アイリダの世界#3 メトロポリタンについて
概要
20世紀初頭~中期の人々がイメージしていた未来像、レトロ・フューチャー(懐古的な未来像)なSF的世界観を反映したエリア。エリアの範囲は渋谷駅周辺から、渋谷、神宮前、宇田川町まで。渋谷駅周辺の立体的な立地を活かし、地上、地下へARの演出をすることにより、縦に長いビル群や、その間を飛び回る飛ぶマシンなどでSF風味の演出がされている。各鉄道は駅舎などが透過されることで、地下鉄なども透けて見えるなどの演出もある。これらの要素により、現実世界では地上にいるにもかかわらず、まるで自分が宙に浮いているような風景を楽しめる。このエリア内で最も高いビルは渋谷ヒカリエであり、桜が舞う八十八重(やそはちえ)の塔が見える。
アイリダでは一番最初に実装された場所であり、その分統一性が少しなく入れ替わりも激しいところでもある。弱冠後足し、後足しで狭間の用な場所もある。ただし、ログインする人が電車で訪れることをかなり意識しているので、渋谷駅から降り立ち、一〇九が見えるスクランブル交差点等はエントランスを意識しており、コントラ的にも一番豪勢になるように力を入れている。
メトロポリタンのイメージ
映画フィフスエレメントのリールーが街の外にでて、コーベンダラスが運転するタクシーへ落ちる、あのシーンを再現したような世界観を目指して作られている。渋谷は地下街や地下鉄、高速道路や高いビルといった駅周辺は多重構造になっている。ARにより、多重構造の階層をうまく使い、下はかなり深いところまで町があるように透過している。地上階にいるのに高い場所を歩いているような浮遊感を感じることができる。ただ、未来の在り方においては、フィジカルが必要な感覚で、メタバースのようなデジタライズされている世界観ではないところが、レトロフューチャーと言われるゆえんである。
様々な場所
八十八重の塔
五重の塔と似たようなモノをさらに高くしたようなイメージ。渋谷ヒカリエを覆っている。地上部分には桜がデザインされており、時間によっては桜吹雪の中を歩ける。桜によって、地上部分は隠れており、周りのビルなどは近未来に演出されており、モニュメントのようになっている。
渋谷スクランブルスクエア&渋谷ストリーム
ダブルタワーのように立ち並んでいる。窓はブロック型になっていて、一見普通のビルのように見えるが、時間と共に、そのブロック窓が動き出したりするように見える。その幾何学模様の変形と移動は見ているだけで面白くなる。また二つのタワーの間を抜けていく高速道路は宙に浮ている車に見える。スカイデッキはアイリダでも有名なスポットで、ここからはネイチャーワールドやEDOTOKYOも一望できる。また偶に強大なドランゴンが飛んでいたり、巨大ながしゃどくろが歩いたりと、スカイデッキならではの迫力ある演出を見ることが出来る。
10Q
10Qはいち早くアイリダの演出に乗ったビルの一つで、様々な演出をほどこしており、行くたびに様変わりしている。形状そのものはほとんど残しているが、そのとき流行りの映画やアニメ、スポーツとのコラボ実施している。それでも渋谷を象徴する印象は変わらず、アイリダ内でも悠々とその独自性を確立しており、若者の集合場所やショッピングの中心となっている。
SPACE WALK(MIYASHITAPARK)
自然と光のトンネルの演出がされており、通り抜けて広場に到着するまでの間はまるで宇宙ワープをしたようになっている。広場は地球に似た外宇宙惑星を模倣しており、いわゆる宇宙人などが歩いている演出がされている。また、アイリダのユーザーも一緒になって宇宙人型のアバターに着替えて楽しんでいたりする。
HACHI’S SQUARE
駅前からハチ公前の一定範囲の広場。スクランブル交差点もあり、渋谷の象徴的な場所。宙に突き出た、地面が透明なスペースに見えるようになっており、交差点においては空中歩道のように見える。下の階層は地下街はもちろんさらに奥まで見えるようになり、最初にアイリダに降り立つ場合、この場所が一番多いので足が竦んでしまう人が大勢いるという。またHACHIはいろんなモニュメントや、あらゆるコラボとして装飾されていたりする。またCGのように動きだしたり、他の誰かに付いて行ったりもする。HACHIに付いてきてもらった人は一日何かの特典があったりするらしいが、かなり珍しい確率とのことだ。
渋谷駅
各路線に合わせて色味があり、その到着シーンは一つのイベントのように楽しみにされている。また、電車はARでラッピングされている。各路線の線路は路線カラーで表現されており、電車が近づくとその線路が表示されてかなり新しい感覚で電車を見ることができる。その為、鉄道ファンにとっても非常に魅力的な場所となっていた。撮り鉄→リダ鉄と呼ばれている。
●JR:山手線・新宿線・埼京線
緑のLINEで入ってくる路線になる。また、山手線においては銀河鉄道999を彷彿させるようなデザインでラッピングされているものがあり、これはネイチャーワールドでは遠くに見えることがあり、有名な宇宙への離脱にも見え、壮観である。
●銀座線
黄色のLINEで入ってくる路線。渋谷においても歴史のある路線で、力を入れている表現がされている。電車はモノレールのように上から釣られてるように表現されており、ラッピングはドアから窓にいたるまで透明で黄色の一枚の板のようになっており、凸凹が無く未来感が溢れている。またレトロ1000系の特別者は旧1000系を復活させた映像でラッピングされている。
●半蔵門線・東急田園都市線
紫色のLINEで入ってくる路線。ガソリンカー・キハ型を復活させたような特別なラッピングカーもある。基本のラッピングは昆虫をイメージした南海電車のラピートようなデザインのものになっている。
●副都心線
茶色のLINEで入ってくる路線。10000系の車両は芋虫のようなラッピングデザインがされており、それでいて近代的なデザインカラーになっている。フォルム的には装甲列車のような重量感がある。
●京王井の頭線
ピンク色のLINEで入ってくる路線。3000系のラッピングは新幹線のように先鋭化されている。また、時間帯によって虹色に色味が変わっていく。その景色は夕日や常灯球の色味に生える色になるようになっている。
●東急東横線
赤色のLINEで入ってくる路線。ラッピングは銀色のフォルムで窓や運転席も無いような形で、かなり厳つい様になっている。地上階ということもあり、その演出は未来都市にデザインがマッチングしている。
渋谷マークシティ
マークシティは渋谷駅から入るとメトロポリタンで西側に出るころにはEDOTOKYOになっている場所となり、両方のAR演出が混在しているところである。時空の狭間のように捉えれており、アイリダの中でも特異な場所となっており、三つのエリアにない独自路線の演出が多くある。
人々
基本的にはどんな格好をしていてもいいが、デフォルトのアイリダのアバターたちがメトロポリタンを意識したものが多いため、すこし未来感の演出がされている。また、ログインをしていない普通の人々も、アイリダ内のアバターのように描かれる。世界観が壊れない為の演出であるが、ハイスペックな処理が求められる。渋谷各所にカメラが設置されており、そこから映像処理をしている。また、モブを多くコピーして配置していることで、普通の人々の行動を隠すことできていた。
リリース直後は流石にそこまではできなかったが、世界観構築に拘った林によって推し進められた。現在は人気もあり、ほとんどの人がアイリダにログインしながら渋谷の街を歩くので、以前ほどログインをしていない普通の人々は多くはない。
アバターの型はヒューマン型が多いが、宇宙人型やアンドロイド型もあり、メトロポリタンの周りの演出とマッチしていて、未来に降り立った気分になる。
コスチュームについて
ショップで衣装等は購入できるが、アイリダにはデフォルトでメトロポリタンに合ったコスチュームが用意されている。現在職種を未来風にアレンジしたようなイメージのモノが多い。
アイドル・歌手
モード
警察
消防士
軍隊
ギャング
宅配業者
医師
ギャル・ギャル男
データ調査官・会社員
経営者
宇宙飛行士
学生
ハロウィン
10月の末日はハロウィンがアイリダ内でも流行しており、一大イベントになる。この時は簡単にアクセスができるように、コントラもゲストユーザーを大量に作り、普段からアイリダにログインしない層も訪れる。
デジタルコスプレは自由にできるので、非常にいろんなキャラが闊歩する。また自分が好きなキャラクターのデジタルコスプレを簡単に作れるツールも巷で出回っており、それを活用することで多くのキャラクターがアイリダの街を闊歩する。アイリダのアドインを使い、自分の好きなキャラクター達を更に自分風にアレンジすることは、ハロウィンの醍醐味である。例えばゴジラであるが、放射火炎を演出することもできる。
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