満月のハロウィンだから
初対面の男の子と夜通し飲む機会があった。
好きな音楽の事、映画、アートに始まり心理学やら哲学的なお話やらいっぱいした。
朝になって「おはよう」って言った時、流れていた空気はきぬぎぬであった。
相手が語りかける言葉を聴いて、もっと知りたくて、問いかけて、それに答えて、くりかえす。
深いコミュニケーション。
指一本触れない、ふるえるほどの、官能。
心の一番奥深くの柔らかいところを図らずもさらけだした。
丸裸に脱がされた。
初対面の人を相手になぜそこまで出来たのかはわからないけれどたくさん話して、言えて、言えたら、癒えた。
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