あたなはパートナーを許せますか?
こんにちは。別居親のイリスです。
リモートワークが続き、しかもフレックスのため今日が一体いつなんだろう?そんな錯覚がおきています。
前回、子供とのコミュニケーションについて書かせて頂きました。
今日はパートナーについて、書きたいと思います。
もしも皆さまに大切なパートナーがいるとしたら、それはすごく素敵なこと。できるだけその相手を想いながら、長く関係が続いていくことを祈ります。
私には”元”パートナーとして、連絡を取り合う別れた夫がいます。なぜなら子供がいるため、彼らと会うためにはスケジュール調整のため、必要最低限に連絡を取り合わなければなりません。
それはそれは、お互い嫌々やっている……と言わざるをえません。。。
私の場合、離婚調停だったので、お互いが100%満足な結果とならない形で離婚が成立したこともあり、私はもちろん元パートナーもまた不服な部分がある、という状態でした。こういう関係にはさまれた子供達はとても敏感に空気を察知します。いまはもう2年以上経つので、子供達も生活に慣れていますが、当初は本当彼らの心のケアが大変でした。それはもう、死ぬまで謝っても謝り切れないように思います。
さて、今週も元パートナーとのやり取りはなかなかうまくいきません。そもそも性格の不一致が一番大きな原因だったため、いつまでも会話がかみ合いません。できるだけ細かく決めた離婚調停時の条項に沿ってルーティンに日々やり取りをするようにしていますが、お互いが相手を想う気持ちを失いがちなので、いつも両者が相手を敵視しています。まるでいつ攻められても攻撃できる戦士のように。相手の動きに息をひそめています。
まったくもって健全じゃありません。
ただ、私はこの2年間、だいぶ相手に寄り添うことをしてきました。できるだけ相手の言うことに従いながら自分の意見も言う。それが通る可能性は限りなく低い、それでも続けます。そして元パートナーに心の変化が起こる日がくるのを待っています。
いまのところその兆しは全く見えませんが……。
今現在の自分たちがきちんと向き合えるようになり、自我を捨てて、許し合える日がくるのでしょうか? 実はそれを願うあまりに、元パートナーが私の夢へ登場する率は非常に高いです。笑
「ごめん、おれ、素直になれなくて」
と夢の中で謝る元パートナーは、見たことのない純粋な表情をしているではありませんか!!
そこで目が覚めて……その繰り返しです。
もちろん私にだって許せないことがたくさんあります。元パートナーも私をずっと怒りの対象として、私にとっての嫌がらせをしてきます。それでも、子供達にとってはどちらも親であり、私の嫌な気持ちは子供達には関係のないこと。彼らの前では父親である彼を精一杯褒めるようにしています。やっぱり親同士が悪口を言い合うのを聞くのは最悪な気分ですからね。
先日、いつまで私は標的のままなのか?と思い、今さらながら伊集院静さんの「許す力 大人の流儀」を読みました。
その中で、伊集院さんはどうしても許せない相手は、無理して許さなくてもいい、とも書かれていました。それは確かにそうかもしれない。だって許せないんだから。
でも、伊集院さんのお母様が彼に放った言葉がとても印象的だったのです。
ある日、大人になった伊集院さんがお母さまに、許せない相手の話をしたらしいのです。その時お母さまは「だったらあなたはその人と同じことはしないようにすればいいんですよ」とおっしゃいました。つまり同じ土俵に立って怒って争うのではなく、自分がされて嫌なことを自分が他人にしないような人間になれ、ということ。
なかなかそれは難しいよなー、と思いながらも妙に納得しました。
許せない相手を許せたらその人は、同じ土俵でいつまでも復讐する人より遥かに人間としてスマートですよね。
自分がされて嫌な思いをしたなら、それを誰にもしないこと。それが自分を成長させるカギです。復讐心は何も生みません。むしろ、それを生きる糧にしている人は不健全です。身体や心をいつかむしばまれてしまいます。
そう、私はこれから子供が成人するあと10数年、私を憎んでいる元パートナーとどう向き合っていくか?これを模索し続けることでしょう。
もーどーでもいいや、とあきらめないこと。そこからスタートしています。時折心がえぐられるような辛辣な言葉を浴びせられることもありますが、それでもあきらめないことです。続けることをやめないようにします。
みなさん、心と身体にお気をつけて。それでは、また。
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