アイアンマン


1. アイアンマンとは?

アイアンマン(Iron Man)は、マーベル・コミックが生み出したスーパーヒーローであり、本名はトニー・スターク(Tony Stark)。彼は天才的な発明家であり、億万長者の実業家でもある。自身が開発した最先端のパワードスーツを着用し、スーパーヒーローとして活躍する。

アイアンマンは、科学技術を駆使して戦うヒーローであり、「超人的な力」ではなく「人間の知性と技術力」で敵に立ち向かうのが特徴的だ。そのため、多くのファンから「最も現実的なスーパーヒーロー」として親しまれている。

2. アイアンマンの誕生(コミック版)

アイアンマンは、1963年にマーベル・コミックの『Tales of Suspense #39 に初登場。キャラクターの生みの親は**スタン・リー(原案)、ラリー・リーバー(脚本)、ドン・ヘック(作画)、ジャック・カービー(デザイン)**とされる。

誕生の背景には、当時の冷戦時代が深く関係している。トニー・スタークはアメリカの兵器開発者であり、戦場で誘拐された際に、自らを守るためにパワードスーツを開発し、その技術を応用してヒーローとなる。この設定は、後の映画版にも受け継がれている。

3. 映画版『アイアンマン』(MCU)

アイアンマンの人気を決定的にしたのは、2008年に公開された映画『アイアンマン』。**ロバート・ダウニー・Jr.**がトニー・スタークを演じ、彼のカリスマ性やユーモア、天才的な頭脳がファンの心をつかんだ。この作品が成功したことで、**マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)**の幕が開け、後の『アベンジャーズ』シリーズへと繋がることになる。

(1) ストーリー概要(『アイアンマン』2008年)

トニー・スタークは、スターク・インダストリーズのCEOであり、武器開発の天才。しかし、アフガニスタンでの武器プレゼン中にテロリスト「テン・リングス」に誘拐される。彼らはトニーに新型兵器を作らせようとするが、トニーは囚われの身でありながら、**「マーク1」**と呼ばれるパワードスーツを開発し、脱出に成功。その後、武器開発をやめ、ヒーロー「アイアンマン」として戦うことを決意する。



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