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2022年の振り返り

年明けまで後12時間を切りましたが、備忘録として2022年の一年を振り返りリます。
我が家は今の世相を表すような予測不可能な一年間でした。
今までの人生振り返れば同じようなことが幾度かあり耐性値は上がってきている感じもありますが、人生山あり谷あり、頑張って生きた一年でした。

22年1月時点での新年の抱負

2016年から新年の抱負をiPhoneに毎年残しているのですが、22年の抱負は以下の通りでした。

  • 仕事で予算達成

  • 社外から収入を得られるように独立の準備

  • 家庭と仕事、勉学のバランス。特に子どもと向きあう時間を増やす

  • 英語力を高める。語彙力向上を発音改善

21年は前職にあまりフィット出来ておらず苦しんでいたのを思い出しました。更に通っているMBAの学習にも四苦八苦し、家にいても家庭に向きあう余裕があまりありなく、子どもには「今忙しいから」と一言で突き放すような事も多々あったので、その反省もあったのだと思います。

ここ5年ぐらいずーっと思い描いていた「いつか独立」を、いい加減にアクションに起こさないと年齢的に限界が来そうだったこと、ヨーロッパで独立するには私の日本訛りの英語ではかなり難しいので、発音矯正と表現力を増やさないと難しいと感じていたので、このような抱負になっていたんだと思います。

突然の任期終了

デンマークで会社勤めをしていた1月半ばにいきなり上司から呼ばれ、私の任期を終了する可能性が高い旨伝えられました。(要するに解雇予告)
1st Quaterの実績次第との条件付きでしたが、ファッション消費財の売上が落ち込むこの時期に売上をロケット回復させるのも難しく5月末で任期終了が決定。
会社サポートビザのためすぐに国を出ないといけないところ、11月まで延長してもらい現地で就職活動をする機会を得ましたがまさに青天の霹靂。
私単身ならまだいいものの、嫁と娘がこちらの生活と学校に慣れだしたところだったのでかなり焦りました。

人生の岐路

僅か6ヶ月の期間で、今後の人生を左右する選択をしなければなりませんでしたがその選択肢は。。

  • デンマークに残って就職活動をギリギリまで頑張る

  • 日本に帰国する

  • ヨーロッパに留まる選択肢を探る

デンマークに留まる

子どものことを考えるとデンマークに留まるのがベストなのですが、この先のライフプランを考えると実は100%そうでもない点がありました。それは、

  1. 永住権取得に8年掛かる

  2. デンマーク永住権を取得してもEU永住権は取得出来ない(他のEU諸国で働く、居住する事ができない)

  3. 不動産を取得しても、外国人は国を出るときに処分しなければならない(資産目的での不動産所有が実質不可能)

  4. 税金がべらぼうに高い

更に人口600万程のマーケットで、就職活動をして自分の専門にマッチする仕事が見るかるのかというのも大きな課題でした。

日本に帰国

日本に帰国がいちばん簡単で経済的にも保証された選択肢でしたが、子どもがこちらの教育の方がフィットしており、また私達も子どもに日本の無意味な受験戦争や、均一的で個性を伸ばさない教育を受けさせたくないこと、また同調圧力にあふれた日本の生活に私達が馴染むのは難しいことなどから、日本の選択肢も早々に外しました。

ヨーロッパに留まる

最後に残った選択肢が、ヨーロッパの何処かの国に残る選択肢。ポルトガルやギリシャ、オランダなどが比較的VISAが取りやすいと言うのは前々から知っていたもののきちんと調べたこともなく、これをきっかけにきちんと調べるとオランダがフリーランサーのVISAが取りやすく起業も容易、しかも英語が通じ、永住権取得まで最短5年かつEU永住権も取得可能と言うことがわかり、急遽オランダに移住する選択肢が年半ばから浮上。
5月頃から下見を兼ねて何回か行き来したところ、治安もよく英語も通じ、子どもの学校もバカロレアやシュタイナー、IPCやモンテッソーリなど選択肢も多く学費も手頃か無料。
どうせなら私の独立も兼ねてオランダに移っちゃえと、人生の大きな賭にでて8月にオランダに移住、わたし自身もデジタルマーケティングのコンサルとして独立しました。

人生何があるかわからない

地獄に落ちそうな年初でしたが、このきっかけがある事によりオランダに移住することができ、私も図らず独立を達成。周りの人のおかげもあってなんとか順調な出だし。
また、自営になったことにより子どもと向きあう時間も格段に増え、いまは妻と分担しながら子どもの送り迎えだけでなく、お弁当まで作る生活です。

激動な2022年でしたが、2023年は少し落ち着いてこちらでの基盤固めが出来ればと願っています。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

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