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逃した魚は意外と小さかったかもしれない
話題のドラマSilent。私はどうしても主人公のことが好きになれなくて、3話か4話くらいで見るのを辞めてしまったのですが、これだけ話題になると「見ておけばよかったかもな」とも思います…。
このドラマがきっかけで関心を集めたのは、やはり「手話」ですよね。
実は私は昔から手話ができないことがコンプレックスでした。
私の祖父母は聾者です。つまり手話というものに物心ついたことから触れ、覚えるチャンスは山程あったわけです。しかし私は基本的な手話しかできません。指文字ですら思い出すのに少し時間がかかります。
手話に興味がないわけではありませんでした。むしろ、手話に興味津々でした。しかし私はせっかくの機会を逃してしまい、今に至ります。
色々あって現在祖父母とはもう何年も会っていません。そもそも祖父母が離婚していて、親族の人間関係はうまくいかず、疎遠になっています。それでもせっかくこの環境に生まれたのだから、独学でも学べばよかった。
小学生の頃は、ちょっとした手話ができるだけでもてはやされて嬉しかった。でも高校生になれば、身近に聾者がいなくても手話を学んでいる人がいる。私の環境なんてたいしたことではなくなってしまった。
私は来年から福祉を学べる大学に進学します(たぶん)。福祉に携わる以上、手話をできるに越したことはありません。与えられた環境を上手に使うことはできなかったけど、また初めから学び直したいと思っています。
この決断をしたことで、チャンスは決して一度きりではないし、逃しても別に自分で追いかけに行けばいいじゃん?ってことを自分自身に教えてあげることができました。
「身内に聾者がいるのに手話ができない自分」にばかり目を向けてきたけど、「将来の夢のために手話を学ぶ自分」の方がなんかちょっと素敵かなとか思えてきて。
みんなも「あれやりたかったのにできなかったなぁ、」とか「これやっとけばよかったなぁ、」ってことがあるなら一緒に少しずつ挑戦してみよ。