デンマークで会社立ち上げました-4
2月に会社を立ち上げてすぐにVISAの要件を満たしていないことが解り、3日目に会社を早々と閉鎖。今回は慎重にいろんなことを確認しながら作業を進め、何とか無事立ち上がりました。
起業はとっても簡単
デンマークは世界の中でも起業しやすい国としてトップランキングに入るそうで本当にあっという間にできまいます。ちなみに閉鎖も簡単でした♪
すべてオンラインで完結してしまうため、日本のように公証役場や、法務局、税務署や年金事務所などに足を運んで、などの作業は必要は全くありません。
すべての作業がオンラインで完結
株式会社、有限会社など会社の形態を決めたら、Virkというデジタル企業庁で登録するだけ。国民全員にNemIDというデジタル認証(日本のマイナンバーのようなもの)が付与されているので、起業の手続きもNemIDで認証すれば一瞬で完了!
日本だとわざわざ印鑑作って法務局に足を運んで登録して、承認受けたらまたわざわざ法務局に行って印鑑証明取って・・のように超アナログな作業は一切ありません。
会社設立後の法人税やVATなどの税務関係の申請・処理もすべてオンライン、銀行口座開設もオンライン(窓口では受け付けてくれない)、年金・給与関係もすべてオンラインと、家から一歩も出ることなくまた紙を1枚も印刷することなく完結しました。
日本がここまでたどり着くのに何年ぐらいかかるのでしょうか。
銀行が大変
これは日本でも同じかもしれないですが法人口座の開設には少し労力がかかりました。
どんなビジネスやっていて売り上げがいくらで、経費がどれくらい、仕入れや在庫はどうなっているのか、取引先は?等々かなり細かく聞かれた上、「よくわかんないから、デンマーク語か英語でビジネスプラン送って」と言われてしまう始末。
うーん、英語でビジネスプランですか。結構ハードル高いな。
よく考えると、普通はビジネス行うのに融資受けたりするので、そりゃ審査も厳しくなりますよね。
ここが一番大変な作業だったかもです。
経理もちょっと大変
税務申告もすべてオンラインで行うのですが、按分できる項目が解らなかったり(日本ではオフィス利用分として家賃や電気代を按分できますがこちらではどうやらできないらしい)、日本向けビジネスは免税のためVATの免税手続きしないといけないのですがその場所にどうしてもたどり着けなかったりとか、年度会計締めのときになにをやらないといけないかなど、???ないことがいっぱい。
またSkatというデジタル税務署はGoogleTranslateが動かないページがかなりあり、ヌケモレがあって後で問題になるのも嫌なので、経理に関しては会計士にお願いすることにしました。
全然よくわかんないSkatの画面
毎日いろんなことに悪戦苦闘しておりますが、なんとかゆっくり前に進んでいます。