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12.25 ポルトガルのクリスマス
【お知らせ】
2023年のイースターに、二人展「See You In Easter! 2」を開催することになりました。
毎年恒例のつもりが、今年は相方のイラストレーター小山房子が引っ越す・引っ越さないで展示会どころではなく……。
そんな小山房子の先祖はポルトガルから渡来したといわれています。
そしてポルトガルといえばザビエル。ザビエルを歓迎したのは大友宗麟。
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そんなわけで、今年のクリスマスはポルトガル料理で前祝い。作るのはいつもの夫。
《メニュー》
・シャンメリー
・フェタを乗せたパン
・カルド・ヴェールデ(緑のスープ)
・温野菜のサラダ
・タコのフライ
・バカリャウ・コン・ナータス(干し鱈のグラタン)
・ボーロ・ヘイ(王様ケーキ)
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シャンメリーって昔はオトナの飲み物だったんですって。戦後、進駐軍が飲んでいたシャンペンを真似して作って、キャバレーで出していたとか。製造・卸しを巡って抗争まで起きていたデインジャラスな飲み物だったようです。
カルド・ヴェールデは、じゃがいもと玉ねぎのスープにケールをたっぷり入れて煮込んで裏ごしした、緑色のスープ。夫の制止を振り切って緑色のフードカラーを1滴投入。(だってもっと緑色にしたかったんだもん!)
ケール、八百屋さんには売ってなくて、デパ地下のスーパーで発見。
ケールのほろ苦い風味が効いた、なめらかなスープです。これは旨い!
具は、ソーセージの代わりに、マッシュルームのパプリカ炒めが入っています。
温野菜のサラダは、じゃがいも+にんじん+いんげんに、マスタードドレッシングをかけたもの。シンプルな味で、付け合わせにピッタリ。
タコのフライは夫が無意識に作りました。タコをフライにして旨くないわけがないです。
本日のメインディッシュはバカリャウ・コン・ナータス(干し鱈のグラタン)。
干し鱈を求めて町で一番大きな乾物屋さんに行ったところ、ありませんとのこと。夫はその足で何となく魚屋さんに行き、何となく鱈の切り身を買ってきて、何となく塩をまぶしてカットして、何となくベランダで干し始めました。
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年の瀬の寒風のなか、干すこと3日。完璧な干し鱈ができていました!
夫は初めて干物を作ったそうです。器用ですね。
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干し鱈を塩抜きして、じゃがいもとホワイトソースと混ぜてオーヴンへ。
干物の入ったグラタンって初めて食べました!
「洋」の中に「和」? これがたぶん本場ポルトガルの味?(・∀・)
おそらくザビエルも日本の干物をおいしく食べていたことでしょう。
そして王様ケーーーーキ!!!
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王冠型のケーキです。
夫は現代風のchicなボーロ・ヘイ(王様ケーキ)を勧めてきましたが、私は昔風のギラギラしたボーロ・ヘイに一目ぼれ。夫は折れて、寒天で赤と緑のビロード飾りを作ってくれました。
ケーキ本体は夫のいつもの無意識ケーキ(フルーツビッツとナッツ入りの)。ちょっと赤ワインも入っています。
側面にシロップ漬けパイナップルを貼り付けて焼いて、アーモンド+砂糖漬けオレンジ+ドレインチェリー+寒天で飾りました。
見ているだけでも楽しいケーキです。
すっかり室町時代のキリシタン気分に浸りました。
宣教師に干物を差し入れしたり、タコのテンプラをお相伴したり……。
当時は珍しくて楽しかったと思います。
Feliz Natal! Paz ao mundo!
クリスマスおめでとう! 地に平和!
☆国葬も軍拡も再稼働も何でもかんでも閣議決定。だったら国会なんて要らないですよね。もうヤーポンは独裁国家。最近ハギューダがまともに見えるようになってきました。世も末ですね。(・∀・)