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一般的?当たり前?

こんにちは。

今日は米国生活中に驚いた米国での一般的?当たり前?についてです。


挨拶

米国では知らない人達同士こそ積極的に挨拶し合うことに戸惑いました。
もちろん、ご近所さんで顔見知りになったらなったで日常的に挨拶するけれど、どこかのエレベーターで一緒になったけれどおそらくその後は会わないかもしれない場合であっても、挨拶や天気の話だけでなく人によってはスポーツの話をしたりと、いわゆる赤の他人でも挨拶をしたり声を掛け合うのです。

スーパーのレジの係の方(cashier)との会話も同じく、挨拶から天気の話やら
買った食材を使ってどんな料理を作る予定かやら週末の予定やら。
まるで井戸端会議のような会話があちらこちらのレジで繰り広げられます。
(個人的には今後も暫くは米国では有人レジは無くならない気がします。
多くの方がおしゃべり好きですから。)

話は少し逸れますが、それが礼儀作法の一つ又、子供達への挨拶の見本と思い、自分もできるだけ積極的に挨拶をするようにはしていました。
慣れれば慣れるものですが、とはいえ長年住んでも自然にとはいかず
いつもドキドキしながら挨拶していましたが。

一方で長期間の米国生活から日本に帰国後は、いわゆる日本での知らない人との距離感がすっかり抜けてしまっていました。米国では自分は日本人と思って
生活していたけれど、日本に戻ってきたら米国戻りの人であり、
ご近所さんや知り合いでない人との挨拶や会話の距離感がどうも微妙な感覚で、これをカルチャーショックやカルチャーギャップというのか、
はたまた年号ギャップというのか、不思議な感覚でした。
おそらく今も再習得中な気がします。

国旗

あちらにもこちらにも国旗だらけです。合衆国ということを象徴するように、
ふと見るとここにも国旗そこにも国旗というように、国旗のない場所を探す方が難しいくらい様々な場所に国旗が飾られていました。日本では普段の生活圏内で国旗を探す方が難しい位かと個人的には思うのですが、米国では探さずとも
次から次へと目に入ってくる位国旗が掲げられているのを見て驚きました。

身だしなみ(お化粧と服装)

身なりを整える=しっかりお化粧をするということなのか、家族がお世話に
なった病院の看護婦さん達の多くがしっかりメークでした。それは通常外来だけでなく、NICU、PICUやER等、重篤な状態の患者さんがいる病棟でもそうで、
自分の身なりを整えられない人が他の人の命のケア、サポートをできるはずがないということなのか、しっかりお化粧されている方が多くいらっしゃいました。中にはあまりしていない方もいましたが、相対的にはしっかりメークの
看護婦さんが多かったです。流石にネイルの長さはそこまで長くはなかったのですが、とはいえ、おそらく日本の看護婦さんではあり得ないであろうネイルと
爪の長さの方もいました。

服装に関しては学校の先生方、特に責任ある上の立場の先生方はTPOに合わせた服装を徹底していました。とある時、PJ day(パジャマで学校に行く日)の
午前中に個人面談のミーティングがあり、朝、パジャマ姿だった先生が
ミーティングの際はスーツのジャケット姿に、下校時刻には普段着、
夕方の音楽イベント時にはそれに相応しい装いでと、1日に4回も服装を
変えている姿を見て、TPOに合う服装を徹底することは職務上の
責任の一つなのかしらと驚きました。

テレビ

米国では大袈裟ではなく、本当にそこかしこにテレビがありました。
スポーツバーだけでなく、メキシカンレストランにもありましたし、
何よりびっくりしたのは病院内。広い待合室だけでなく、例えば各外来の
中待合や心臓エコー検査室(もちろん室内は暗い中、テレビを観る見ことになります)の天井にも。入院時の個室にも各部屋に装備。相部屋であっても
各ベッド、つまりは1人に一台。歯科医院でも個室に仕切られている場合は
各部屋の天井にドーンと大きなスクリーンが装備されていました。
日本の歯医者さんでは目元にタオルを置かれることが多いと思うのですが、
米国ではサングラス。皆さん治療中でもテレビを見続ける気満々なんだなと
驚きました。私はサングラスでもテレビを観ることはなく目を瞑っていることが多かったのですが、すると歯科衛生士さんが自分の好みのチャンネルに変えたり。私の歯の掃除をしてくれる側で、スクリーンの料理番組をチラ見しながら、あれ美味しそうねぇとおしゃべり。一応仕事中のはずですが、テレビはいわば画面付きのバックミュージックみたいなものなのでしょう。なんともゆるーい感じでお仕事されていてそのおおらかさに(もちろんいい意味で)驚きました。
(その歯科医院はその地域では腕もよく評判もよかったので、
不真面目だったという訳ではないと思います。)

上半身裸でランニング

冬でも少し気温が高い日には上半身裸でランニングをしている男性を
本当によく見かけました。夏ならまだしも、冬でもです。夏でもなぜ?ですが。
どうせ汗をかくからなのか、洗濯物を一枚減らしたいからなのか、
鍛えた体を見せる為なのか(そこまで鍛えてはいないであろう方でも裸だったりもしましたが)、何故なの???と思う程、上半身に衣服を身に付けず
ランニングをされている方は多かったです。
これは驚きであり、疑問でもありました。

これは書いても書ききれないのですが、日本ではいわゆる普通の日常生活上で
目にすることはほぼなかったものなので、日常的に銃が身近にある生活は衝撃的でした。我が家は持ちませんでしたが、我が家のドア向かいに越してきたご近所さんが引っ越し荷物の一つとして大きなライフル銃を抱えてながら横を通り過ぎた時、学校の警備の為に銃を装備した警察官がほぼ常駐している姿を見た時、
銃事件は全米で毎日のように日常的にそこらじゅうで起きていて、銃による軽い怪我ではそこまでの大きなニュースにはならず、乱射事件レベルでようやく大ニュースになるということを知った時、ただただ驚きでした。子供達の学校でも
火災避難訓練と同じようにLockdown drillという銃を持った不審者侵入に備えた室内訓練があり、火災以上に起こる可能性は高いのかもしれず、その訓練は年間を通して定期的に実施されていました。

国それぞれに歴史、文化、習慣があり、ある国、地域での当たり前が
それ以外の国、地域ではそうではないことも多く、そういった違いを
実際に経験できたのは本当に貴重な学びだったと思います。
自分にとっての当たり前が相手にとっての当たり前ではなく、その逆も然り。
柔軟性と学び続ける姿勢を持ち続けたいと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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