように思います。

私のような欲張りさんでなくとも仕事に繁閑のある方も都合をつけやすい、1度演奏会をパスしても次の募集で参加できる確率が高いというのは企画吹奏楽団のカタチであるイリスの良さなのかなぁと思います。

皆に吹奏楽を届けるために。安全につなぎ、伝える。

――3年前から、吹奏楽でも向き合わなければならない課題が「感染対策」。運営として、また感染対策担当としても2021年12月の合奏会は特別なものになりました。

コロナ禍は、吹奏楽に限らず一人一人の音楽好きの方の活動に大きな影響を与えたと思います。その中で、チャレンジングな楽団が「どうやったら合奏練習を出来るのか」を研究して情報を共有している動きも見受けられました。

2020年の9月には、感染対策を学ぶべく、古巣の吹奏楽団へ合奏練習を見学にいきました。見学の際は、きっとトライアンドエラーを繰り返したであろう感染対策を、団長は、惜しみなく教えてくださいました。

これらの感染対策の内容は、イリスに持ち帰り、その後の感染対策のベースになっています。

このように、安全に楽しく吹奏楽をするために、他団体の人間であろうと手を取り合って情報共有ができる土壌が吹奏楽という界隈にはあるのだなと温かい気持ちになりました。

また、それを軸に自分達で合奏会を成功させたことは、私たちにも自信になりました。今後の演奏会の合奏練習でも、安心して吹奏楽できる環境を作り上げたいと思っています。

そして、変異し続けるコロナウイルスを前に、次は私たちが感染対策を伴う合奏練習を実践しながら考え、発信していく番だと思っています。

――この経験を次に伝え、皆で支え合いたいですよね。そして、次に迫るはイリスとしては第一回となる演奏会ですね。今回の演奏会はどのようなものにしたいですか。

今の世の中の状況を鑑みますと、どうしても新型コロナウィルスの動きの可能性を無視して未来を語ることは出来ません。また残念ですが現時点ではそれを予測することも不可能です。

参加者と観客の皆様が安心して吹奏楽を楽しむ場を作りたいと思っています。きっと他の運営の皆さんも同じ思いだと思います。

そして、そのためには運営としての考えや具体的な対策、ルール作りを説明しご理解いただくことが重要と考えています。

吹奏楽っていいね!の目標達成は、吹奏楽を安全に楽しんだ先にあるものでしょう。

――そうですね、安全であることは、今後も求められていきそうですね。安心して吹奏楽ができる日が戻ってくる日を夢見て…イリスで今後やりたいことを教えてください!

いまは秘密にしておきます(笑)

でも必ず、今の活動の延長線上にあるもので、「吹奏楽っていいね」を達成するための手段でもあります。

ご期待ください(笑)

――それはとっても気になります!次回以降にも目が話せませんね。
最後に、わっしーさんにとって『吹奏楽っていいね』って何ですか?

演奏会のアンケート等を通じて「君らの伝えたい音楽は確かに届いたぞ」と、顔も知らない人同士エールを送り合える状態のこと
と申し上げておきます。

――知らない相手であっても、音楽は「伝わる」…確かに吹奏楽の魅力の一つですね!今回はありがとうございました。

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2022年5月28日、当団は"Iris Wind Orchestra"として初の第一回演奏会を開催します。
現在、私達は共に音楽を楽しむ仲間を探しています。興味のある方は、こちらのURLから詳細をチェックしてみてください。

公式Twitter、Instagramもありますので、@Iriswindo でぜひフォローをお願いします。

それでは、また次回!

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IrisWindOrchestra
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