小さいけれど見応えがある新さっぽろサンピアザ水族館
前回書いた札幌市青少年科学館と同日に伺った水族館です。
こちらは新札幌駅の駅ビルであるサンピアザ・カテプリ・デュオに入っています。
平日昼間に伺いましたが、小さな子連れの他にも、大学生ぐらいの方が一人大きな水槽前にいたり、年配の方がいたり、それぞれがゆったりと自分のペースで思い思いに過ごしている雰囲気がとても良かったです。
来館者が自分で水槽を拭くスタイル
フウセンウオがいるこの水槽、水槽内の水が冷たく、結露しています。
来館者は水槽横に置いてある窓掃除のワイパーで結露を拭って観察します。
入口近くの水槽がコレで、外観も昭和テイストだし、あまり期待できないかなーと思ったのですが、来館者目線で整備された素敵な水族館でした!
展示の説明が絶妙
まず、程よい数の説明ポップが良かったです。
説明が少ないわけでも、多くて読み疲れるわけでもない絶妙な数でした。
しかも、見ていて気になるとことにちゃんとその説明が書かれていました。
鰓ぶた開いちゃって病気!?と思ったら
鰓の合間から小さな魚が泳ぎ出てきました。
間違って食べて苦しかったのかな?と思ったら、水槽下にこんな説明が
へ~!!小さい魚はホンソメワケベラという名前で、もしかして、ラッキーな瞬間を見れたのかも。
他にも館内には手書き風フォントの読みやすい説明パネルやポップが設置されていました。
定番から北海道特有の生き物をカバー
ペンギンのこの子は人懐こくって、私について、水から上がり水槽内の端まで歩いてきました。
深海のアイドル・ダイオウグソクムシもいました。
企業コラボ
ただの商業的なコラボではなく、真のタイアップがポスターで報告されており、興味を惹かれました。
弘進ゴム株式会社という宮城にあるゴム・ビニル製品の製造・販売の会社が、コツメカワウソ世話係りの長靴を開発する奮闘記です。
(上画像のQRコードはPC画面越しでも読み込めます。リンク先は水族館のXです。)
歴代の長靴も展示されていました。
欲を言えば、解説ポスターはQRコードだけではなく、X画面のスクショなども添えて、その場で理解できる構成の方が読みやすかったな。
文字だけだと、読み飛ばされちゃうと思うんですよね。
令和4年に改正された博物館法では
とあります。
果たして、新さっぽろサンピアザ水族館の企業コラボがこれに当るのか私は判断しかねますが、こういう異業種交流はどんどん推進し、それをアウトリーチしていくことは、興味の裾野を広げる上で重要だと思います。
攻略方法
この水族館だけだと、ゆっくり過ごして3時間滞在かなという感じです。
札幌市青少年科学館と新さっぽろサンピアザ水族館で一日過ごすと余裕のある観光スケジュールかと思います。
朝一で札幌市青少年科学館に入り、整理券をゲットして2階を午前中にまわる→サンピアザでランチ&水族館→青少年科学館に戻って3階を体験し、プラネタリウムでフィニッシュ!