過去一記憶に残るハグ
このnoteに書き続けてきたとある1人の彼。それはずっと好きな気になってた人だ。
3月は別れが多かった。お世話になった人たちにはたくさん感謝の気持ちを伝えて、できる人にはハグをした。私はハグが好きだ。相手の温もりを感じてとても心が癒される。最高の感謝の伝え方ではないかとまで思う。
今月の別れの中に彼がいた。最後は笑顔で感謝を伝えて、ちょっとうるうる目でさようならのハグをして名残惜しい気持ちを持って引越す。このシナリオを頭に入れて当日会った。急遽決まったバイト終わりのご飯。最初は2人でご飯だったから今だから言える一緒に出かけた時のことなど思い出話に花が咲くだろうと楽しみにしていた。
結局当日、色々ごたつきバイト仲間4人でご飯に行くことになった。その為みんなで話す時のノリのまま話すわけで、全然過去の思い出に浸る感じではなかった。別にプライベートで仲良くないけど、難なく話す人たち。正直今日が最後だろうとお互いどうでもいい人たちとのそこまで楽しくないご飯はちょっとめんどくさいと思ってしまう自分のいた。でも奢ってくれる人たちだからまあいっかと行った。(とっても失礼。)まぜそば食べてコンビニへ梯子した。本音を言えばまあそれはそれはびっくりするくらいのバイト先の人のディスりからのほんっとにしょうもないユーチューバーの話。東京と地方では同じ賃金でも物価が違うから…という私に向けてる?話。にこにこして最初は聞いてたけど、1:30まわった頃には興味も無くなってきてわざとスマホをいじったり寝たふりをした。そして2時過ぎにお開きとなった。彼に家に送ってもらったけど、なんか冷めちゃって話したいことも見つからないし、眠いし、沈黙だった。これじゃだめだと思って。思い切って、以前に2人で見に行った映画。私が誘ったのだけど、ほとんどの描写が殺し合いで気味悪くなって途中で出たいと思ってたんだよねって話をした。当時彼の反応もイマイチだった気がするから、実は俺もみたいな返事を待ってた。けれど、言えばよかったのにと言われてしまい冷めた。これで会話終了。本当に私たち合わなかったんだなあと。そして、最後に絶対会わないであろうに、東京行ったらその時はよろしくと言われる始末。胡散臭くてうんざりだ。私はただ、本音で語れる仲間だと意識していたのに一方通行だったと確信して悲しくなった。そして、私も更に嘘を重ね、警察官応援してるよじゃあね(ここは本音。)と最後のハグをした。そのハグは全然気持ちが互いに伝わらなくて、空っぽ過ぎてとても記憶に残っている。お互い興味がなさ過ぎて終いにはこんなさっぱり、無味無臭なさよならになるだなんて思ってもいなかった。けれども私は最後にやっぱり彼とは違うと確信して未練なく引っ越したのだ。