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「いま、ここ、じぶん」

皆さま、明けましておめでとうございます。

2025年が始まりました。自分のちっぽけさを感じさせてくれる一方で、大きなことを成し遂げたくなる。そんな気持ちにさせてくれる富士山を見ながら正月の清々しい朝に「本当に大切なことは何か」を考えてみました。


組織のはなし

2024年の振り返り

社員は約150名増え、売上(MRR)も昨年比+45%となりました。また、新規事業もデータサイエンス事業とAI事業を7月に立ち上げて半年が経ちましたが、おかげさまで両事業共に順調に成長しています。

また、VISION2030で掲げている3つの重要テーマの【D&I】では「D&I AWARD 2024」において、最高位『ベストワークプレイス』に認定され、【業務提携】(2030年までに100社と提携)では新たに10社増え、累計22社との協業をさせていただいております。【地方創生】(2030年までに30拠点を設立)においても昨年10月に『地方創生DX室』を設置して、2月までの5か月で200自治体との接点を持つというKPIの下、爆速で地域を駆け回っていたりしますので、今年は色々と良い報告ができると思います。

一方で、社員数もどんどん増えていく中で、その規模や成長速度に営業や組織体制の問題も起きてきており、課題も山積しています。ただ、これらの課題に一つずつ向き合って解像度をあげていけば、それは”金脈"となります。そしてこれらを解決していくことで次なるステージへの成長にもつながるので、私自身はこの挑戦にワクワクしています。

組織というのは"常に正しい戦略"などなく、市場やステージによって戦略や組織体制の正解が異なります。それらに柔軟に向き合い試行錯誤しながら、課題解決や創造を繰り返していくことで、新たな道が見えてくる。このチャレンジをさせてもらっているコクーすべてのステークホルダーの方々に感謝です。


私はこのような節目で自問することが2つあります。

会社は誰のために何のために存在するのか?

第一に社員とその家族の幸せの実現のため。その社員一人ひとりが圧倒的当事者意識を持ってハッピーに働いていくことで、第二にそれがお客さまへの最高のサービスとなり、株主や会社にも還元されていく。第三にそのサイクルが回っていくことで、社会がより良くなっていく。そのために会社は存在すると考えています。

100年、300年続くエクセレントカンパニーというのは、共通してこのサイクルになっていることは歴史が証明していますし、私たちコクーは様々なステージでのチャレンジを楽しみながらも、この順番を間違えてはいけないと。なのでこうした節目で本源的な問いに向き合うことを大切にしています。

どこに向かっているのか?

会社のゴールは"人々を幸せにし、社会を元気にしていくこと"だと考えています。日本の最大の課題は少子高齢化であり、それが起こす労働需給ギャップを埋めていかなければ日本は衰退していきます。

それを解決するには何が必要か?

それは「既存人財」が「デジタルの力を身に付けて生産性を高めていく」こと。私たちはこの「人財」×「デジタル」に取り組んでいます。すべての属性の人たちが、スキリングやリスキリングを通じてDXを武器に活躍することで、全ての産業・全ての地域の生産性を高めていく。

「デジタルの力で、ダイバーシティ&インクルージョンがあたりまえの社会を創る」という私たちコクーのパーパスを実現することで、"縮んでも勝てる" 楽しく元気な日本を創っていく。

これが、私たちコクーが向かうゴールです。

さて、これらは組織の話しでしたが、実現するのは個々人であり、その個の潜在能力が最大化されるということが最も重要です。

個のはなし

「Before I die, I want to…」

TEDの動画でも有名なこの言葉「Before I die I want to…」


皆さんは「死ぬ前までにやりたいこと」を考えたことはありますか?

先月12月に地方創生の取り組みにて徳島県に行ってきたのですが、その中で神山町という小さな町にある「神山まるごと高専」という学校に伺いました。

テクノロジー×デザインで人間の未来を変える学校として、起業家を輩出するため2023年に開校した高専で、そこでは、全寮制の高校生たちがイキイキと活動している姿がありました。

そこの教室の一面にあったのがこちら。

「起業したい」「親孝行したい」「地元に戻って地域を活性化したい」「家庭を持ってもずっと仕事で挑戦していたい」「クレイジーでいたい」 etc…

高校生が真剣に、「私たちはなぜ生きているのか?」を問い、答えを見出している姿勢に、私自身とても刺激を受けました。

「Before I die…」

人は必ず死ぬ。
いつ死ぬかわからない。
人生は一度きりである。

日々忙しい中でも「私たちはなぜ生きているのか?」「私たちはなぜ仕事をするのか?」という問いの答えを見い出すこと。こうした死生観を持って仕事に向き合うということは、ハッピーな人生にするため、ハッピーに働いていくための源泉だと改めて感じた機会でした。

「いま、ここ、じぶん」

会社の未来を描いたり、個人の死生観をもって未来をイメージすること自体はとても重要なことです。人は目的があるからこそ頑張れるものです。

では、その未来は何をもって創られるか?

それは
"今やっていることでしか創られない"
ということ。

つまり、本当に大切なことは、

「いま、ここ、じぶん」を一生懸命に生きる 

ということ。ついつい私は過去の後悔や将来への不安に時間を浪費してしまうことがありますが、過去や未来が気になるあまり、今が疎かになるようではハッピーな人生は望めません。

人は必ず死ぬ。
いつ死ぬか分からない。
人生は一度きり。

こうしている間にも私たちは命を削って生きているのです。

だからこそ、いま、この瞬間を大切に、ここにいること、ここにいる人たちに感謝をもって、じぶんの一度きりの人生を、一生懸命に生きることが大切なんだと考えています。

2025年も、皆さんにとって最高の年になるよう、
「いま、ここ、じぶん」を一生懸命に生きましょう!

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。


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