確定申告について
税理士法人 入江会計事務所の加藤です。
今日はもうすぐ2月ということで確定申告についてブログを書こうと思います。
確定申告とは、副業収入や不動産収入など、各種所得(所得=収入ー必要経費)の合計額から、納める必要がある所得税の金額を計算して、税務署に申告・納税を行う手続きです。
確定申告のやり方は、
【1年間の収支について帳簿を作成→それをもとに確定申告書を作成→作成した確定申告書を提出】という流れとなります。
令和6年の確定申告の期間は、令和7年2月17日(月)から3月17日(月)です。
それではどんな方が確定申告の対象となるのでしょうか。代表的な3つを紹介します。
1. 個人事業主やフリーランスで年間所得が48万円以上ある人
この48万円とは、原則としてすべての納税者の所得金額から差し引かれる「基礎控除」の額を指します。
その年の所得が48万円以下の場合は、基礎控除の控除額を差し引くことで 所得が0円となるため、確定申告の必要はありません
2. その年の給与所得が2,000万円を超える人
会社員やアルバイト・パートなどの給与所得者は、会社が年末調整というかたちで従業員に代わって所得税の申告・納税を行うため、個人での確定申告は原則必要ありません。しかし、その年の給与所得が2,000万円を超える場合は年末調整の対象外であるため、確定申告が必要になる場合があります。
3. 副業の所得が年間20万円を超える人
会社員などの給与所得者で年末調整を受けている場合でも、副業など本業以外での所得が20万円を超える場合は確定申告が必要になる可能性があります。
これ以外にも企業側で年末調整が行われず、給与収入が年間103万円を超える人は、個人で確定申告が必要になる場合等がありますが、まずは自分が確定申告の対象か調べる必要があります。国税庁のHPに掲載されておりますので下記URLから調べてみて下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2023/01/1_06.htm