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【遊戯王】異端断罪!「舞女裁槃」【デッキ紹介】
皆さま、こんにちは。
はじめましての方ははじめまして。
いつもご覧下さる方はありがとうございます。
彩葉(いろは)と申します。どうぞよろしく。
だんだん暖かくなってきて春の到来を感じられる日々が増えてきましたね。
春といえば始まりの季節。
この記事をご覧いただいてる方には進学される方や新学期を迎える方、新しく社会に出られる方も多くいらっしゃると思います。
これを機に今までの自分とおさらばして、新しい自分のキャラを作り出していこうと画策される方もいるでしょう。
所謂、“デビュー”ってやつですね。
ここのキャラ選択で人気者として生活を謳歌していくか、異端として除け者にされるか決まってしまうとても大事な局面となります。
(僕?もちろん異端側でしたけど、なにか?)
さて、前置きが長くなりましたが今回もデッキ紹介の記事です。
今回のデッキは
EXモンスターという“異端者”を牽制しながら間接的に相手の動きを制限していこう!
というコンセプトです。
長々綴った前置きはこのコンセプトに繋げる為のものだったんですね!下手くそ!
それではいい加減、今回のデッキについて筆を進めていきましょう。
ことの始まり
今回のデッキは、僕が所属しているデュエルサークル摩天楼のメンバーのひとりから、お題として“とあるカード”を採用したデッキ作成を依頼された事に始まります。
(↓ご興味のある方は是非ご覧下さい!↓)
お題のカードはこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1678523928690-pMFZCk70DM.jpg?width=1200)
なんて難しいカードをお題にしてくれたんだ
まずはこの《熱き決闘者たち》(以下《熱き》)について一緒に見ていきましょう。
《熱き》について
記念すべき20th ANNIVERSARY PACKにて収録された永続魔法カードで、簡単に効果をおさらいすると
自分モンスターの攻撃を無効にし、相手の魔法・罠カードを1枚破壊。
お互いに手札から魔法・罠カードを1枚しかセットできず、EXから出たモンスターに召喚酔いを付与。
ドローフェイズのドローを放棄し、自分の墓地からモンスター1体をサルベージ。
となっています。
非常に汎用性が高く、どのデッキ入れても仕事をしてくれる頼もしい効果を持っています。
反面、その汎用性の高さ故にデッキに採用される際の独自性が乏しく、強力な効果でありながらこの1枚だけでは強固な盤面は築けないといった負の側面も併せ持っています。
では、このカードを強く使うためには一体何のカードと合わせると良いのでしょうか?
10,000枚を超えるカードプールの中から選ばれたのは、このカードでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1678528724145-wlMNOcj9ax.jpg?width=1200)
《熱き》の②効果に含まれている“EXデッキからSSされたモンスターに対する召喚酔い付与”を《サベージ・コロシアム》下で適用する事で、EXデッキからSSされたモンスターは召喚酔いによる攻撃宣言不可=破壊に繋がるため、
リンクモンスターの展開や融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムモンスターの攻撃表示での展開を抑制することができるのではないか
といった事に気づきました。
この組み合わせであれば《熱き》を採用する意味をもてるのと考え、《熱き》・《サベージ・コロシアム》を軸としたデッキを作成しようと思い立ちました。
問題点とその解決
デッキを作成するにあたり、幾つかの問題点があったため、それらを解消するためのカードを採用していきました。
問題点①
まず1つ目の問題点として、上記の2枚だけでは結局守備表示での展開を許してしまうといったことがありました。昨今ではリンクモンスターを介さずとも展開を伸ばすテーマがたくさん出ており、EXモンスターに対する抑制や牽制としてはパワーが物足りませんでした。
そこで採用されたのが《ゴーゴンの眼》です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678530883732-Tt60qUAZwe.jpg?width=1200)
守備表示モンスターに適用されるスキドレ効果で、このカードの発動後に出てくるモンスターにも適用される裁定となっています。
これにより相手は実質的に攻撃表示での展開を強要され、場に《熱き》・《サベージ・コロシアム》があれば攻撃強要+EXモンスターの破壊が見込めるようになるので、それぞれのカードの価値が上がるのではないかと考えました。
もちろん単体性能も申し分なく、相手ターン開始時に発動して攻撃表示を強要してもよし、相手の守備モンスターが発動した効果にチェーンしてもよし、相手に厄介な守備モンスターがいる場合に自分ターンで発動してもよしと、あまり場面を選ばずに発動できる点も高評価です。
問題点②
上記にて守備表示モンスターに対する解答は得られたのですが、続いての問題点として相手の攻撃表示モンスターに対する牽制力の要求が付随して発生しました。
《熱き》が除去された場合や、メインデッキ内で動きが完結しているテーマ(エルドリッチやラビュリンスetc…)などには攻撃表示の強要が意味をなさず、攻撃宣言の抑制にも繋がりません。一応《サベージ・コロシアム》があればメイン2での展開を抑制できるといった点はありますが、ほとんどないも同然でしょう…
では、こういった問題点を解決するカードはあるのでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1678535037897-hLO7T8M6Hy.jpg?width=1200)
ありました✧ \(°∀°)// ✧
御巫テーマは共通して“相手に戦闘ダメージを反射する”効果を持っています。
これにより《熱き》や《サベージ・コロシアム》、《ゴーゴンの眼》が発動されていた場合、相手はモンスターの展開を攻撃表示で行うべきか、守備表示で守りに入るべきか、かなり悩ましいものになると思います。
どうです?《サベージ・コロシアム》の攻撃強要効果や《ゴーゴンの眼》の攻撃表示強要が一気に強く感じられるのでしょう?
もちろん御巫テーマ単体でも強く、メインデッキ内で完結しているので、《熱き》による干渉も受けにくいです。《サベージ・コロシアム》の破壊効果も御巫装備魔法で耐性を得られるので、自分はある程度メイン2での展開も可能となります。また、相手LPを削る能力に長けているので、このデッキのメインアタッカーとして運用していく事にしました。
問題点③
前述した問題点とその解決により相手モンスターに対する解答が得られ、メインアタッカーも決まりました。では、最後の問題点です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678538153509-fY6807la2e.jpg?width=1200)
これ、強すぎませんかねっ⁈
お気付きの方も多いかと思いますが、《熱き》《サベージ・コロシアム》《ゴーゴンの眼》《御巫テーマ》はどれもこれもバック破壊に弱いです。
これらのカードをいくら並べようと、メイン開始と同時に羽根帚を食らえば万事休すです。
また、最近では魔法・罠カードからモンスターを展開するテーマも増えてきています(エルドリッチやラビュリンスetc…)。
それらの強力な魔法・罠カードを発動させないようにするためには、一体どうすれば…
![](https://assets.st-note.com/img/1678538874883-gQQrajWENK.jpg?width=1200)
最強カードは最強カードで封じ込めりゃいいんや!投げやり
これで羽根帚の即撃ちを防げましたね!
さらに《熱き》がある状態でこのカードを発動した場合、《熱き》の効果により相手は手札から1枚しかセットできないので、相手はセットするカードの選択がかなり難しくなります。また《魔封じの芳香》によりセットした魔法カードは次の自分ターンまで発動できないので、自分の展開を邪魔されにくくなると共に《熱き》によるバック破壊も通りやすくなります。
また《御巫舞踊-迷わし鳥》は、御巫モンスターが攻撃を行ったダメステ終了時に場のカードを手札に戻せるので、《魔封じの芳香》を戻せばメイン2にはなりますが自分は魔法カードを手打ちすることも可能となります。
以上の問題点が全て解消したので、残りの枠はそれぞれのカードと相性の良いカードやテーマを詰めて一組のデッキとしました。
デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1678540274811-55OpYD5mVP.jpg?width=1200)
デッキ内で採用されているカードについて、少しだけ解説していきます。
ドラグマ関連
ドラグマ達もEXデッキに対するメタ効果を持っているのでコンセプトにピッタリなテーマであることや、継戦に必要な《オオヒメの御巫》にいち早く触るための手段として採用しました。
《凶導の聖告》などから《凶導の白聖骸》《凶導の福音》をサーチすることで、EXデッキから《虹光の宣告者》を墓地へ落としながら《凶導の白聖骸》を儀式召喚ができます。これにより《虹光の宣告者》の効果でデッキに眠る《オオヒメの御巫》に触る事ができます。
また、《凶導の白聖骸》と《烙印の命数》は御巫との相性が良いのも採用理由のひとつです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678542656334-fg06cbIpxL.jpg?width=1200)
《凶導の白聖骸》の“モンスター2体を対象にとり、片方の攻撃力分もう片方の攻撃力を上げる”効果で相手モンスターの攻撃力をわざと上げて、御巫の反射ダメージを大きくすることが狙えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1678542676387-TtK0BBy0JN.jpg?width=1200)
《烙印の命数》は“魔法カードの効果で儀式モンスターをSSしたら自分or相手のEXデッキから1枚墓地へ送る”効果があり、《オオヒメの御巫》は《伝承の大御巫》から簡単にSSできるので、《烙印の命数》の効果発動が容易になります。
Em トラピーズ・マジシャン
![](https://assets.st-note.com/img/1678542568599-Rk1eT610jR.jpg?width=1200)
このデッキで唯一狙って出したいEXモンスターです。エクシーズ素材はドラグマの聖女たちが該当しており、比較的狙って出しやすいです。
このデッキでは②効果を重視しており、自分の御巫モンスターに2回攻撃を付与すれば与えるダメージが大きくなり、ゲームエンドに持っていける可能性が大きくなります。追加で付与される自壊効果も御巫装備魔法で効果破壊耐性を得られているので、あまり気にせず打てるのも良いですね。
また、わざと相手モンスターに2回攻撃を付与することで、《磁力の指輪》を装備している御巫に複数回殴ってもらうということも狙えます。
以上が今回のデッキ紹介となります!
最後に
今回のデッキ紹介はいかがでしたか?
明確な初動もなければ、コンボを決めるための決まった動きもないデッキの為、かなり書き方が難しい記事となりました。
しかし、明確な初動や決まった動きがない分、臨機応変に対応できるデッキとなっていますので、僕の中では1番の自信作です!
デッキ名は「舞女裁槃」です。
中世ヨーロッパのキリスト教信者によって行われた異端排除のための宗教裁判(私刑)である「魔女裁判」をもじったものです。
“槃”という字には楽しむという意味があり、聖女や巫女といった神の使いが舞い踊りながら、EXモンスターという“異端者”を楽しみながら裁いている様子が「魔女裁判」に似ていると思い命名しました。
さて、今回も最後までお付き合いくださりありがとうございます。
あまり細かい解説は記載しておりませんので、感想やご質問、ご意見などはTwitterにていつでも承っております。DMでもリプでも構いませんので、是非ご覧いただけた皆さんのお声を聞かせてください!
過去の記事で紹介したデッキも含めて、ニューロンにて最新版を掲載しておりますので、よろしければそちらもフォローやいいねをいただけると励みになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1678545131496-plla5gnZyh.jpg?width=1200)
次回も面白いデッキを紹介できるよう精進しますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは。。。