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アイリダの世界#2 コントラについて

概要

コントラは代表取締役社長である林元昭が起業した日本のIT企業。主に渋谷で展開している「アイリダ(IRI-DO)」を運営している。林は大学在学中の海外研修でサンフランシスコへ視察をしに行っていた。世界の優秀で熱意のある同世代の人々に感銘を受け、自分でも何かを始めたいと感じていた。そんな中、宿舎で見た夢が渋谷の世界が一変していくものだった。まるで蛹から蝶になるようなもので、そのような世界を作りたいと強く思ったそうだ。その夢の情熱をもとに、かつて見たアニメ映画「パプリカ」のように、まさに夢の世界を現実に作りたいと思ったのがきっかけであったそうだ。その後、林は早稲田大学に戻り、そのまま在学中に、後にCFOとなる山西と共にMONOAR(モノエアー)を立ち上げた。MONOARはまずはARを社会実装することを念頭に技術的な企業であったが、当初、AR技術の中でもユニークがあり、現実空間にマッピングするのに非常に効率的な方法を実証していた。当時この技術について、後々アメリカでアイリダの類似サービスにあたるRoland創業者である、デイビット・ラブロッサムもその時、高く評価していた。


沿革

20xx年10月、MONOARは、東京都北区にあるシャッター商店街のシャッターにARでECサイトの商品を展示した。林の大学時代の旧友のコネクションから、大手広告会社を通してPRしてもらったこともあり話題となった。加えて山西の努力もあり、最初の資金調達時に3億円を得ることになった。この技術をもとに、その後もARによる商品展示事業を行っていった。

 

20xx年12月、林が自身のアイディア(渋谷の街を全てARにするSNSを作る)を実現させるために必要な調達額を算定したところ、約30億円となった。巨額の資金調達を実現させるために、山西が知り合いのベンチャーキャピタルに相談を持ち掛けたところ、大手企業の都市開発CVCが丁度出資先を探しているとのことで、紹介してもらった。そのときに出資をする際の条件としてはジョイントベンチャー(合弁会社)が提示された。こうして株式会社コントラが誕生することとなった。なお、この時の出資額は公表されていないが、43億円とされている。

20xx年11月 開発中の次世代SNSにおいてグーゴルジャパンとの提携が発表された。また、当SNSはグーゴルグラス、グーゴルコンタクトを使用し、デバイスを通して現実の渋谷にAR映像を重ね合わせる内容となることも併せて発表された。

20xx年3月、アイリダが正式にリリースされた。同年9月、初のアップデートとしてVer 2.0がApr Storeに登場した。キャラクターの増加、行動範囲の増加(Ver 1.0では渋谷駅の周辺のみであった)、4つの新着せ替えが加わり、またサービスアイコンが新しくなった。
 

20xx年7月、同サービスの累計アクセス数が1億人を突破し、全世界のARアプリ1位になったことで、海外からの流入が増え、同年12月には累計アクセス数が2億5000万人となり飛躍的に伸びた。なお、海外からは閲覧のみや、チャットのみと限定的なサービスではあったが、日本風のテイストが好まれ、ビリー・カナディルのyoutubeにやってみたチャレンジがアップされたのがきっかけとなり、注目を集めた。

 

20xx年4月にグーゴルが企業提携を打診し、グーゴルコンタクトの開発を発表した。

 

20xx年6月、『EDO TOKYO』がリリース。

 

20xx年10月、『ネイチャーワールド』がリリースされ、渋谷駅周辺を『メトロポリタン』と改名する。

 

20xx年5月、グーゴルコンタクトがリリース。

 

20xx年10月、アイリダ出店店舗数が1万店舗を突破し、現実の店舗数とほぼ同数となる。

 

20xx年6月、アイリダ内での流通取引額が5,000億円を突破し、数あるSNSでも世界有数の商圏を持つことになった。



アイリダ

同社が提供している渋谷の街を全てARで装飾したリアル体験型のSNS。詳細はこちら

評価

・デイビッド・ブロッサム(アメリカ)
アメリカにある類似サービスRoland創始者のデイビッド・ブロッサムは「林が生み出した技術は非常に先進的で、その効率性はいままで必要だと思っていた処理能力を30%まで下げた。それがあるから他の技術に、たとえばトラッキングや、音声ファイルの出力などに充てることができたんだ。まさに画期的だったよ」と評しており、林を讃えていた。
・山本サマサ(日本)
文化人類学者で、現在東京大学の助教授。人類史上の新たなステージにあがる瞬間であると論じており、その論拠としては個性の逸脱性に言及していた。リリースからしばらくはその論調を多くの友人に語っていたが、メディアでの発出はラジオだけにしていて、他は一切口を閉じてしまっていた。その為、サマサが唱えた論調を別の人間が引き継いでいたそうだ。




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