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動線からの気づき
こんにちは。
今日は工事現場の動線からの気づきの言語化です。
新築マンションの建設工事現場の様子
子供の登下校に付き添う行き帰りの道で新築マンションの建設工事を数件目にしています。徒歩で前を通り過ぎるほんの少しの時間ではありますが、完成するまでには長期間かかるので、現場の前をかなりの回数通り過ぎることになります。そして個人的にはそれなりの回数色々な事に目が向きます。何かが出来上がる過程や工程を観察するのが個人的に好きなのもあるとは思いますが、マンションの完成に向けて、少しづつ変化するその過程や工程を登校時に少しの時間でも観察できる瞬間は個人的にワクワクする瞬間です。
この一年半で登下校路沿いには異なる区域に3棟の新しいマンションが建ち、現在又新たな区域に別のマンションが建設中です。それぞれ、請け負っている建設業者さんも異なっていて、それぞれの業者さんの方針?的な部分も少し垣間見れてとても興味深い瞬間です。
方針といってもそんな大きなことではないのですが、そこで働く方々の年齢層だったり、人種だったり、男女比だったり。n=4の比較ではありますが、各々の業者さんによって随分と異なっている様子で、個人的にはその違いを興味深く感じます。
音と動線
現在、建築中のマンションは今までに建設された他の3つマンションの工事とは個人的には随分異なっているように感じています。何が異なるかというと、音の静かさと動線の美しさです。
音は、もしかしたら登下校時間には音を出さない配慮がされているだけかもしれませんが、個人的な感覚かもしれませんが、他の建設現場と比べても静かです。周囲への配慮からか道路からは工事過程が全く見えないようになっているので、そのシートが防音効果も兼ねているのかもしれませんが、他の3箇所の現場と比べてもとても静かです。これからもう少し賑やかになるかもしれませんが。
動線に関しては他と比較して感じる作業する方々の移動動線と作業車の動線の美しさです。
作業する方々の移動動線に関しては、作業時間(現場に入る時間帯と出る時間帯)が相当きっちりと管理&厳守されているのか、登下校の時間帯に作業する方々を登下校路で見かけません。交通整理担当の方は歩行者や作業車を案内するために立っていますが、他の方々とすれ違うことはほぼありません。
作業車の動線に関しても同じく、登下校の時間帯に被らないように綿密にスケジュールされているようで、生徒さん達が歩く時間帯に大きな作業車が出入りすることは今のところ見ていません。私が子供を見送り、帰路に着く時間帯(つまり、登校時間帯の約5分後位に)大きな作業車が入り始め、子供のお迎えの時間帯約5分前に見かけた大きな作業車を子供と共に歩く下校の時間帯にはもう見かけません。かなりの想像ではありますが、新幹線のスケジュール並みとはいかないかもしれないけれど、その現場では現場動線のスケジュールを分刻みで組んでいるのかしら?と想像しました。子供達の安全を考慮し、分刻みで計画してくださっているのだとしたら本当にありがたい限りです。他の現場では見られなかった?感じられなかった配慮でした。
セメントミキサー車の動線からの気づき
ちなみになぜこのような事を考え始めたのかというと、とある日、登下校の付き添い中にその工事現場に出入りするセメントミキサー車の移動動線がとてもよく計画されていることに気づき感動したからです。(どんな感動だよと思うと思うのですが、その移動動線に気がついた時、なんと美しい!と感動しました。)
我が家は学区の端に住んでいるので、学校までそこそこの徒歩距離になります。そのマンション建設現場は学校付近なのですが、我が家の近くからその現場までの道すがら、ある一定の距離感覚でミキサー車が停車していることにとある時気がつきました。現場に向かって順番に等間隔で停車して待っているのです。等間隔といっても、真っ直ぐの道沿いに等間隔で待っているわけではなく。比較的大きな道路、ちょっと裏道、と他の車の妨げにならない、且つ停車して良い場所を選んで停車しています。前のミキサー車が先のスポットに向かったら次のミキサー車がそのスポットにと、順々に綺麗に移動している様子にとある時に歩きながら気がつきました。
開けた広大な土地でのマンション建設工事ではなく、いわゆる住宅街での工事なので、大型作業車の出入りも数が限られるのだと思います。上手に工夫しながら、一般道を占領せず、他の車の交通をできるだけ妨げないような場所を選び、それぞれが程よい距離感で停車して現場に入るまで待つ。
専門業者の方々からしたらすごく当たり前の作業とその移動動線かもしれませんが、個人的にはとても新鮮な景色でした。限られた条件の中で工夫して作業の為の動線が考えられていることとその動線の工夫と美しさに気づき、何だか凄いことに気がついた気がしてかなり個人的な感想ですが、一人ワクワクしました。
チームワーク
当たり前ではありますが、何かが出来上がるまでには時間も労力もそれなりに必要です。そして色々な方々のチームワークも。工事現場の前を通りながら、色々な方々が色々な作業を協力しながら進めているのを垣間見て、建物が出来上がる過程や工程の様子を目にしながら、改めてチームワークの凄さを感じます。現場で作業している方々だけでなく、現場に材料を運び入れる方々の現場の外でのチームワークも大きなチームワークの一つ。そして時間と労力と色々なチームワークの結晶だもの、もちろんお値段は高いわよねと更に納得。
何だか纏まらない言語化ですが、この気づきも歩きながら目にした、気づいた景色。歩く時間は自分にとって、やはりひらめく、ときめく時間だわ!と改めて感じた瞬間でした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。