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Excuse me!/Kiss me?

こんにちは。
今日は”Excuse me!”とPhonicsに関するお話です。


Excuse me!/Kiss me?

それはアメリカ生活を始め半年が経ち、地域のESLクラスで
英語で英語を学び始め約3ヶ月ほど経過した頃のことです。

まだPhonics(英語の発音ルール。アルファベット文字と音の関係が
規則化されたもの)を身に付ける前のことでした。

何か質問がありESLクラスの先生に声をかけました。

私:“Excuse me, XXX(先生のお名前)?”

何とも言えない笑顔で

先生:Be careful when you say “Excuse me.” 
   Your “Excuse me.”sounds like “Kiss me?”
   You may get lots of kisses as you are cute!”
  (あなたの“Excuse me”は“Kiss me”に聞こえるから気をつけて!
   可愛いから沢山キスされちゃうわよ!)

とユーモアを入れながら笑顔で私の発音にアドバイスを。

自己流に英語発音を真似

正しくです。

英語ネイティブの話す英語に憧れていた私は
自分オリジナルの言い方で“Excuse me.”と言っていました。

米国でスーパー等で誰かとすれ違う時やぶつかりそうな時に
“Excuse me”(ちょっとすみません、失礼します〜)と言われるのですが、
聞こえるか聞こえないか位の小声だったり、とても早口だったり。
アメリカで生活し始めた当初は何を言われているのかわからず、
何と答えたらいいのかもわからない位、
私の耳にははっきりと入ってこないような早さ、音、音量でした。

とある時、それが”Excuse me.”であることにようやく気がつき、
皆さんの発音・発声の仕方を観察してみました。
何故なら、私が認識していた”Excuse me.”と言っているようには
全く聞こえなかったからです。

しばらく観察を重ねると私の耳にはEX(エックス)は言わず
「キューズミー」に聞こえたのです。
どちらかというと、もっと「キスミー」に近いような。

英語ネイティブの話す英語の話し方に憧れていた私は
良し、それっぽく真似してみよう!と思い
自己流に「キューズミー」と「キスミー」の間位を意識しながら
“Excuse me.”と言っていました。

が、それはESLクラスの先生のおっしゃるように
ネイティブスピーカーにしてみると、”Kiss Me”に
聞こえていたのだと思います。

Phonicsを意識し始めた時

これが実体験で英語の音のルール(Phonics)に意識が向いた瞬間でした。
日本で発音記号は学習していたけれど音を読むから英語の音を聴く(Listening)、
音を出す(Speaking)のスキルに繋げることは個人的には難しさを感じていました。

一方で、Phonicsは耳から学習するのでListening/Speakingに繋がりやすく、
学習・練習を重ねれば重ねる程効果が実感値として持ちやすく、
英語学習継続のモチベーション維持に私にはとても効果的でした。

子供達と一緒に幼児向けのPhonics番組を見始めた時に
一層その効果を実感し、嬉しく感じたのを覚えています。

話を”Excuse me”に戻すと、
Excuse me(ex cuse me)と英語ネイティブは
EXを発音しているけれどCUSEに一番強いアクセントが置かれている&
私の耳がEXの音を意識・認識していなかった為に
発音されていない音と認識してしまっていたということを
Phonicsの学習を始め、それを継続する中で理解できました。

Phonicsを学び英語の音素を認識できたことで、
私の耳が英語の音を認識しやすくなり、
聞き続けることで更に英語の音への意識が向き、
英語の音に慣れ、理解できる英語の音の幅が飛躍的に広がりました。

4技能(Reading/Writing/Listening/Speaking)の内の
Listening/Speakingの学習にはPhonics (英語の発音ルール。アルファベット
文字と音の関係が規則化されたもの)を学習、練習すると、
より英語の音を聞き取りやすく、そして話しやすくなると個人的には思います。

どなたかの何かの参考にしていただけたら幸いです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。