必幸福論
そこから数分後
夫婦としての関係を続けていくのはもう不可能だろうという気持ちに達したが
次男が18歳になるまでは
親としての責任を果たそうと即断することは踏みとどまり
早々に謝罪し、表面的にはこれも糧に諦めず進もうとするカッコで振る舞ったが
とても疲れていた
このまま駒を進めるにせよ
やるべき事はやろう
経験を元に組み上げた生活スタイルは維持するのは、僕自身 それでなければ
いけない性格だからだ
部屋を整頓し、節約し、ダラダラしてはいけない。
移住するとわかるがスローライフなど無く、都会より追われた生活になった
要は気が抜けないのである
体調はウイルスが抜け、徐々に通常通りに動けるようになったのだが、不思議なことに侵される前より調子が良いのに気づく、仕事も復帰したが以前より腹から声が出てエネルギーも満ち満ちている
本当に不思議だが
気分も良く意欲的になって
前向きな意識で事を進められる
ウイルスと一緒に背負い込んでいた
厄が落ちたようだ
家族の中での立ち位置も揺らぎ始めて
先頭よりずっと後方に何かがあると
歩みを進めてみた
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