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泣き虫は「ストレス逃がしの達人」涙を流すことで得られる精神的効果

涙は弱さの象徴とされ、泣くことを恥じる人も少なくありませんね。

感動や嬉しいときに流す涙はいいけど
ストレスで流す涙には少し抵抗がある… という方もいるかと思います。

しかし実は「涙を流す」ということは自己防衛行動のひとつであり、非常に大切なことです。

涙は生理的な効果に加え、強力な心理的な効果がありますので、泣くことで問題解決が早まることもあります。

逆に、涙を無理に抑え感情を消し去ろうとすると、体に毒です。
感情の調節システムにダメージを与えますので苦痛が長引く可能性があります。

なので、泣きたい気分のときは我慢なんかせず
思いっきり泣いたらいいのです。

気の済むまでわんわん泣いた方が、自分のためになります。

ということで今日は
「涙を流すことで得られる精神的効果」について具体的にお話します。
興味のある方はぜひ最後までどうぞ。

1500文字くらいでまとめます。


エンドルフィンが分泌され気持ちがスッキリする

エンドルフィンはモルヒネの数倍、鎮痛効果があると言われている脳内ホルモンです。

人間は涙を流すと、このエンドルフィンが分泌される体の作りになっています。その理由は言うまでもありませんが、痛みを和らげたり、快感を誘発するためです。エンドルフィンを出すために、涙を流すと言ってもいいでしょう。

つらい→苦痛だ→エンドルフィンを出して苦痛を和らげる

自然とこの流れになります。
泣いた後は、なんだかスッキリとした気持ちになりますよね。

怪我をしてしまって、その痛みから涙が出ることもありますが、これも同じです。エンドルフィンの鎮痛作用を利用するためです。

「涙=苦しみを軽減させる」という体の仕組みは、全人類共通です。

ちなみに玉ねぎを切ったときなどに出る、角膜保護の涙には鎮痛効果はありませんよ!笑

あくまで「肉体的・精神的苦痛による涙」限定の話です。


オキシトシンが分泌されストレスレベルを下げる

体内のコルチゾール濃度が高くなると、高血圧やイライラ、うつなど、身体的・精神的な不調に繋がります。

このコルチゾール濃度を下げる効果としても、涙は大活躍してくれます。

涙を流すと体内でオキシトシンが分泌され、筋肉が弛緩し、心拍数が低下し、腱や靭帯が柔軟になるということは数々の研究で証明されています。

※オキシトシン… 不安や恐怖を和らげる効果があります

このオキシトシンは幸せホルモンとも言われていて、セックス中にもバンバンでているやつです。ストレス解消効果が非常に高いです。

オキシトシンが分泌されると気持ちが落ち着きますので
「オキシトシンを出した後に悩み事について考える」というのも非常にいい方法だと思います。

ストレスレベルが下がった状態で物事を考えた方が、冷静で論理的な思考になりますよね。



まとめ

泣くことは、感情を表現するための自然行動であり、健康法でもあります。精神的なメリットに加えて、負荷レベルをよりよく理解し困難な状況を対処するのにも役立ちます。

「あ、こんなに大泣きするってことは・・・」
「泣きだしたら止まらない、これは相当きてるな」
「ほんの少し泣いただけでケロッとした気分」
「泣きたいのに涙がでてこない」

など、自分や他者の涙を観察し、深く思考すると解決法が見えることもあります。

なので涙を流すことを怖がらないでくださいね。
「つらい、という感情を逃がしてあげる」という意味でも、涙は有効です。

私の例で恐縮ですが、むかし中絶手術をしたあと精神的に参ってしまい鬱っぽくなった時期がありました。一ヶ月間くらい、ほぼ毎晩泣いていたのですが、だんだんと涙がでてこなくなり徐々に元気を取り戻していきました。

これがもし涙をガマンして、精神的負荷を逃がさないようにしていたら、もっと長引いていたでしょう。自分をとことん責めて病んでいたでしょうね。

参考になったか分かりませんが、まぁこんな例もあるよって話です。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
また近々更新します。ではでは!!

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