【事前予告】Live2Dモデルの制限付き一般開放について
※2023年4月25日 一部記載を追加しました
こんにちは！
IRIAM運営チームです。
今回の記事では、Live2Dモデルの制限付き一般開放に関する重要なお知らせをお届けします✍️
細かな部分を含めて正しい情報をお伝えしたいと思い、今回はかなりボリュームのある記事になっております。（文字数はなんと7,000字越え…！）
今後IRIAMでLive2Dモデルを使いたいと考えていらっしゃる全てのライバーさんに向けて書かせていただきましたので、ぜひ最後までお読みいいただければ幸いです！🙏
※Live2Dは株式会社Live2Dの登録商標です
Live2Dモデルの受け入れについて
現在、IRIAMと提携する事務所に所属されているライバーさんと、それらの事務所に所属せずフリーで活動されているライバーさんがいらっしゃいます。
IRIAMでは事務所所属・フリーに関わらず活動しやすい環境を作り、ライバーさんがそれぞれの活動スタイルや目標に合わせて事務所所属・フリーのどちらで活動するかを選択できる状態にしたいと考え、応援ダイヤの配布量の増加などをはじめ、様々な取り組みや仕組み作りを行なってきました。
しかし現状ではまだ、事務所所属かフリーかによって、活動に差分がでている部分が残っているかと思います。
今回、Live2DモデルをIRIAMアプリ内に実装するための新たなwebサービスの開発が進行したため、制約を設けた状態にはなりますが、フリー・事務所所属に関わらず、Live2Dモデルを実装できる権利を獲得するチャンスを2023年8月からご提供する準備が整いました。
今回の変更より、事務所所属の方だけではなく、フリー・事務所所属共にLive2Dモデルを獲得できる形で運用させていただきます。運用開始時は、受け入れ体制やキャパシティの都合上、厳しい条件で受け入れ運用を開始させていただきますが、今後受け入れ体制の強化により、受け入れ数を増加できればと考えています。
今回は第1弾として運用を開始させていただきます。
IRIAM Chara Checker
（イリアムキャラチェッカー）について
Live2Dモデルの受け入れに用いる新サービス「IRIAM Chara Checker（イリアムキャラチェッカー）」をご紹介します。
イリアムキャラチェッカーとは？
ライバーさんがLive2Dモデルの実装の権利を獲得された際に、IRIAMアプリ内にLive2Dモデルを実装するにあたり必要なファイルの確認や提出、モデルの動きを動画で確認できるwebサービスのことです。現状、Live2Dモデルを実装する際には、事務所経由でファイルをご提出いただいておりましたが、イリアムキャラチェッカーでは、ライバーさんそれぞれが本サービスにログインし、ご自身でファイルの確認や提出、申請ができるようになります。
現状、Live2Dモデルのファイルを皆さんからお預かりしたあとに、IRIAM運営チーム側でモデルの動きを確認したり、実際にアプリ内に実装する際に必要なチーム体制がネックとなっており、Live2Dの受け入れ数に制限を入れざるを得ない状況になっています。
今後は、イリアムキャラチェッカーを用いることで、Live2Dモデルをアプリ内に実装するまでに必要な作業の一部を、ライバーのみなさんがお手元でできるようにすることで、これまでより多くの方がLive2Dモデルを実装できるようになります。
本サービスは後述する条件をクリアし、Live2Dモデルを実装する権利を獲得した方のみ、IRIAMのアカウントを用いてログインすることができる機能となります。Live2Dモデルを実装する権利を所持していない方や、今回設ける新たな基準ではなく、過去に所属事務所経由でのみLive2Dモデルを実装した方は、サービス公開時にログインすることができません。予めご了承ください。
また、本サービスはまだ開発途中です。現在段階を分けて開発を進行しており、今回は実装の流れの前半部分を機能として公開する「β(ベータ)版」として公開させていただきます。今後も、より多くの工程をライバーさんがお手元で確認できる機能を含めた「正式版」のリリースに向けて、現在鋭意開発中です！
イリアムキャラチェッカーの運用開始は2023年8月を予定しております。
事務所所属・フリー関わらず、所定の条件をクリアしてLive2Dモデルを実装できる権利を獲得された方は、このサービスを利用してファイルの確認や提出、申請をしていただきます。
イリアムキャラチェッカー 開発段階のご説明
【β(ベータ)版：今回公開させていただく機能】
・提出ファイルの不備確認機能
みなさんに提出いただいたモデルファイル(cmo3ファイル並びに、moc3ファイル 、その他ファイル)の形式が問題ないかを、システムで自動で確認する機能です。システムでファイルの中身を確認し、問題なし / 注意 / エラーを項目ごとにお知らせします。
・動画での動作確認機能①
ファイル確認機能でファイルの中身が問題ないことを確認したあと、「次へ」を押すと、モデル動作が確認できる動画の生成に進みます。
・動画での動作確認機能②
右に動きの見本、左にアップいただいたモデルファイルを用いたキャラの動きが表示され、動作確認ができる動画が再生されます
目や口の動き、顔の向きなどが、右に表示される見本動画と同様の動きをしているか、ご自身が意図した動きになっているか、見本と同様の動きをしているかを確認いただきます。
動画はお手元にダウンロードもできますので、モデルを作成いただいていた方に共有いただき、動きの確認をしていただくことも可能です。アップロードしたモデル・動画は、ファイルアップロード後72時間で削除されるため、お早めにご確認ください。
ファイルのアップロードと動画の生成、確認は、申請の手前の作業のため、回数制限なく何度でもご利用頂けます。
・モデルの申請
動画を確認の上、実装に進めるモデルファイルが用意できましたら、必要情報を記入の上、モデル申請を行うことができます。
申請は3回まで行うことができます。回数制限を超えた場合申請ができなくなります。申請いただいた後、運営で申請内容を確認し、IRIAMアプリ内でLive2Dのプレビュー並びに配信を行えるように実装の対応をいたします。アプリ内に実装されたタイミングで、アプリ内お知らせにてご連絡いたします。
-- --ここまでが今回公開させていただく機能-- --
【 完全版：現在開発中で今後発表させていただく機能】
・アプリ内のプレビュー表示の自動化
今回の公開時点では提出いただいたファイルをIRIAM運営チームでみなさんのアカウントに紐づけてアプリ内でプレビュー表示できるように対応させていただきますが、将来的には、アプリ内でプレビューを確認できるところまで自動化できるように開発を進めています。プレビューの実装まで自動化できると、より多くの方がLive2Dモデルを提供できるようになります。現時点ではまだ公開できませんが、開発が完了しましたらお知らせいたします。
受け入れ条件について
イリアムキャラチェッカーβ（ベータ）版を公開する現時点では、一部受け入れがスムーズになるものの、現状ではまだ受け入れ件数を制限する必要がある状態のため、参加条件ありのイベント(達成型)の形式で実装の権利を提供させていただきます。
ランキング形式で開催した場合イベントが過剰に加熱することを予想し、ランキング型ではなく達成型のイベントにて実施させていただきます。また、達成条件も他イベントの水準等を加味し、イベントポイント500,000ptと設定させていただきました。今後開発状況や運用状況を加味しながら、受け入れ枠を拡大していくことを前提に、第1弾の条件を設定しております。将来的には、様々な活動実績を評価できるよう、条件を緩和したり、拡大したりしていきたいと考えています。
繰り返しになりますが、運用体制の都合上まだ受け入れられる枠に限りがあり、現時点では参加条件含め、比較的厳しい制限を設ける必要があることをご理解ください。また、以下はスケジュールや条件も含め変更、調整の可能性がございます。特にスケジュールについては、開発の進行状況や、システムの安全が確認できない場合、不具合が発生した場合には延期の可能性もございますので、予めご了承ください。
【Live2D実装権利の獲得条件】
▼形式
イベント(達成型)
▼参加条件
A1ランク以上
イベントエントリー時に初配信から1年以上が経過している
▼達成条件
イベントポイント 500,000pt
開催時期
2023年8月・10月に開催予定
・スケジュールは変更になる可能性があります。
・日程等の詳細は8月のイベントスケジュール公開時にお知らせいたします。
・現時点で決定しているのは2回のみとなり、以降は順次調整の上、お知らせいたします。
・以降の開催は、Live2Dモデルを実装できるペースや受け入れのキャパシティを確認しつつ、開催頻度を調整していく予定です。
獲得できる権利 ※詳細は後述
・イリアムキャラチェッカーのログイン権限
・モデル申請を行う権利 (3回)
・Live2Dモデルを実装できるスロット(1つ)
※Live2Dモデルはご自身で制作いただく必要があります。運営では制作いたしません。
その他注意事項
・事務所所属の方、フリーの方いずれも参加可能です。
・特典獲得は1ユーザー1回までとなります。
(今後の開発の進行次第で複数体の受け入れ等も解放していく予定です)
・すでにLive2Dモデル持ってる方もイベントへの参加は可能です。
・参加条件、達成条件は今後変更になる可能性がある旨をご了承ください。
今後の受け入れについて
・フリー・事務所所属関わらず、本イベント開始以降は、本フローでのみ受け入れを行います。
・事務所からの持ち込みは上記イベントの前月、2023年7月31日を持って受け入れを停止させていただきます。
※事務所経由でのLive2Dモデル実装の受け入れ、データの入稿期限については、現在各事務所とIRIAM運営にてご相談をさせていただいております。
※期限までの入稿が難しいとのご意見も多く頂いております。データの入稿の期日の延長につきましても、現在各事務所を通して各ライバーさんと調整させていただいており、現時点で権利を獲得しているライバーさんは、事務所経由で入稿日程を調整させていただく対応を実施します。
イベント達成後の動き
イベント終了後、イリアムキャラチェッカーのアカウントを発行後にアプリ内お知らせにてご連絡いたします。権限を付与させていただいた月から起算して、1年後の月末まで申請が可能です。
(例)2023年8月にキャラチェッカーのアカウントが付与された場合は、2024年8月31日までモデル申請を行うことができます。
申請回数の上限回数を消費した場合と、有効期限後は、モデル申請はできなくなるのでご注意ください。
イベント達成後に獲得できる権利の内容
・イリアムキャラチェッカーのログイン権限
イベント条件を達成されたアカウントにログイン権限を付与させていただきます。
・モデル申請を行う権利
1回の権利獲得につき、3回のモデル申請をすることができます。これは3体のLive2Dモデルを実装できることを指しているのではありません。β版のイリアムキャラチェッカーではモデル申請までをみなさん自身でご対応いただき、アプリ内のプレビュー実装はIRIAM運営チームが行います。キャラチェッカーを用いた動画での確認を経由するものの、実際にアプリ内でプレビューを見ると「イメージと違った」となる可能性も0ではないと考えています。そのようなアプリ内のプレビューで意図しない挙動があった際には、再度キャラチェッカー経由でモデルを申請していただきます。この再申請分も想定して、1回の権利獲得につきモデルを申請していただく回数の上限を3回とさせていただいています。モデルを再度申請いただいた場合、改めて実装の順番を待ち、IRIAM運営チームの対応の後アプリ内でプレビューが表示されるようになります。
・Live2Dモデルを実装できるスロット
イリアムキャラチェッカー内には「スロット」という概念があります。スロットとはアプリ内にモデルを実装する「部屋」のようなものです。複数のLive2Dモデルを持っているライバーさんは、配信前にアプリ上のモデル選択肢(スロット)が表示され、配信する前に選択できます。この際のスロットの名前はモデルを申請する際に登録したものになります。(イラスト配信機能用にアップロードしているものはイラストというスロットで表示されます。)
イベントを通して、Live2Dモデルの実装権を獲得すると、アカウントや申請回数の権利と合わせて、このスロットが1つ付与されます。
＜過去にLive2Dモデルを実装したことがない方＞
申請画面にスロットが1つ(空のスロット)が表示されるので、そちらを選択の上、申請をしてください。
＜過去にLive2Dモデルを実装したことがある方＞
過去のスロットに上書きをするか、今回イベントを通して獲得して新たなスロットに登録するかを、モデル申請の際にお選び頂けます。過去のスロットを選択して上書きをした場合は、該当スロットのモデルを過去のモデルに戻すことはできかねますので、スロットは慎重に選択した上でモデルの申請を行ってください。(再申請をすることにより上書きはできますが、申請回数を1回消費することになりますのでご了承ください。)
以上がライバーさんがイベントを達成した際に獲得できるLive2Dモデルの実装とその詳細となります。
詳細については以下のFAQに記載させていただきます。
FAQ
事務所からの受け入れは今後どうなりますか？
事務所からのLive2Dモデルの持ち込みは、イベント開始の前月、2023年7月31日を持って受け入れを停止させていただきます。
事務所経由で、すでにLive2Dモデルの実装を頼んでるのですが、ちゃんとLive2Dモデルは実装されますか？
すでに提出いただいているもの、2023年7月31日までに事務所経由でLive2Dファイルを提出いただいたものにつきましては実装を対応させていただきます。しかし現状もお待ち頂いている方が多くいらっしゃるため、お時間を要する場合があります。
イリアムキャラチェッカーは、スマホで使えますか？
比較的大きい容量のcmo3ファイルファイル等を用いるサービスのため、基本的にはパソコンでのご利用を想定しています。(端末のスペック次第ではタブレット端末等でもご利用いただける場合もあります。)
Live2Dモデルの実装の順番は早い者順ですか？
イリアムキャラチェッカーのモデル申請ページから申請をしていただいた方から順番に対応させていただきます。
実装には早くても3週間〜5週間程度、待ち状況によってはそれ以上にお時間をいただく可能性があります。予めご了承ください。
アプリ内でプレビューできるようになったタイミングで、アプリ内の個別おしらせでご連絡いたします。
提出ファイルの準備に必要な細かい仕様等の説明はありますか？
後日詳細をご説明する資料を公開いたします。
イベントには何回でもチャレンジできますか？
参加上限はございませんので、特典を獲得するまでは何度でもイベントにご参加頂けます。
現状は開発状況、運用体制を踏まえて、特典獲得は1ユーザーさん1回までとなっています。
イベントはどのくらいの頻度で開催されますか？
現状は2023年8月・10月に開催予定の2回のみ想定しています。
その後はイリアムキャラチェッカー正式版の開発状況や、申請件数の状況に応じて開催タイミングを調整させていただきます。
過去にLive2Dモデルを事務所経由で実装しました。現状のモデルを修正したいのですが、どうしたらいいですか？
2023年7月31日までに修正版のファイルをご準備いただき、事務所経由でご提出頂けましたら、修正を受け付けております。8月1日以降は事務所経由の場合でも修正を受け付ける事はできません。
各事務所ごとに、月ごとのLive2Dモデル受け入れ体数の上限もあるので、事務所のご担当者様と相談の上ご対応ください。
また、イベントを通して新たに権利を獲得した場合は、3回の申請回数制限内であれば、新たなモデルの実装に加え、スロットを上書きする形で過去のモデルを修正することができます。
過去にLive2Dモデルを実装したことがあります。 今回新たに権利を獲得し、「スロット」を過去分と合わせて2つ、「申請回数」を3回獲得しました。申請回数のうち1回を新しく獲得したスロットにLive2Dモデルを実装し、満足いくものが実装できたので、残り申請回数が2回残りました。過去に実装したLive2Dの衣装を変更するのに1回、今回実装したLive2Dの衣装を変更するのに1回使うことは可能でしょうか？
申請回数3回のうちであれば問題ございません。ただ、申請回数の上限はあくまで、「1体のモデルを安全に実装していただくこと」を目的に設けています。なので、例えば最終の3回目で申請をした際に、意図したモデルを実装できなかった場合、明確にキャラチェッカーの不具合が発生しているケースを除き、申請回数の補填や、上書きの取りやめはできません。
Live2Dモデルの実装にお金はかかりますか？
モデルファイルは修正も含めご自身でご準備ください。イリアムキャラチェッカーにファイルをアップロード頂いた以降は、IRIAMで対応しますので、費用は発生いたしません。
より詳細な内容はこちらをご確認ください。
■IRIAM FAQ
IRIAM Chara Checker（イリアムキャラチェッカー）
最後に
最後に、ここまで本当に長い時間、Live2Dモデルの受け入れに対しての対応並びに情報をお届けできず申し訳ございませんでした。
サービスをこれからも長く、安全に運営していくために、アプリストアのイラスト審査規制への対応や、未成年を対象とした利用制限など、緊急度が高くアプリ内の開発が伴う対応が多く発生してしまい、開発のキャパシティの問題もあり、Live2Dモデル関連の開発体制を当初想定していたスケジュールで進行することができませんでした。また、そのようなLive2Dモデルの受け入れの体制が整っていない中で不確定な情報を皆さんにお届けすることはかえって混乱を生んでしまうと判断し、これまで続報のお伝えを控えさせていただいておりました。Live2Dモデル持ち込みに関してのご意見を多くいただいていたにも関わらず、皆さんに状況をお知らせするタイミングがとても遅くなってしまいましたこと、改めてお詫びいたします。
長らくお時間をいただいてしまいましたが、受け入れ体制、受け入れに伴う体制構築、必要な機能開発を行い、より多くの方にLive2Dモデルでの配信をお楽しみいただけるよう、開発、受け入れの準備をしてまいりました。今回はβ版での公開となり、まだまだ道半ばではございますが、IRIAMでLive2Dモデルを使いたいライバーさんにイリアムキャラチェッカーを用いてその機会をご提供できるよう、これからも開発、運用をさせていただきます。
また、多様な活動スタイルがある中で、Live2Dに関しても様々な目線での疑問点があると思います。みなさんに安心してお楽しみいただけるよう、不明点や疑問点に可能な限りお答えさせていただきたいと考えております。質問がある場合はこちらのフォームからご記入ください。ご質問が多い内容については、本ジャーナルへの追記や、詳細のご説明資料等を通して回答させていただきます。
引き続きIRIAMをどうぞよろしくお願いいたします🙇♂️